2018年05月11日 公開

母子分離の練習体験談!スムーズにすすめるコツ&心がけとは?

母子分離に苦労した次男の体験から、原因と対策についてご紹介します。後追いはママに対する愛情の証ですが、家事がはかどらずイライラすることも。スムーズな母子分離のコツや、小さいころから心がけておくことを知って、早速今日からはじめてみませんか?

母子分離に苦労した次男の体験から、原因と対策についてご紹介します。後追いはママに対する愛情の証ですが、家事がはかどらずイライラすることも。スムーズな母子分離のコツや、小さいころから心がけておくことを知って、早速今日からはじめてみませんか?

ママを悩ます母子分離不安とは?

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Dilyara Salimzyanova / Shutterstock.com
赤ちゃんや子どもは、ママがそばから離れると不安を感じて泣いたり、後追いしたりします。これを「母子分離不安」といい、子どもが成長するための必要な過程です。

個人差はありますが、一般に1歳前からはじまるケースが多く、2歳を目安になくなるといわれています。月齢や年齢が低いときは、ママが一時的にいなくなっても戻ってくるとは認識できませんが、成長とともに理解できるようになるためです。

子どもにとって、ママが最も安心できる存在あり、愛情の証ともいえますが、少しの時間も離れることができないのは、ママにとって負担なことも。とはいえ、ずっとそばから離れないようにすると、子どもの発達を妨げる可能性もあります。

母子分離に苦労した次男……その原因と対策!

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Stuart Jenner / Shutterstock.com
後追いもなく母子分離がスムーズだった長男に比べ、次男は筆者がそばから離れることができないほど。「ママがいないとダメなのね」とうれしい反面、家事がはかどらず、休日はパパに任せることもできず困ることも多かったです。

筆者の実家へ帰ったときも、筆者がトイレに行くだけでもすぐに気づいてしまい、泣いて探していることもありました。

次男が生まれたときに、長男は幼稚園の年少で、昼間は買い物ぐらいしか出かけず、午後は長男の外遊びに付き合う毎日でした。そのため、次男は家で筆者と2人で過ごしたり、買い物や外遊びでは抱っこやベビーカー。筆者とベッタリと過ごすことがほとんどだったため、母子分離に苦労したのは当然だったのかもしれません。

1歳前後がピークで、1歳半ころからベビースイミングに通ったり、午前中に児童館へ行ったりと、他の人と触れ合う機会をたくさん持ちました。次男は次第に落ち着きはじめ、2歳半過ぎには筆者と離れてプールに入ることができ、幼稚園のプレスクールでも離れて過ごすことができました。

母子分離の練習方法、対処法とは?

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Antonio Guillem / Shutterstock.com

やさしく声かけをする

「トイレに行ってくるね」「洗濯物を取り込んでくるね」など、子どもの目を見てやさしい口調で声かけをしましょう。最初は特に、戻ってくることを認識させるために、短時間で用事を済ませることを心がけて。待っていられた子どもをたくさんほめてあげるのを忘れないでくださいね。

筆者は次男に気づかれないように離れていましたが、それは逆効果で余計に不安を与えていたように感じます。言葉の意味がわからなくても、繰り返して声かけすることが大切です。

泣いても怒らない

子どもが泣いてばかりで、家事がはかどらない毎日を過ごしていると、ママはイライラしがち。つい「どうして泣くの!」と言ってしまいそうになりますが、これも逆効果です。ママが怒ったりイライラする気持ちが子どもに伝わり、余計不安な気持ちにさせてしまいます。

怒るよりも「ママはここにいるから大丈夫よ」と、根気よく声かけをしましょう。ときには家事をさぼって、ゆったりとした気持ちで過ごすのも一手段。筆者は、次男が寝ている間に最低限の家事を済ませ、土日にご飯の作り置きをして乗り切っていたこともあります。

集中できるものを見つける

お気に入りのおもちゃや仕掛け絵本など、しばらく集中して遊ぶことができるものを見つけると、時間に余裕ができます。次男はプラレール、ミニカー、ブロックなどがお気に入りでした。

いつも集中してくれるわけではなかったため、DVDや録画したビデオを見せていたこともあります。子どもに1人で見させておくのに抵抗があるママもいるかもしれませんが、用事をしている短時間だけと割り切ってみてはいかがでしょうか。

慣れないところではそばにいる

自宅で母子分離ができるようになっても、慣れないところでは不安になりがち。はじめていく場所では、子どものそばにいて一緒に過ごし、不安を取り除いてあげましょう。

母子分離をスムーズに行うために心がけておきたいこと

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Evgeny Atamanenko / Shutterstock.com

たっぷりの愛情を注ぐ

不安で泣いているときだけでなく、日ごろからたっぷり愛情を注ぎ、ママに愛されている安心感を与えましょう。その土台がないと子どもは不安になり、かまってほしくてさらに泣き出し、ママへの執着がさらに強まる可能性もあります。

たくさんの人と触れ合う機会を作る

ママ以外の大人や、ほかの子どもが遊んでいる様子をみると、刺激を受けるだけでなく、人にも慣れてきます。次から次へと新しい世界を見せ続ける方が、対応力がつくはずです。

児童館や公民館などで行われる子育て広場や、サークル活動がたくさんあります。図書館や市区町村の子育て課などにチラシが置いてあることも。公民館などに直接電話して聞いてみてもいいですね。

習い事で離れる練習を

次男が習っていたベビースイミングでは、2歳半から親と離れてプールに入ります。次男も含め、最初は泣いている子どもがほとんどですが、コーチが泣きわめく子どもを抱えてプールに連れていくことも。子どもは、回を重ねるごとに次第に慣れてきます。

ママ自身の力だけでは難しい母子分離も、指導者など他の大人の助けをかりるとうまくいく場合があります。スイミング、体操、リトミックなど習い事など、母子分離の手段のひとつにしてみてください。

焦らずにあたたかく見守ろう

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goodmoments / Shutterstock.com
小さいころから新しい場所へ出かけ、たくさんの大人や子どもに会う機会が多かった長男は、母子分離がスムーズでさみしい気持ちもありました。それゆえ次男を愛おしいと思ったことも事実です。

母子分離に苦労するのは、子どもにとってママが大好きな存在である証拠ですが、負担になることもあります。できる限りの練習や対策を講じてもうまくいかないことも。永遠に続くわけでないので、子どもの個性と受けとめ、焦らずに少しずつ不安を取り除いてあげませんか?

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この記事のライター