お正月の風物詩である「羽根つき」の由来をご存じですか?実は、羽根つきには子どもや家族にいつまでも健康でいてほしいという願いが込められているんです。羽根つきのルールを覚えて、家族で盛り上がってみてはいかがでしょうか。
お正月にはどうして羽根つきをするの?
また、羽根の形が蚊の天敵のトンボに似ていることからも、無病息災につながるとされています。昔は、蚊が疫病を流行らせる原因と考えられていたためです。
お正月に羽根つきをしたり、羽子板を飾ったりすることには、その年1年、子どもが健やかに過ごせますようにという願いが込められているのです。
羽根つきの道具を揃えよう
罰ゲームに使う墨と筆も必要ですが、水性の筆ペンなどでも構わないでしょう。
また、羽子板には遊びに使うもののほか、魔除けとして飾るものもあります。押絵とよばれる技法で細工が施された羽子板がそれにあたります。繊細な絵柄が立体的に表現されているため、羽根つき遊びには使えません。
2人で遊ぶときのルール
(1)羽子板を持つ2人が向かい合います。1人がサーブの要領で、羽根を羽子板で打ちます。
(2)相手は飛んできた羽根を羽子板で打ち返します。
(3)羽根が落ちてしまうまで繰り返しましょう。羽根を地面に落としてしまったほうが負けです。
勝った人は、負けた人の顔に墨を塗ります。シンプルですが盛り上がるので、ぜひ遊んでみてください。
羽根つきは1人でも遊べる
数える場合には、「ひとめ ふため みやこし よめご……」という羽根つき歌を歌いました。歌詞は地域によって違いがあるので、おじいちゃんやおばあちゃんに聞いてみるのもおもしろいでしょう。数の勉強をかねて、「1、2……」と一緒に数えても楽しいです。
揚げ羽根は1人で記録に挑戦することもできますし、誰かと記録を競い合うこともできます。子どもと大人で対決するのも盛り上がるのでおすすめですよ。
羽根つきを子どもの遊びに取り入れてみましょう
お正月には、お子さまの無病息災を祈願して、家族で羽根つきをしてみてはいかがでしょうか?果たして、顔に墨が一番多く塗られるのは誰でしょうか?先に予想を立てて、結果と比べてみても楽しいでしょう。