2025年01月03日 公開
満点合格証書

【漢検体験談】小学2年生で初めての漢検に挑戦! その結果は?

小学2年生の娘が、はじめて漢検に挑戦!その結果は?受けてみてわかった漢検の概要やメリット、実際に活用した教材などをご紹介します

漢字の勉強

小学2年生の娘が、先日はじめて漢検を受験しました。この記事では漢検の概要はもちろん、小学校低学年のお子様が漢検を受ける際の漢検の概要やメリット、実際に受験してわかったことなど実体験を交えてご紹介します。お子様がこれから漢検を受けるご家庭の参考になれば幸いです。

漢検とは

「漢検」は略称で、正しくは日本漢字能力検定と言います。漢字の読み書きだけでなく、その意味をしっかり理解し、文の中で正しい日本語が使えるようにする能力の検定です。毎年220万人が受験しています。

対象年齢・レベル

10級から1級まで、12の級があります。10級は小学校1年生修了程度、1級は常用漢字表外の漢字を含む約6,000字が対象など、レベルの目安はありますが年齢制限はなく、誰でも、どの級からでも受けることができます。3歳から103歳まで幅広い世代の方が受験しているそうです。

受験方法

漢検の受験方法は4つあります。

・個人受験:全国の公開会場で受験する方法で、年に3回実施されます。1〜10級すべての級が対象です。概ね検定日の2ヶ月前くらいから申し込みが始まります。10級の検定料は2,500円です。

・漢検CBT(Computer Based Testing)受験:全国に設置されている漢検CBT会場でコンピューターを使って受験する方法。2級〜7級が対象です。実施日は会場によって異なりますが、都合のよい日程が選べ、結果の送付も検定後10日程度とスピーディー。レベルや認定については紙の検定と変わりありません。

・漢検オンライン(個人受験):タブレット端末を使って自宅で受験できます。5級〜10級までが対象で、毎週日曜日が検定日となっています。10級の検定料は2,500円です。レベルや認定については紙の検定と変わりありません。

・団体受験:所属している学校や塾、企業などでも受験ができ、会場での受験とオンラインの受験があります。

テスト内容・形式

漢字の読み・書き取りを基本に、筆順や画数、四字熟語など、級のレベルに合わせたさまざまな問題が出されます。選択問題やマークシート方式の設問もあります。各級の出題内容や過去の問題例は、漢検ホームページに掲載されているので、参考にしてください。

漢字検定を受けるメリット

走る子供と矢印イメージ

漢検を受けるとどんなメリットがあるのでしょうか。

基礎学力が身に付く

先述した通り、漢字の意味を理解するだけでなく、正しい日本語が使えるようにする検定です。漢字の読み書きができるようになるだけでなく、読解力も向上し、さまざまな勉強の土台となる基礎学力の習得が期待できます。
また、習った漢字の復習や、これから習う漢字の予習など、漢検に向けて勉強することで学習習慣も身につけられそうです。

自信がつく

漢検は合否の出る検定です。合格することで達成感を味わったり、自信をつけたりすることができます。
満点で合格すると、満点で合格した人だけがもらえる「満点合格証」が発行されます。特別な合格証書がもらえることでより一層自信がつき、次の級へのやる気も高まるはず。

進学や就職時にも役に立つ

漢検は、進学や就職の際にも役立つ資格です。内申点や入試の点数に加点されたり、合否判定の際に考慮されたりする学校や企業もあります。履歴書に書くことも可能です。
大勢の知らない人がいる会場での受験は、今後挑戦するであろう他の検定や受験などの予行練習になりますね。

初めての漢字検定体験談

漢字の書き取り

さて、ここからは小学2年生の娘が、初めて10級に挑戦した時のことです。受験のきっかけや当日の様子、結果が届くまでを余すことなくご紹介します。

漢検受験のきっかけと学習

娘が漢検に興味を持ったのは、小学1年生の時、学研のまんがでよくわかるシリーズ「漢検のひみつ」を図書館で借りて読んだのが始まりです。そのシリーズをいくつか読んでいた流れから手に取ったものでした。登場人物たちが漢検を受ける話を読んで、自分も受けてみたいと思ったようです。その時すでに年度末の申し込みも終了していたので、2年生になったら受験してみようということになりました。

親としては受験するからには多少なりとも対策してほしいなと思ったものの、娘はあまりコツコツやるタイプではなく、1年生の漢字なら大丈夫という本人の自信もあったので、漢検に向けた勉強はほとんどしませんでした。時間の制約があることと、単純な読み書きだけではないのだと知っておいてもらうため、漢検ホームページから過去問をダウンロードして解かせた程度です。

漢検当日の様子

娘は公開会場で個人の受験でした。希望するエリアを選んでインターネットで申し込みをします。検定会場の場所は、検定日の2週間前くらい前からネット上で確認できるほか、約1週間に届く受験票にも地図の記載があり確認ができます。

漢検受験票
<画像出典>:Photo by author

娘の会場はとある専門学校でした。駅直結と記載があったので安心してしまっていたのですが、実際には表記のあった改札を出てから少し歩いたところに入り口があり、道に迷ってヒヤリ。駅では同じように迷っていると思われる人が何人か見られました。無事間に合ったのですが、会場についてからもエレベーターの列ができていたので、時間に余裕を持って行くことをお勧めします。

検定開始20分前から入室でき、10分前から説明がはじまります。説明は短い文言を何度も繰り返していたようなので、早めに着いていたいものの、どのタイミングで入っても問題なさそうでした。ただし説明が始まると受験者しか教室に入れません。
付き添いは1名までで、検定中の待合室は原則ありません。10級は幼稚園生〜小学生低学年と思われる子が多く、ほとんど親も一緒に来ていたので、教室前の廊下にはずらりとたくさんの人がいました。検定中に私は外に出ましたが、そのまま廊下で待っている方もいたのではないかと思います。終了後は1教室ずつ順番に子どもたちを廊下に出していましたがとても混雑していたので、検定終了後に子どもと落ち合う場所は先に決めておいた方が良さそうです。

初めての漢検の結果

漢検結果証書
<画像出典>:Photo by author

漢検はもちろん、娘にとってはこれが初めての知らない人と受ける試験でした。多少緊張はしたようですが、「わからない問題はなかった」が当日の感想。少なからず合格はできそうだと思っているのかなと思いましたが、結果が来るのを非常に楽しみにしていました。
検定日の約1ヶ月後、まず先にWEB上で合否を確認することができます。本人には紙で結果を見てほしいと思ったので、こっそり私だけ先に結果を見ました。結果は無事に合格!

検定日の約40日後には、合否に関わらず検定結果の資料が紙で届きます。結果はA4サイズの冊子で届けられ、検定結果通知と標準解答、合格であれば合格証書/満点合格証書、合格証明書が綴じられています。

合否を見る前に、まず結果が届いたことを喜ぶ娘。ワクワクしながら開けて、合格とわかるととても喜んでいました。さらに今回は満点だったので満点合格証書がいただけました。こちらはさらに嬉しかったようです。
合格書書も冊子にまとめられていますが、切り取って1枚の賞状のようにすることができました。

満点合格証書
<画像出典>:Photo by author

漢検に挑戦してみよう

娘は、次は9級を2年生の終わり頃に受けると言っています。そのためにコツコツ漢字の勉強まではできていませんが、今回の合格は娘の自信に繋がったと思えます。
ご興味がある方はぜひこの期間に一度漢検に挑戦してみてくださいね。
受験のチャンスは年複数回あります!気になった方は公式サイトで最新の受検日程を確認してみてください。

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この記事のライター

かすみ
かすみ

東京都在住、2016年生まれ女児の母。大学卒業後は料理教室、食品マーケティング会社に勤務。出産を機に専業主婦となったものの、子どもと2人きりの日々から抜け出したく、地域のママ向けフリーペーパーの製作に携わるように。そこからライター・デザイナーとして活動中。