小学校入学に向けて準備はしていますか?
年々早まるラン活などモノの準備のほかに気になるのが、小学校からはじまる勉強のこと。
来年入学となる娘がいる私の周りでも、文字をしっかり書けるようにしておいたほうがいいのか、どうせ学校でやるから今やらなくてもいいかも、など不安や疑問の声が聞かれます。
そんな時には、入学準備ドリルをやってみるのがおすすめ。
入学準備ドリルとはどんなものなのか、いつからやればいいのか、おすすめのドリルと共に紹介します。
わが家の年長の娘も実際にやってみたので、参考にしてみてください。
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入学準備ドリルとは?
入学準備ドリルの内容と始めどき、選び方を解説します。
入学準備ドリルの内容は?
入学準備ドリルとは、その名の通り小学校入学前の子ども用に作られたドリルです。
大きく分けると2種類のドリルがあります。一つは、こくご・さんすうなど基本的な学習のほかに、生活習慣や道徳的な内容まで幅広く載っているドリル。もう一つは、ひらがなや数など、ひとつの科目や学習内容に特化したドリル。
中には、楽しい付録がついていたり、保護者向けのページがあったりするものもあり、その内容やレベルはさまざまです。
いつから始める?
近年の習い事の低年齢化もあり、入学前の学習準備は年少・年中から始めるという家庭も多いようです。
入学準備ドリルも、かんたんなものであれば初めてひらがなや数字の学習をする子どもでも取り組めるような内容になっています。
いつ始めてもいいものではありますが、せっかくなら子ども自身も入学を意識するようになる時期がいいのではないでしょうか。
そういう意味では、ランドセルの話題が出てくる年中の終わり頃や年長になってからが適切かもしれません。夏に発売が開始されるドリルもあり、子どもの時間にゆとりが出る夏休みなどの長期休暇に取り組むのも良さそうです。
入学準備ドリルの選び方
先述した通り、入学準備ドリルにはさまざまな種類があります。
まずは、こくご・さんすう・せいかつなど基本的な内容を幅広く学べるものを一冊やってみるのはいかがでしょうか。
すでにひらがなや計算ができる子であれば、少しレベルを上げたものや一つの教科に特化したものをやってみてもいいですね。
子どもが取り組みやすいように、好きなキャラクターのものを選ぶのもひとつの手。
書店に行って子どもがやりたいと思えるものを一緒に選ぶのが間違いないと思います。
おすすめの入学準備ドリル5選
実際にどんな入学ドリルがあるのか、幅広く学べるものを中心に、おすすめの5冊を紹介します。
くもんのはじめてみましょう!小学校の入学準備ドリル
入学前に身につけておきたい、せいかつ習慣からこくご・さんすうの基本までひと通り学べるドリル。
鉛筆の持ち方からスタートするので、はじめてドリルをやる子でも無理なく取り組める内容です。そこからひらがなや数字の読み書き、たし算や時計の読み方まで進められます。
付録も充実していて、ひらがな・カタカナの練習表や時計のメッセージボードなど、オリジナルの教育グッズは子どもも喜びそう。保護者用の別冊付録もあり、入学に向けて何をしたらいいのか不安に思っている親の心の準備にも。
子どもの学習状況をチェックできる「くもんの入学準備チェック こくご/さんすう」もあります。次の1冊や、基本的な学習が済んでいる子の力試しにおすすめです。
Z会小学生わくわく入学準備
Z会の入学準備ドリルは、「基礎編」「差をつける編」「考える力編」の3種類あり、段階的に学ぶことができます。
こちらも鉛筆の持ち方からはじまり、こくご・さんすうの基礎を学ぶことができます。
Z会のドリルの特徴は、「経験学習」という科目があること。これはZ会の小学生コースに設けられているオリジナル教科で、子どもがからだを動かして作ったり試したりする学習です。例えば基礎編のドリルでは、「おうちのひとたいけん」としてお手伝いに挑戦するページがあります。
そのほか、音声をダウンロードしてネイティブの音声に親しむ「英語」も。
保護者向けの別冊解答解説があり、子どもへのアドバイスの仕方もわかるようになっているので助かります。
頭脳開発×学研教室 入学準備 この1冊で完成!
こくご・さんすう・せいかつの基本を学べる1冊。「学研教室」とのコラボで、たし算でつまずかない工夫がされています。
英語もウェブ・アプリと連動していて、ネイティブ発音を聞くことが可能。
7つもの特別教材が付いていて、1年生の漢字ポスターや定規セットのほか、プログラミングとおかねのお試しワークも含まれています。
こくご、さんすうに特化した入学準備ドリルのほか、“7さいまでに”身につけたい/楽しくおぼえるシリーズとして、かがくやとけいなどさまざまな種類のドリルが発売されています。
日本一楽しい入学準備ドリル うんこ入学準備ドリル
紹介するのも気が引けるようですが、いまや無視できないほどの人気となったシリーズの入学準備版。“全ページでうんこの使用に成功!”と表紙に記載のある通り、全ページに渡ってそれに絡めた問題です。
ふざけているようでいて中身はしっかり、こくご・さんすう・せいかつがバランスよく学べます。
シールや付録のうんこメガネシートを使う問題など、勉強が楽しくなるドリルと謳うだけあって、子どもを楽しませる工夫もたくさん。飽きずに取り組むことができそうです。
きらめき算数脳
最後に紹介するのは、難関中学校への高い進学率を誇る大手塾サピックスのドリル。入学準備〜小学1年生を対象とする算数に特化したドリルで、「ずけいち」「かず・りょう」の2種類あります。
このドリルは小学校の勉強の先取りというよりも、思考力を鍛える問題集です。少し難しく感じるかもしれませんが、キャラクターと一緒に謎解きをしていくゲーム感覚で進められます。
保護者向けの解答解説書も付いています。
無料/百均で手に入るワークもあり
大手出版社から発売されているドリルを紹介してきましたが、もっと手軽に試せるものもあります。無料でダウンロードできるワークや百均のドリルであれば、1冊買っても結局やってくれなかったなどという心配もありません。
知育教材プリントが無料でダウンロードできる「ちびむすドリル」のサイトでは、入学準備セットとしてやるべきプリントをまとめてくれているので便利です。
同じくプリントを無料ダウンロードできる「ぷりんときっず」でも、就学前の4・5歳の2年間で学ぶことを想定したカリキュラムを組んでくれています。
百均のドリルも対象年齢が書いてあるので目安にもなり、なんといってもコスパが良いので手が出しやすいですね。
ちびむすドリル 入学準備セット:https://happylilac.net/sk1802011202.html
ぷりんときっず 就学前幼児プリント:https://print-kids.net/print/youji.html
年長娘が入学準備ドリルに挑戦
わが家の6歳年長の娘が、実際に入学準備ドリルに挑戦してみました。
ドリルはこれまで本人がやりたいと言ったものを特に計画性もなく何度か買ったことがある程度で、やる日や量も本人任せ。
そういうスタイルだったので、入学準備ドリルは来年から始まる宿題、決めた期日までに決められた量をやることの練習になればとの目論見もあり、幼稚園の夏季休暇の間にやってみることにしました。
書店に足を運び、入学準備と銘打ってあるものから娘が選んだのは「くもんの入学準備チェックテスト さんすう」。
娘はひらがな・カナカナの読み書きができるため、こくごが含まれたものはどうやら簡単すぎると感じてしまったようで、私もまずは本人のやる気を優先してこちらを選びました。
娘と一緒に1日何枚やるか相談。買ったばかりで張り切っている娘は5枚と言いましたが、後ろのページになるほど問題のボリュームがあったので3枚にすることにしました。
1枚ずつ切り離せるようになっていたので、1日の分3枚を外して渡してあげます。その方が書き込みもしやすく、1日分をやったというわかりやすさや達成感も生まれやすいなと感じました。
最初のページのほうは易しい内容なのですぐ終わってしまい、娘も物足りない様子でしたが、もう少しやりたいなというところで終わるのが継続のポイントだそうです。こうした親向けのアドバイスや各ページのチェクポイント、出来具合に応じた次にやるべきドリルなども書いてあるので助かります。
全60ページ(30枚)だったので、すぐ終わってしまうかもと思いましたが、毎日続けて学習するという習慣のないわが子、中々予定通りには行きませんでした。
最初こそ続けてやっていたものの、外で過ごす時間が多かった日はパスしたり、途中帰省を挟んだりで、やらない日もちらほら。残り3枚だけという惜しいところでストップしてしまいました。
計画した通りにはいかなかったものの、それはそれで良かったかなと思っています。わが子の学習のレベル感はもちろんのこと、課題への取り組み方のタイプが垣間見れたことは収穫でした。
▼実際に取り組んだドリルはこちら
小学校入学に向け、入学準備ドリルに取り組んでみよう!
入学準備ドリルは、未就園児でも楽しく学習できるようさまざまな工夫がされています。
本格的にはじまる勉強への準備としてはもちろん、入学に向けて子どもだけでなく親の心の準備にも役立つものです。
普段ドリルをやっている子も、そうでない子も、入学前に取り組んでみてはいかがでしょうか。