トイレットペーパーの芯&プラスチックの廃材を使って、プロジェクターを作って遊びましょう!
スマートフォンのライト機能や懐中電灯で、芯の中へ光を通すと、プラスチックカードに書いた絵や文字が映ります。お子さまの年齢に合わせて、漢字や英語の学習に利用するのもおすすめです。
必要な材料は家にある廃材(リサイクル素材)とペン、ハサミ、ライトだけ。材料を買う必要がないので、お財布にも優しい工作です。作り方はとってもシンプルで、思い立ったらすぐ作れるのが嬉しいですね♪
段ボールで廃材工作♪ ヘアメイクごっこでビューティーサロン遊び
壁に映る『非日常感』が好奇心をくすぐります
今回の工作では、ただ1枚の絵を映すだけではなく、絵や文字の『重なり』による変化も楽しめます。アイデア次第で、いろいろなバリエーションが作れるので、お子さまと一緒にアイデアを出し合って、たくさんの種類を作ってみてくださいね!
それでは、作り方を解説します。
【廃材工作】プロジェクターの材料
材料
・透明プラスチック製の箱やフタ、包装などなんでもOK
・トイレットペーパーの芯(1本~)
・ハサミ
・カッター
・ペン(油性ペンやプラスチックに書けるペン)
トイレットペーパーの芯をカット
手元に気をつけながら、カッターで芯に切り込みを入れます。切り込みは、だいたい上から半分くらいまでの深さでストップ!絵や文字を重ねて映したい場合は、切りこみを横並びに数か所入れます。(写真の左下参照)
透明プラスチックでスロット用カード作成
下書き
透明プラスチックの廃材を用意します。お惣菜のフタ部分や包装の一部など、なんでもOKです!
まず、トイレットペーパーの芯を透明プラスチックの上に置いて、油性ペンでカーブ部分を下書きします。カーブが描けたら、そのまま真っすぐ線を伸ばして、上の写真(右上)のような形に下書きします。
油性ペンの線の消し方
下書きの線にそって、ハサミで透明プラスチックを切ります。切った後に、下書きの線が気になる場合は、除菌ハンドジェルやアルコール等をティッシュに少量つけて拭くと、油性ペンの下書きは簡単に消すことができます。(文字や絵を書くときに失敗してしまった場合も、この方法で消せます。)
カードを何枚か作ってみよう
最初に1枚切ったプラスチックカードを、残りの透明プラスチック廃材に重ねて同じ形にカット。これを繰り返して、プラスチックカードをさらに数枚作ってみましょう。
スロット用カードに文字を書いてみる
漢字学習に利用
漢字をパーツに分けて書いてみます。たとえば、「さんずいと右の部分」「くさかんむりと下の部分」を書いてみます。今回は「海」「泳」と、「茶」「花」「草」「薬」などの漢字カードを部首と残りの部分に分けて作ってみました。
トイレットペーパーの芯に入れた切り込みに、それぞれ部首と残りの部分を1枚ずつ入れて漢字を作ります。プラスチックカードを入れ替えて、他の漢字も組み合わせて作ってみましょう。
部首は同じでも、その残りの部分が変わると「漢字が変化していく」ことを、プロジェクターを使って楽しみながら学習することができそうです。漢字クイズとして遊ぶと、ただ教科書で学習するより子どもの興味をそそります。漢字の成り立ちなどの説明にも役立ちますよ。
色を塗る&絵を描いてみる
色の重なりや、色が与えるイメージに気づく
今度は、色を塗ったり絵を描いたプラスチックカードを作ってみましょう。色の重なり(混色)の発見として、青と黄色で緑になる、青と赤で紫になるというようなアート感覚を学ぶことができます。他にも、下の写真のようにそれぞれの色のイメージ(心理的効果)を利用して、子どもが客観的に「感情」について学ぶカードを作るのも良いでしょう。一緒に英語の単語も書き込むと、英語の学習にも利用できますね。
ストーリーの変化を楽しむ
二つの絵が重なることで、絵のストーリーに変化がでるので、小さいお子さまも喜びます。たとえばベースとなる雲の絵を1枚、虹や雨の絵をもう1枚のプラスチックカードに描き、それぞれのカードを別々に切り込みに入れます。「雲さんだね」「あ、雨が降ってきたね。」「虹が出たね。」など、カードの出し入れで絵やストーリーの変化を見比べます。
カードに書く絵は、どんなものでも構いません。天気だけでなく、食べ物、動物、じゃんけんの手、さまざまなデザインを描いてみてくださいね。絵を描く以外にも、シールを貼るのもいいですよ。シールが影絵のようになり、「何の絵かな?」とコミュニケーション遊びができます。
プロジェクターの可能性は無限大
どんな絵柄や文字を書くか、お子さまとアイデアを出し合いながら、和気あいあいな雰囲気でたくさん作ってみてくださいね。
遊んでいるうちに、スマートフォンや懐中電灯のライトをプロジェクターに当てる位置や距離によって、映り方がかわることにも気づくでしょう。ハッキリ図柄が映りやすい位置があったり、逆にぼやけてしまったり。他にも、図柄が大きくなったり小さくなったりする距離など工夫して遊びながら、同時に理科の実験にもなりますよ!
天気が良い日(太陽の光が強いとき)には、太陽の光で遊ぶことも可能です。
夜間だけでなく、カーテンを閉めれば日中遊ぶこともできるプロジェクター遊び。晴れの日には太陽の下でトライしてみたり、雨の日には懐中電灯で投影して遊べるので、場所も時間も選びません。
材料は、廃材だけという気軽さも嬉しいですね!空き時間に作ってみてくださいね。