赤ちゃんがよちよち歩きをはじめたら、家の中に危険な場所がないかを改めて確認しましょう。「危なそうだけど、どう対策したら良いのかわからない」というときは、市販のグッズを使うのもおすすめです。筆者の体験談も交えながら、すぐにできる危険防止対策をご紹介します。
どんな場所が危ない?事故を防止しよう
歩きはじめの時期も、まだバランスが不安定なので、ちょっとしたことですぐに転んでしまいがち。また何でも口に入れたがるので、誤飲にも注意しなければいけません。
赤ちゃんには危機管理能力が備わっていないため、好奇心の赴くままに行動してしまいます。そのため、パパママが先回りして、安全対策をしておく必要があるのです。
家庭内で特に危険な場所はキッチンやお風呂場など。夏なら扇風機、冬はストーブなどの季節の家電も注意が必要です。安全カバーや保護ゲードで危険を防止しましょう。
1:基本は整理整頓!危ないものは手の届かない場所へ
また、赤ちゃんが遊んだおもちゃも、出しっぱなしはNG。よちよち歩きの赤ちゃんはまだまだ不安定なので、積み木やボールなどにつまずいて、怪我をしてしまうリスクが高くなります。
筆者の場合は、オムツ・お手入れ用品やゴミ箱などの位置がどんどん高くなり、今では赤ちゃんの背丈以上あるサイドボードの上が定位置になりました。必然的に、床に物が少なくなるので、掃除がしやすくなるというメリットがあります。また、危険な物が目に付きやすくなり、すぐに片付けるようになりました!
2:コケても大丈夫!ジョイントマットで硬い床をカバー
食べこぼしなどの掃除もしやすくなり、冬も温かくて快適です。ハイハイで移動するときにも、膝が保護されるのであまり痛くなさそう。
ただ、畳やカーペットと違って、水に濡れると滑りやすい点に注意。気づいたらすぐに拭かないと、逆に転倒の危険が増してしまいます。気づかないうちに子どもがマグの水をこぼしていて、大人も転びかけたという苦い経験が……。清潔に保ちながら、赤ちゃんが安心して歩く練習をできる空間を作ってあげましょう。
3:家具の配置を見直して「危険なものを隔離」
家中の危険な場所への侵入を防ぐのは難しいので、キッチンや玄関、階段などにはベビーゲートも活用しましょう。おすすめの商品は、後述します。
また、ある程度言葉の理解も進んでくる頃なので、危険な場所に入ろうとしたら「危ないから、ダメ」と言い聞かせて覚えさせることも意識しています。
4:お風呂にはロック&水を抜く習慣を
まず、必ず習慣にしたいのが「残り湯をためておかない」こと。子どもは水の量が少なくても溺れてしまいます。かつ、水遊びが好きで興味しんしん。湯船を覗き込んで落ちてしまうことがないように、お湯は抜くようにしましょう。お洗濯用に残しておきたい場合は、重めのフタを使うなど、対策が必要です。
また、ロックをかけたりベビーゲートを使ったりして、お風呂場に入れないようにするのがベストだと思います。お風呂の濡れた床は滑りますし、洗面器に残ったお水でも溺れかねません。子どもは予想を遥かに超える動きをするので、念には念を入れて対策しましょう。
5:市販の危険防止グッズを使ってより安全な空間を
危険な場所へ入らせないベビーゲート
販売元:日本育児
片手でロックができるので、赤ちゃんを抱っこしながらでも締められます。シンプルで清潔感のあるデザインは、あらゆるお部屋に違和感なく取り付けることが可能です。
食器棚や引き出しの棚をロック
販売元:HomySnug
歩き始めると、今までは届かなかった取っ手にも手が届くので、ぐんと対策範囲が増えました。類似品が100均にも売られているので、コストを抑えたい&手軽に試してみたい方は探してみてください。
家具の角を丸くするコーナークッション
販売元:HOMYSNUG
両面テープ付きで、はがせばそのまま取り付けられます。たっぷり12個パックなので、家の中のいろいろな場所で惜しみなく使えます。
販売元:Higashi
テーブルのほか、柱や階段など、ぶつかったら痛そうな角にどこでも取り付けられるタイプのコーナークッションです。両面テープがついているので、必要な長さをカットして設置する箇所に貼るだけ。有害物質を使用していないNBR素材(発砲ゴム)でできています。8色から選べるので、家具や床の色に合わせてチョイスできるのも嬉しいポイント。
扇風機への指入れを防ぐ扇風機カバー
販売元:スルガ株式会社
シンプルで清涼感のあるデザインなので、さまざまな扇風機に合わせられます。購入前に、自宅の扇風機のサイズをよく確認してくださいね。
感電を予防するコンセントカバー
販売元:赤ちゃん本舗
カラーはシンプルなホワイト。部屋の雰囲気を問わず、違和感なく取り付けられます。
また、一度キャップを奥まで差し込むと固くロックされるので、お子さまの力では簡単に外せなくなります。
安全対策をして自由に遊ばせてあげよう
また、事前に対策しておくことで、パパママも不要にハラハラしなくて済みます。育児のストレスを少しでも緩和するためにも、安全グッズを上手に活用して赤ちゃんを危険から守ってあげましょう。