2017年10月23日 公開

親子で一緒に楽しく!はじめて時計を学ぶなら「とけいのレッスン」

目標があるから時間が気になる!二つの時計を見比べるから面白い!子どもが自ら時間を意識し、毎日の生活習慣の意識づけをスタートできる「とけいのレッスン」が学研ステイフルから新登場しました。時計の読み方を学びながら、親子で一緒に目標を立て、楽しみながら生活力や認知力、時間管理力まで身につけられます。

目標があるから時間が気になる!二つの時計を見比べるから面白い!子どもが自ら時間を意識し、毎日の生活習慣の意識づけをスタートできる「とけいのレッスン」が学研ステイフルから新登場しました。時計の読み方を学びながら、親子で一緒に目標を立て、楽しみながら生活力や認知力、時間管理力まで身につけられます。

時計の読み方はいつからどうやって教える?

Chiik!編集部 (68707)

via Chiik!編集部
多くの子どもにとって、時間の概念や時計の読み方を理解するのは難しいもの。楽しい時はあっという間なのに、辛い時は長く感じるなど、時間の長さは実感しにくいこと、普段の算数は10進法なのに、時計は12・60進法であることが主な原因です。我が子にどうやって教えたらいいのか困っているパパママも少なくないのでは。

小学校1〜2年生で教わる「時計の読み方」ですが、保育園や幼稚園でも、教えているところは多いです。家庭の中でも普段から意識してください、と指導されることも。

実は、数字や文字の読み方を学ぶ頃、時間にも興味を持ちはじめる時期があります。昨日と今日、明日など時間の流れがわかりはじめ、その時に、時計をうまく取り入れると、時間の感覚を理解しやすいようです。ただし、個人差もあり、3歳頃から年長くらいとさまざまではあります。

また、未就学児のうちから、毎日の生活の中で時計や時間を意識することは、規則正しい生活習慣をつけるのに役立ちます。親子共に苦労しがちな、起きる時間や寝る時間、食事やお風呂、片付け、おやつやテレビなどの習慣のばらつきを整えていくのにも有効なのです。時間の長さの感覚や1日の流れを理解するのにも有用なツールになります。

時計の読み方を教えるのに便利な「知育時計」って?

知育時計とは、子どもに時間の読み方を教え、時間の感覚を理解させることを目的にした時計です。

主な特徴は、認識しやすいよう長針と短針の色が違うこと、時を表す1~12のほかに、分と秒を示す1~60までも書かれていることなどがあります。

時計の読み方を覚えるには、まず知育時計があると便利です。

新商品「とけいのレッスン」のすごいところはココ!

学研ステイフル (68722)

同封されている「とけいのレッスンの手引き」では、教える内容と手順が、わかりやすく解説されているので安心です。
via 学研ステイフル
2017年9月19日に発売されたばかりの、学研ステイフルの知育トイ「とけいのレッスン」は、二つの知育時計を見比べながら、生活習慣に合わせて楽しく時計の見方を覚えることができるのが大きな特徴です。

対象年齢である3歳頃からスタートすると、まず時計の存在を意識するところからはじめられます。その後、その子どもの発達に応じて、時間の読み方はもちろん、数学的な思考力や、時間を考えて自発的に行動する力を身につけることまで役立つので、小中学生まで長く使えるのです。

単3電池で動く「ほんもの時計」はスタンドにも壁掛けにもなり、持ち運びもしやすい大きさ。

スタンド型の「もくひょう時計」はホワイトボードになっていて、目標時刻や予定を自由に書き消しできます。

両方とも、綺麗に色分けされて時間を体得しやすく、親しみやすいデザインです。

「もくひょう時計」に親子で一緒に目標を設定することで、目標までの時間を考えながら「ほんもの時計」と「もくひょう時計」が同じ形になっていく様子を楽しめるようになります。何か行動することで「ほんもの時計」がどれくらい動くのか気になってくるので、時間を意識した行動が学べます。

自分で時間を設定し、守ること、自分がどのくらいの時間で何ができるかを意識する習慣が幼少期から鍛えられることになりますね。これは、大人になっても役立つ、スケジューリングやタイムマネージメント能力を早くから身につけることにもつながります!

まずは時計とお友達に!

Chiik!編集部 (68709)

via Chiik!編集部
最初はもくひょう時計の針を自由に回して動かし、遊んでみましょう。ほんもの時計と同じ時刻にする遊びからはじめるといいですね。本当の時間は自分では変えられないことも学びます(ほんもの時計は、小さなドライバーで大人が裏にある蓋を外さないと時間調整ができないようになっています)。

時計や数字の読み方がまだわからなくても、「もくひょう時計」と「ほんもの時計」の針が同じ位置になることで、目標の時刻になったことを教えられます。

時計の読み方がわかるまでには、まず時計、時間の存在を伝え、時計の針が時計回りに、一定のリズムで毎日変わらない速さでどんどん進んでいくことを理解し、短針と長針の違いや、24時間の時間の呼び方、数字の読み方などを覚えないといけません。

でも、まずそれを完全に理解するまで待たなくとも、目標を設定し、「もくひょう時計」と「ほんもの時計」を見比べる習慣をつければ、次の行動の準備を意識したり、毎日の生活の中で守るべき習慣の概念を理解できるようになっていくので、「とけいのレッスン」は未就学児からの使用がオススメなのです。

はじめは好きなことを目標に!

Chiik!編集部 (68712)

via Chiik!編集部
文字と数字が書けるようになったら、自分で目標を書かせてあげてください。

まずは、好きなこと、楽しみにしていることを目標にしてみましょう。

「ほんもの時計の長い針がここに来たらおやつだよ」「同じ形になったらお散歩に行くよ」などと声かけしてみると良いですね。

「時計が同じカタチになった!」と子どもが発見できたら「よく気づいたね!」と褒めてあげましょう。

そうして、次の目標を親子で一緒に考えてみるなどして、一つ一つ楽しみを増やしてみてくださいね。

それが習慣付いてきたら、「お風呂」「歯みがき」「着替え」「ドリル」などの時間を設定しましょう。お子さまが苦手なことも、前もって「この時間になったらお風呂だよ」などと声かけしてみることで、心の準備ができるようになりますよ。

テレビや動画、ゲームなどお子さまが熱中しがちで、際限なくやりたがってしまうことの切り上げ時間を設定するのも良いですね。

ただし、最初のうちに苦手なことを設定しすぎて、嫌にならないように!少しずつ、楽しみながらがポイントです。

Chiik!編集部 (68736)

イラストなども自分で描くと、より楽しみな時間に。
via Chiik!編集部

1日の流れを意識した目標を作れる!

Chiik!編集部 (68708)

一番近い目標に合わせて「もくひょう」を書き換えていくのも良いですね。ホワイト時計ボードへはホワイトボード用マーカーを使用(別売)します。湿らせた布などで拭きとると綺麗に消せ、何度でも繰り返し使えます。
via Chiik!編集部
ホワイトボードの余白に、起きた時から寝るまでなど、その日1日の行動内容を書いてあげましょう。

1日の中に目標がたくさんあると、時計を意識的に見る機会も増え、時間が流れていくことも実感できます。

最初に親が書いて説明してもいいし、一緒に相談しながらその日1日のスケジュールを確認したり、やりたいことを話し合うコミュニケーションの時間にしたりしてもいいですね。

「とけいのレッスン」を実際に使ってみた感想

Chiik!編集部 (68735)

via Chiik!編集部
筆者の娘は3歳ですが、時計の存在は知っていたので、「自分の時計」にまず大喜び。楽しそうなおもちゃのプレゼントとして嬉しかったようです。もくひょう時計の針をぐるぐる回して、ほんもの時計と同じ形にすることがとても楽しい様子。短針は長針を回さないと動かない仕組みそのものも面白かったようです。また、絵本に出てくる時計と見比べて遊ぶこともありました。

「12時にお昼ごはん」は周囲でもよく教えられることが多かったせいか、特にわかりやすかったようです。時計を見せながら伝えると、すぐに自分からお茶碗を出したり、スプーンを出してくるなどして、準備をはじめたので、お手伝いにもいいなと思いました。

また、今まで「お風呂の時間」「寝る時間」が、子どもにとっては、いかに親の都合で一方的に伝えられ、怒られているだけのものだったかに、親自身が気付かされました。親都合の予定を逆算して伝えがちですが、子どもが納得するよう努めて説明しなければ、あまり意味がないのかもしれません。そんなことを見直す、とても良い機会にもなりました。

自分自身が、時間管理が苦手で大人になっても苦労しているので、子どもには早いうちに自然に身につけてくれたら本当に嬉しいとも感じました。

先輩パパママからのアドバイスは……

Chiik!編集部 (68745)

via Chiik!編集部
時計の読み方をマスターしたお子さんをお持ちのパパママに、工夫した点や方法を伺いました。

時間の教え方で苦労した点や工夫したポイントは?

「時計が少し読めるようになったのは年長くらいで、登園時刻や出かける時刻など日常に必要な時刻からです。でも、デジタル時計の24時間表示を理解したのは引き算ができるようになってから。何時間前、何分後という算数の問題でつまづいたのを覚えています。分を理解するのに、1分目盛は大事でした」(小学校2年生男子の親)

「2歳になった頃、まずは数字を読めるよう、カード暗記式で教えました。3歳からは、長い針は遅く、短い針は早いこと、1周の感覚を。朝の日の出、夜の日の入りを教えて、同じ8時でも違うことを教えたことも。3歳で時計が読めるようになりました」(5歳女子の親)

他に、時計の絵本や手作り教材を利用して、教えている方の声も参考になりました。

時間管理や目標を守る力をつけるために工夫したこと

「お風呂に入る時刻、ご飯の時刻などは子どもが決める=守る!としています。ゲームやテレビは見るか見ないか、見るなら何分かも自分で決め、終えることも自ら気にかけること、できない時は話し合いをしています。時間の感覚を養えると自分にもラッキーだよ、と伝え、コントロール力が自然と身につくように工夫しています。時間管理や目標を守れる力は、すぐに身につくものばかりでもないので、長い時間をかけて習慣化できるといいなと思います」(小学校3年生男子の親)

なるほど、と思えることばかりです!

親子で目標を設定!遊びながらいろんな力が身に付く

親子で一緒に時間を意識して生活すると、いかに時計が便利で、生活の中心にあるものだと気がつきます。そして小さな楽しい目標をたくさん設定するうちに時計を見るのが楽しくなり、目標を達成するための思考力や時間管理の力まで養っていける、って素晴らしいですね。

時間に振り回されるのではなく、自発的に関わっていける、とても良い方法ではないでしょうか。

子どもに自信をつけさせる目標の立て方、やる気を引き出す方法も見いだしやすくなります。子どもが達成感を味わい、意欲を高める目標設定が時間を軸にすることで簡単にできるからです。途中で投げ出すのではなく、最後までやりとげる子になるのにもとても役立ちそうです。

規則正しい生活習慣をつけるのは、子どもの将来に関わる「習慣教育」です。楽しみながら、その方が身体にも成長にも良いことも実感できると理想的ですね。

知育玩具として、または入学・入園祝い、誕生日やクリスマスのプレゼントにもオススメですよ!

学研の遊びながらよくわかる とけいのレッスン

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この記事のライター

志田実恵
志田実恵

エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。