紙とハサミだけで遊べる「切り紙」遊びは、巧緻性(指先の器用さ)のトレーニングや芸術的感性の向上などに役立つ人気の知育遊びのひとつ。今回は「ハート」をテーマに、切り紙遊びのパターン(折り方3種類・下書きの形3種類)をご紹介します。
作った折り紙は、バレンタインやパーティーなどのデコレーションにもおすすめ!
それでは、さっそく材料と紙の折り方、切り紙のパターンを解説します。
【バレンタイン簡単工作】ハートのメッセージボックスを画用紙でつくろう!
ハートの切り紙工作に必要な材料
切り紙に必要な材料は、とってもシンプル!
①紙(今回は折り紙)
②ハサミ
③鉛筆(下書き用)
以上です。
パターン1:ハートと星の切り紙
小さいお子さまにも切りやすい、シンプルな形の切り紙です。
折り紙を用意します。
角を合わせて大きな三角形を作り、
それを、再度半分に折り、
さらにもう一度、角を合わせて小さな三角形を作ります。
ここまで折ったら、下の写真のように一回開き、向きを逆さにして置きます。
中心の折り目から、約1.9cmのところに合わせて、左側を折ります。
さらに、右側も同じように左へ折って、
このような形にします。
ここまでできたら、ハートの形に切るための下書きをします。
今回は分かりやすいように太線で表示していますが、太いペンで書くと切った後に目立ってしまうため、鉛筆など消えるもので下書きをすることをお勧めします。
黒い線部分が切るところです。赤い部分は横と繋がったままにしておいてください。
下書きに沿って紙を切ります。
「耳みたいな形になったね!」「広げたら、どんな形になるんだろう?」など、お子さまに声かけをすると、想像力のトレーニングにも繋がります♪
少しずつ形が見えてきました。さぁ、破れないようにそっと優しく開いていきましょう。
完成です!
真ん中に星、その周りを6つのハートで囲んだ、可愛らしい切り紙ができました。
下書きの位置を上下に少しずらしたり、幅を変更するなど、ちょっとした変化で完成にバリエーションがでます。
パターン2:ハートの花火の切り紙
折り紙を用意します。
半分に折って、長方形を作ります。
さらに横に折って、正方形を作ります。
右上の角を左下の角に合わせるように折って、三角形ができたら、
続けて、上の紙のみ右上の辺に合わせるように折り上げます。
ひっくり返して、裏も同じように折ります。
このような形になったら、切り紙用の下書きをします。
ハートを3つ書きます。一番上と二番目のハートは左右の辺から切り離します。
一番下のハートのみ、左右の辺と繋がったままにしておいてください。
切ると、上のような形になります。
そっと開いていくと…
ハートいっぱいの花火ができました。
パターン2:華やかハートの切り紙
折り紙を用意します。
下の角を折り上げて、三角を作ったら、
左の角も折り上げて、
続けて、右の角も上に折り上げます。
ここまで折ったら、上の写真の左右の角を、背合わせになるように合わせて折ります。
(中心の線は見えたままの状態になります。)
横から見たら、このような感じです。
上から見ると、このような形になっています。
三角形を横向きにおいて、下書きをします。
切るのは黒線の部分、赤の部分は隣と繋がったままにしておきます。
下書きに合わせて切ると、このような形になります。
開くと…
大小のハートが華やかな切り紙が完成しました!
バリエーションいっぱい
同じ形でも、使う紙の色で印象が随分変わりますね。
年齢が上がってきたら、オリジナルの切り絵パターンを考えるのも楽しいですよ!「どこをどう繋げたら(逆にどこを切り落としたら)模様が変わる?」ということを頭の中でシミュレーションすることで、脳育にもなります。また、下の写真のように重ねて遊んだり、飾ったりすると、奥行きがある作品ができます。
年齢に合わせて楽しもう
切り絵遊び、いかがでしたか?
ハサミで切った直後と開いた後の印象が違うので、お子さまにも喜ばれる簡単な切り絵遊びを日々の生活に取り入れてみてください。
もし、年齢的にまだハサミを使うのが難しい場合は、ハサミで切る工程をママパパが引き受けてもOK!
切り絵はハサミを使うことのみが知育に繋がるのではなく、その前の折り紙を折る作業や、切った紙を破らないように慎重に開いていく作業の部分も十分に知育となります。
親子のチームワークで楽しんでくださいね!