母子分離に苦労した次男の体験から、原因と対策についてご紹介します。後追いはママに対する愛情の証ですが、家事がはかどらずイライラすることも。スムーズな母子分離のコツや、小さいころから心がけておくことを知って、早速今日からはじめてみませんか?
ママを悩ます母子分離不安とは?
個人差はありますが、一般に1歳前からはじまるケースが多く、2歳を目安になくなるといわれています。月齢や年齢が低いときは、ママが一時的にいなくなっても戻ってくるとは認識できませんが、成長とともに理解できるようになるためです。
子どもにとって、ママが最も安心できる存在あり、愛情の証ともいえますが、少しの時間も離れることができないのは、ママにとって負担なことも。とはいえ、ずっとそばから離れないようにすると、子どもの発達を妨げる可能性もあります。
母子分離に苦労した次男……その原因と対策!
筆者の実家へ帰ったときも、筆者がトイレに行くだけでもすぐに気づいてしまい、泣いて探していることもありました。
次男が生まれたときに、長男は幼稚園の年少で、昼間は買い物ぐらいしか出かけず、午後は長男の外遊びに付き合う毎日でした。そのため、次男は家で筆者と2人で過ごしたり、買い物や外遊びでは抱っこやベビーカー。筆者とベッタリと過ごすことがほとんどだったため、母子分離に苦労したのは当然だったのかもしれません。
1歳前後がピークで、1歳半ころからベビースイミングに通ったり、午前中に児童館へ行ったりと、他の人と触れ合う機会をたくさん持ちました。次男は次第に落ち着きはじめ、2歳半過ぎには筆者と離れてプールに入ることができ、幼稚園のプレスクールでも離れて過ごすことができました。
母子分離の練習方法、対処法とは?
やさしく声かけをする
筆者は次男に気づかれないように離れていましたが、それは逆効果で余計に不安を与えていたように感じます。言葉の意味がわからなくても、繰り返して声かけすることが大切です。
泣いても怒らない
怒るよりも「ママはここにいるから大丈夫よ」と、根気よく声かけをしましょう。ときには家事をさぼって、ゆったりとした気持ちで過ごすのも一手段。筆者は、次男が寝ている間に最低限の家事を済ませ、土日にご飯の作り置きをして乗り切っていたこともあります。
集中できるものを見つける
いつも集中してくれるわけではなかったため、DVDや録画したビデオを見せていたこともあります。子どもに1人で見させておくのに抵抗があるママもいるかもしれませんが、用事をしている短時間だけと割り切ってみてはいかがでしょうか。
慣れないところではそばにいる
母子分離をスムーズに行うために心がけておきたいこと
たっぷりの愛情を注ぐ
たくさんの人と触れ合う機会を作る
児童館や公民館などで行われる子育て広場や、サークル活動がたくさんあります。図書館や市区町村の子育て課などにチラシが置いてあることも。公民館などに直接電話して聞いてみてもいいですね。
習い事で離れる練習を
ママ自身の力だけでは難しい母子分離も、指導者など他の大人の助けをかりるとうまくいく場合があります。スイミング、体操、リトミックなど習い事など、母子分離の手段のひとつにしてみてください。
焦らずにあたたかく見守ろう
母子分離に苦労するのは、子どもにとってママが大好きな存在である証拠ですが、負担になることもあります。できる限りの練習や対策を講じてもうまくいかないことも。永遠に続くわけでないので、子どもの個性と受けとめ、焦らずに少しずつ不安を取り除いてあげませんか?