明日葉は3月が旬。生命力が強い野菜で、多くの栄養素が含まれています。ぜひ旬の時期に食卓に乗せたいものですが、明日葉にはセリ科独特の苦みがあるのが難点。明日葉の特徴、調理方法、苦みを減らす工夫などをご紹介します。
明日葉ってどんなお野菜?
「明日葉」の名前の由来は、摘んだ翌日にはすぐ新しい葉を採れること。その生命力の強さから、江戸時代にはガンの妙薬として用いられることもありました。
旬は3月ごろ、若芽がおいしい時期になります。
明日葉に含まれる栄養素
また、明日葉を切ったときに見られる黄色い汁には、ポリフェノールの一種である成分が含まれており、美容と健康にも効果があると考えられています。
明日葉は、青汁の原料として使われることも多く、その栄養素のバランスのよさから野菜の王様と言われることもあります。
明日葉をおいしくいただく調理法
【てんぷら】
水で溶いたてんぷら粉にさっとくぐらせます。油の温度は170度、加熱時間はさほど長くなくても大丈夫です。天つゆやお塩など、さっぱり味でいただくのがおすすめ。
【おひたし】
明日葉を熱湯にくぐらせて、葉の緑が鮮やかになったらできあがりです。冷たい水で冷やすと、シャキッとしておいしくなります。苦みが残るので、お子さまによっては苦手に感じることもあるでしょう。
【炒め物】
湯がいた明日葉をバターで炒めます。塩コショウと白ワイン、醤油を入れてできあがり。バターの代わりににんにくと豚肉を使ってもおいしいです。
明日葉の苦みを減らすためには
おひたしも、薄く切った玉ねぎとツナを加えて、マヨネーズであえるだけで子どもが好むサラダになります。
また、油との相性もよいので、てんぷらや野菜炒めにすると苦みが軽減されて食べやすくなるでしょう。野菜炒めを卵でとじると、タンパク質も加わって見た目も鮮やかに、おいしくいただけるようになります。
明日葉は料理の工夫が楽しいお野菜
明日葉は、3月から4月、5月あたりまでが旬。栄養たっぷりの明日葉を家族でおいしくいただくために、いろいろ工夫を凝らしてみましょう。お子さまに進んで食べてもらえるかどうかは、お料理するパパママの腕の見せどころです。すてきなレシピを作ってみてください。