2018年12月24日 公開

離乳食後期におすすめの食材・レシピは?食事作りのコツ

生後9カ月ころになると、離乳食もいよいよ後期。1日3回食もスタートし、毎日のメニューに悩むパパママも多いのではないでしょうか。筆者も、マンネリ化しがちな献立に苦労した経験があります。後期の離乳食をスムーズに楽しく進めるためのコツをご紹介します。

生後9カ月ころになると、離乳食もいよいよ後期。1日3回食もスタートし、毎日のメニューに悩むパパママも多いのではないでしょうか。筆者も、マンネリ化しがちな献立に苦労した経験があります。後期の離乳食をスムーズに楽しく進めるためのコツをご紹介します。

離乳食後期の進め方

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生後9~11カ月になると、離乳食後期がスタートします。食事も3回食になり、離乳食が栄養のメインに。母乳(ミルク)は基本的には、赤ちゃんが欲しがるだけあげても大丈夫ですが、食事量が増えた分、飲む量や回数も少なくなってくる赤ちゃんも多いです。

食べられる固さの目安

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この時期は「カミカミ期」ともいわれ、かみ方も上手になってきます。バナナくらいの固さのものを生えてきた前歯で噛み切ったり、歯茎でつぶしたりできるようになります。一口量を覚えるためにも、手づかみメニューも献立に取り入れましょう。

とはいえ、すべて固めのメニューにしてしまうと、赤ちゃんも食べるのに疲れてしまいます。献立のひとつにポタージュ状の物を取り入れたり、モグモグ期のメニューも取り入れたりして、さまざまな食感を楽しめるようにしてあげると、赤ちゃんも食べやすいです。

また、食べられる食材のバリエーションも増えるので、大人の料理を薄味・柔らかめにして取り入れられるようになります。1日3回も離乳食を作るのは大変!と思うパパママもいらっしゃるかもしれませんが、上手に手抜きしながら赤ちゃんとの食事を楽しんでくださいね。

食べる分量はどのくらい?

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離乳食後期の1回の食事量は、主食とおかずを合わせて、子ども茶わん1杯ぐらいです。

ただ、これはあくまで目安程度。赤ちゃんの成長は個人差は大きいので、これよりたくさん食べても、食べなくても心配しなくて大丈夫です。赤ちゃんの様子を見ながら進めていってくださいね。

離乳食後期にお米をあげても大丈夫?

お米は、比較的アレルギーが出にくい食材と言われており、離乳食後期、おかゆは、5倍がゆ~軟飯程度の硬さのものが食べられるようになります。

5倍がゆとは、米1に対して、水5の割合で炊いたおかゆのこと。5倍がゆが食べられるようなったら、軟飯に移行しましょう。1回で食べる量は、5倍がゆなら90g、軟飯なら80g程度です。

離乳食後期の進め方のコツ

離乳食後期の食べさせ方のコツを5つ紹介します。

鉄分豊富な食べ物を取り入れて

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9カ月以降になると、母乳に含まれる鉄分量が少なくなります。そのため、母乳大好きの赤ちゃんには、鉄欠乏性貧血の症状が見られることも。積極的に、鉄分豊富な食材を取り入れましょう。

具体的には、大豆、卵、緑黄色野菜、赤身の魚、レバー、ひじきなどがおすすめです。

好き嫌いが出てきたら、食感で工夫して

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赤ちゃんによっては、「これ好き!」「これ嫌い!」と好みが激しくなっているかもしれません。この時期の好き嫌いは、味というよりも、食べづらさによる好みがほとんど。

筆者が離乳食アドバイザーの人に相談したところ、「赤ちゃんは、噛み切りにくいものや、パサパサしたものが苦手。じゃがいもと和えたり、とろみ付けするといいですよ」とアドバイスをもらいました。

「食べないな…」という食材があったら、食感を工夫してみるといいかもしれません。

食べる意欲を育てる「手づかみ食べ」を取り入れて

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この時期は、食べ物に興味を持ってぐちゃぐちゃ触る「遊び食べ」が盛んになります。これは、赤ちゃんが「どうやったら自分で食べられるのか」を研究しているサイン。

ゆで野菜やパンなど、自分で持ちやすいサイズの手づかみ食べメニューを取り入れると、食べる意欲が育まれます。汚れるからとやめさせるのではなくて、ある程度好きにさせてあげましょう。

床に新聞紙やビニールシートを引くようにしたり、テーブルにラップを敷くようにすると、片付けの負担が減りますよ。

冷凍(フリージング)も活用すると便利

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毎日の離乳食作りを簡単にするために、フリージングできるメニューは多めに作って冷凍しておきましょう。

例えば、複数の野菜を柔らかく煮たら、5mm角ぐらいにカット。製氷皿などを使って、カット野菜をフリージングすると、何にでも使える野菜ミックスができます。雑炊の具にしたり、うどんにトッピングしたり、スープにしたりとアレンジは無限大です。

また、おやきやホットケーキも冷凍ストックしておけば、忙しい朝のメニューやおやつに大活躍しますよ。

大人ごはんから取り分けるとラク!

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食事が1日3回になると、家族と食べるタイミングも近くなります。食べられる食材も増えるので、大人のごはんから少量取り分けて離乳食を用意すれば、準備がラクになります。

煮物や和え物の味付けをする前に取り分けたり、味噌汁の具材だけを取り出したり、手間を上手に減らしていきましょう。大好きなパパママと同じものを食べることで、赤ちゃんにとっても食事の楽しみが倍増するのではないでしょうか。

大変な時はベビーフードを活用しよう

鶏ささみと野菜のあんかけ/5パウチ |カインデスト/the kindest(旧Mi+ミタス)|最高の離乳食体験を (158597)

食べる回数が増える離乳食後期ですが、毎回手作りするのは大変な時もありますよね。離乳食は毎日のことなので、程よく手抜きをしながら無理なく進めたいです。そんな時は、ベビーフードを活用してみてください。

メニューのマンネリ化に悩んだ時も、ベビーフードでアレンジするのもおすすめです。でも、ベビーフードって安心して使えるの?とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

「the kindest(カインデスト)」の離乳食は、国産有機栽培の食材を使っていて、不要な調味料・保存料・添加物を最大限使用していない安心のベビーフードです。パウチ式なので、扱いやすく時短調理が可能ですよ。
野菜ピューレから一品ものまでメニューのバリエーションも豊富!そのままでもアレンジ用としても使えます。時期に合わせた離乳食セットの定期便コースもあるのでチェックしてみてくださいね。

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離乳食後期の進め方の注意点

離乳食後期になると、遊び食べをする赤ちゃんも…。パパママとしては、大変困った行動ですが、これも食べ物に興味をもった成長の証と捉えて、あまりイライラしないようにしましょう。

気になる場合は、遊び食べをしはじめたら、手の届かない場所に移す、散らかってもいいように、新聞紙を下に敷くなどの対策をしてみてくださいね。

離乳食終了の目安とは?

生後9~11カ月のカミカミ期のあと、いよいよ離乳食完了のパクパク期です。

厚生省によると、離乳の完了とは、形のある食べ物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が、母乳または育児用ミルク以外の食物から摂れるようになった状態を指すようです。また、その時期は12カ月から18カ月ごろとされています。

1日3回の食事リズムをつけて、生活を整えて、食べる楽しさの体験を増やしていくことを大切にしていきましょう。

離乳食後期のおすすめレシピ

最後に、簡単にできる離乳食後期のおすすめレシピを紹介します。

根菜のだし煮

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おだしで煮ただけのお野菜も、形に一工夫するだけで手づかみ食べのメニューに変身します!
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【材料】
・だし ※
・だいこん 10g
・にんじん 10g

※合わせだしでも、昆布だしでも、かつおだしでもお好みでどうぞ。昆布だしはお水に昆布を入れておくと簡単。かつおだしは、かつお節1パック(5g)に1カップの熱湯を注ぎ、5分ほど置いて茶こしでこすと簡単に作れます。

【作り方】
1:だいこん、にんじんを0.5~1cm幅に切り、型抜きをする
2:だしで柔らかくなるまで煮る

ベビーポテトサラダ

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栄養豊富だけど、献立に取り入れにくいお魚。じゃがいもと和えることで、食べやすさアップ!大人が食べてもおいしいです。たくさん作って冷凍するのもおすすめ!
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【材料】
・じゃがいも 1/4個(30gくらい)
・にんじん 2cm(10gくらい)
・ツナ水煮缶 大さじ1(15gくらい)

【作り方】
1:にんじんとじゃがいもをやわらかく茹でる
  ※茹で汁は、取っておいてください
2:にんじんとじゃがいもをざっと潰す
3:ツナを加えて和え、茹で汁で固さを調整する

レンコン入りつくね

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手づかみ食べにピッタリのメニューです。多めに作って冷凍しておくと、忙しい時でも楽ちんです。
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【材料】
・レンコン 15g(大さじ1)
・鶏ミンチ(鶏ひき肉) 15g(大さじ1)
・玉ねぎ 5g(小さじ1)
・にんじん 5g(小さじ1)
・砂糖・醤油 各0.5g

【作り方】
1:玉ねぎ・にんじんをみじん切りにする
2:レンコンをすりおろし、鶏ミンチ・野菜と混ぜる
3:一口大に丸める
4:オリーブオイルを引いたフライパンでしっかり焼く
5:調味料を混ぜてフライパンに流し、風味づけをする

玉ねぎ・にんじん以外に、季節のお野菜を混ぜてもおいしいです。

豆腐とひじきの卵とじ

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タンパク質たっぷり!鉄分も摂れる栄養豊富なメニューです。多めにできるので、パパママと分けて食べてくださいね。
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【材料】
・豆腐 20g
・卵 1/2個
・生ひじき 5g
・にんじん 5g
・ほうれん草 10g
・醤油 0.5g
・ごま油 少し
・だし 30cc程度

【作り方】
1:にんじん・ほうれん草をやわらかく茹でて細切りにする
2:豆腐、ひじき、にんじん、ほうれん草をだしで煮る
3:卵をといて加え、しっかり加熱する
4:醤油・ごま油を垂らして風味づけをする

無理せず、赤ちゃんのペースで離乳食を進めよう

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離乳食後期の一般的な進め方やおすすめレシピを紹介しましたが、子どもの成長は個人差が大きいので、この通りに進むことは少ないかもしれません。無理して食べる量を増やしたり、固さを変えたりするのではなく、赤ちゃんのペースで進めていきましょう。

パパママも、赤ちゃんと一緒に食事の時間を楽しんでくださいね!

校閲:管理栄養士、離乳食アドバイザー:八木沢秀美
※Instagramもやっておりますので、よろしければご覧ください
https://www.instagram.com/yagisawa_hidemi
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