子どもが小学生になると本格的な教育がはじまりますね。このみんなが同じ義務教育を受けはじめる前の6年間はとても大切な時期。今のうちから最善の方法でお子さまを育てたいと考える方も多いものです。今回はこの時期に読んでおきたいおすすめ書籍をご紹介します。
3~4歳までが最も重要!?未就学時期がなぜ大切か
つまり、この時期にどんなことを子どもに学ばせてあげるかが、その後の人生に大きく関わるのです。
そう考えるとやはり小学校に入る前のこの時期に、現在だけでなくずっと先を見越した育児をしていきたいですよね。
では、実際にどんな風に子どもを導いてあげればいいのかが示されている育児本をご紹介していきます。
大切なのは小学校の準備ではなくもっと基本的なこと
著者 :祖川泰治
出版社 :すばる舎
まず紹介する書籍は、「子どもは楽しみを原動力に成長する」をモットーに幼児教育に30年間携わってきた方が著者の本。
習い事などだけでなく義務教育前の未就学だからこそできる日々の家庭内での生活の仕方が書かれたものです。
とくに難しいことではなく、基本的な親子のコミュニケーション(会話)や昔ながらの遊びなどを通して多くを経験することが重要だということが分かりやすくまとめられています。
最初に読んでおきたい1冊です。
圧巻のブックリスト付き!重要なのは読み聞かせ
著者 :中島克治
出版社 :小学館
次は中学の国語教師が書く、読み聞かせの重要性を説いた1冊。
たくさん漢字や言葉を覚えることよりも、絵本の読み聞かせを通して築かれる親子の絆が表現力や自分で考える力を養うとしています。
また、レビューで非常に好評なのが巻末にあるおすすめブックリスト。
こちらは200冊以上の本がジャンルごと年代ごとに分けて紹介されていて、とても使いやすいようです。本をたくさん読む子になって欲しい……けど何をどう読ませていいのか分からないという方に特におすすめです!
痛快な言葉にドキっとさせられる1冊
著者 :立石美津子
出版社 :株式会社KADOKAWA
最後にご紹介するのは少し視点を変えた1冊。
〇〇しましょう!ではなく〇〇してはだめ!といった内容が比較的辛口にまとめられたものです。
20年以上保育に携わる著者の実体験から挙げられる具体的な例が分かりやすいと評判で、子どもの叱り方など参考になったという読者が多く見られます。
〇〇してはダメ!と言われるとネガティブな印象ですが、正解はないと言われる育児に関して自身の子育てに対するスタンスを見つめなおす良いきっかけをくれるかもしれません。
この時期に必要なのは勉強の準備ではない?
どれも小学校入学に備えて一足先に勉強をはじめるのではなく、本や遊び、コミュニケーションなどを通して表現力や理解力、親子の絆などを深めることが必要だと言います。
お子さまと具体的にどう向き合っていくのが良いのか、気になるものがあればぜひ読んでみることをおすすめします!