生後1カ月を過ぎたら沐浴を卒業して、いよいよパパやママとお風呂デビューが可能です。でも、赤ちゃんとのお風呂は予想以上に慌ただしいもの。まずは準備や手順、注意点をしっかり把握することが大切です。赤ちゃんが笑顔になるような、楽しいバスタイムを心がけましょう!
お風呂に入る前に準備しておくもの
洗面所に座布団などを敷き、その上に替えの服、バスタオルの順に広げて置いておきます。上がったらすぐバスタオルの上に赤ちゃんを寝かせ、身体を拭いてあげましょう。拭き終えたらまずオムツをつけてから着替えさせてあげます。
ベビーウェアと一緒に肌着をセットしておくと、素早く着替えさせることができますよ。
首すわり前の赤ちゃんのお風呂で注意すること
洗う際は、赤ちゃんを対面の縦抱っこにして足を広げてあげて、太ももの上に寝かせるようにします。泡ですべりやすい場合は、太ももの上にタオルなどを敷くとよいでしょう。
「太ももの上はすべってちょっと怖い」という場合には、バスマットの上に寝かせたり、あぐらをかいて、その中に寝かせてあげたりして洗う方法もおすすめです。
また、抵抗力のまだ弱い時期なので、浴室や浴槽はしっかり掃除をしておき、清潔に保っておくことも心がけましょう。
体の部位別・洗い方の基本
しっかり泡立てたベビー石鹸やボディソープで、優しく洗ってあげることが大切です。
それでは、身体の部位別に洗い方のポイントをご紹介しましょう。
頭
顔
手足
わきの下、くびれ部分
おしり、性器
パパかママ、どちらかしかいないときのお風呂のコツ
一人で赤ちゃんをお風呂に入れるときは、便利なアイテムを上手に使用するのがコツです。大人が身体を洗っている間は、ベビーチェアやバスチェアなどに寝かせておきましょう。首にはめるタイプの浮き輪を利用して入れるのも便利といわれていますが、一瞬目を離した隙に溺れてしまうこともあるので、なるべく避けましょう。
お風呂から上がったら、自分も湯冷めしないようにサッとバスローブを羽織り、赤ちゃんを着替えさせてあげます。泣いてしまうこともありますが、慌てずどっしりと構えて入れてあげれば、赤ちゃんも安心してくれますよ。
冬場に気をつけたい入浴前後の温度管理
お湯を溜めたバスタブのフタを開けておいたり、シャワーをしばらく出しっ放しにしたりして、浴室をあらかじめ充分に暖めておきます。浴室のドアをしばらく開けておいて、脱衣所も一緒に暖めるとよいですね。
こんなときどうする?トラブル事例&対処法
ぐずってお風呂を嫌がるとき
または、お湯の温度が原因かもしれません。赤ちゃんにとってお風呂の適温は、夏は38℃前後、冬は40℃前後です。温度計や水温計を使うのがおすすめ。きちんと測って、温度を管理してあげましょう。
入浴中にウンチが出てしまったとき
できれば入浴前に、お腹を優しくマッサージしてあげて、ウンチが出るのを促してあげるとよいですね。成長とともに排便のリズムも定着してきて、お風呂でウンチをすることも少なくなってきますよ。
赤ちゃんとのお風呂タイムを楽しもう
帰宅が遅いパパママの場合、平日に一緒に入るのは難しいかもしれませんが、休日には一緒に入浴するとよいですね。わが家では、子どもたちが赤ちゃんのときのお風呂係は、夫が引き受けてくれていました。成長した今も、「父ちゃんと入る!」と夫とのバスタイムが大好きなようです。
親子で楽しいバスタイムを過ごしましょう!