2021年02月05日 公開

海外のプログラミング教育事情を知りたい|日本との違いは?

日本では2020年、小学生から必修となったプログラミング教育。メディアで取り沙汰されているものの、その実情までは、なかなか情報が入ってこないように思います。なかでも、日本が世界的にみてどんな位置づけになるのかは、パパママが気になる部分かもしれません。
今回は、プログラミング先進国とも言われるイギリスへの留学経験をもつ私が、海外のプログラミング教育事情についてお伝えします。

           
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海外のプログラミング教育

日本では2020年、小学生から必修となったプログラミング教育。メディアで取り沙汰されているものの、その実情までは、なかなか情報が入ってこないように思います。なかでも、日本が世界的にみてどんな位置づけになるのかは、パパママが気になる部分かもしれません。

今回は、プログラミング先進国とも言われるイギリスへの留学経験をもつ私が、海外のプログラミング教育事情についてお伝えします。

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なぜ世界でプログラミング教育が重要視されている?

世界でプログラミング教育が導入されているのは、テクノロジー社会に活躍する人材を育てるためです。なんと、AIの進化によって、いまある仕事の約半数は将来なくなると言われています…!その時代に求められるのは、言われた仕事をただこなすだけではなく、自ら考えて能動的に動けるような人。

そのために重要視されているのが、発想力や、ものごとを論理的に考える力です。この力は、「プログラミング的思考」と呼ばれています。子どものプログラミング的思考を高めるために、世界では、さまざまな取り組みが行われています。

海外にはプログラミング教育がもっと進んでいる国がある

その取り組みを早期から行っているのは、「ICT教育先進国」と呼ばれる国々です。ICTとは、インターネット検索やSNS・チャットのような、コンピュータをつかった情報通信技術のこと。この教育が進んでいるイギリスやデンマーク・エストニア・オーストラリアは、ICT教育先進国と呼ばれています。

これらの国にプログラミング教育が導入されたのは、2012年~2016年。教材のデジタル化が進んでいるため、プログラミングを学ぶ環境も整っています。日本は、2018年にやっとICT教育が本格化され、2020年にプログラミング教育が始まったばかりです。ICT教育先進国に比べると、やや遅れている…といえます。

日本のプログラミング教育

開始年2020年
教材国から指定された教材はない。

学校によって異なる

年齢6歳~
必修 or 選択必修

海外のプログラミング教育事情【ICT教育先進国編】

では、海外ではどんなプログラミング教育が行われているのでしょうか?文部科学省の調査をもとに、まとめてみました。

出典:文部科学省-諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究

イギリス

開始年2014年
教材国から指定された教材はない。
出版社から発売されている教材パッケージや、
オンライン教材を使用している
年齢5歳~
必修 or 選択必修

イギリスは、教育のデジタル化が進んでいる国です。1999年にはじまったICT教育が、2014年から、プログラミング教育を含む「コンピューティング」に変わりました。「コンピューティング」は、コンピュータサイエンス・情報技術・デジタルリテラシーの3つからなる教科で、5歳(小学生)から必修となっています。

イギリスの子どもたちは、コンピューティングを週に1~2時間のペースで学んでいます。日本の場合は、各教科のなかにプログラミング要素を取り入れるかたちなので、週の学習時間は決まっていません

エストニア

開始年2012年
教材国から指定された教材はない。
各団体による無償の教材などを使用している
年齢7歳~
必修 or 選択選択

北欧にあるエストニアは、東京の10分の1ほどしかない小さな国ですが、IT分野がさかんです。たとえば、オンラインコミュニケーションツールの「Skype」は、エストニア発です。プログラミング教育は、日本より8年も早く導入されています。

小中学生のうちは、ロボットやゲームプログラムで興味を深め、16歳以降は「Java」のようなプログラミング言語を学びます。ただ、あくまでも選択制なので、日本のようにすべての子どもが学んでいるわけではありません。

デンマーク

開始年2010年ごろ
年齢8歳ごろ
必修 or 選択 必修

あまり知られていないかもしれませんが、デンマークは「世界電子政府ランキング」で1位になるほど、社会のデジタル化が進んでいる国です。例としては、政府からの連絡を、15歳からEメールで受け取ることが義務づけられています。

文部科学省の調査にデンマークは含まれていませんでしたが、プログラミングに特化した授業というよりも、デジタル化に慣れ親しむための学習が中心のようです。

オーストラリア

開始年2016年
年齢6歳~
必修 or 選択 必修
リゾート地としても人気がある南の国・オーストラリアも、ICT教育先進国のひとつです。オーストラリアには「デジタルテクノロジー」という科目があり、そのなかでプログラミングを学んでいます。低学年でコンピュータの基礎を、中学年以降にプログラミング言語を勉強します。

海外のプログラミング教育事情【身近な国編】

アメリカ

開始年導入されていない  ※州による
教材国から指定された教材はない。
市販の教材やネット上の資料、先生自作の資料などさまざま。
年齢 6歳~
必修 or 選択選択

意外なようですが、先進国のアメリカでは、プログラミング教育が必修化されていません。

6歳から選択制となっているのが、「コンピュータサイエンス」という科目です。コンピュータサイエンスは、プログラミングを学ぶうえでの基礎となるもの。ICT教育先進国のイギリスの子どもたちも、5歳からコンピュータサイエンスを学んでいます。

中国(上海)

開始年2001年
教材小中高それぞれで、指定の教科書がある。
年齢6歳~
必修 or 選択必修
中国では、2001年に「情報科学技術」という教科が必修化されていますが、そのなかにプログラミング教育は含まれていません。コンピュータを使った情報収集や処理、発信を学ぶことに重きを置いているようです。

海外と日本の違いはプログラミングの「学び方」

海外のプログラミング教育

海外のプログラミング教育事情からわかるのは、日本だけが遅れているわけではない、ということです。「ICT教育先進国」のように一歩進んだ国々がある一方、アメリカや中国のように、まだ必修化されていない国もあります。

「コンピューティング」や「コンピュータサイエンス」といった大きなくくりの中でプログラミングを学んでいる国や、ICT教育を中心としている国など、学び方もさまざまです。ただ、日本を含むどの国も目指しているのは子どものプログラミング的思考を高めること。パパママがこれを理解していれば、家庭でわが子をサポートしてあげることもできそうです。

おうちでプログラミング教育を取り入れるのもおすすめ!

プログラミング的思考を高めるものは、「ころがスイッチドラえもん」のような組み立て系のおもちゃから、ボードゲームやカードゲームまでいろいろ。コロナ禍で、おうちでレッスンが受けられるプログラミング教室も増えています。

わが家には4歳と2歳の息子がいるのですが、気づけば、上の子はあと2年で小学生。肩の力を抜きつつ、親子で楽しみながら、子どもの発想力を高めてあげたいなと感じています。

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WRITER

由希奈 由希奈 札幌市在住のフリーライター。4歳と2歳の男の子を育てています。子どもの教育や働くママについてのインタビュー記事やコラムを発信中。大学時代にイギリスへ留学経験あり。海外の教育事情に興味があります。