転勤やその他の理由で幼稚園を転園することになった場合、手続きや流れが分からないと困ってしまうものです。先生への伝え方や必要な準備など、転園のときの手続きについてご案内します。お子さまの気持ちに寄り添ってスムーズな転園を迎えましょう。
幼稚園の転園を先生に伝えるタイミングとは
保育士さんはさまざまなケースを経験しているため、体験談や転園の流れ、子どもへの言葉の掛け方についてもアドバイスをしてもらえるでしょう。子どもが毎日不安そうにしているときは先生に相談し、サポートをお願いしておくと安心です。
月の途中で転園する場合の保育料の引き落とし方など、保育料に関しては幼稚園ごとで異なるもの。入園時にもらった資料を探して読んでおくことをおすすめします。
幼稚園の転園に必要な準備と手続き
さらに時間があれば、入園を希望している幼稚園に見学をお願いし、実際の雰囲気を確認しておくと安心です。制服や通園バスの有無や、入園に必要な費用などの資料をもらっておくのも忘れずに。
同時進行で、幼稚園の定員に空きがないケースを想定し、認可保育園や認証保育所、認定こども園などの情報収集も進めます。引越し予定先の自治体に問い合わせて、待機児童の様子などを教えてもらってみてください。
子どもが転園を不安に感じているときの接し方
先生に話す前に子どもにも上手に伝えておく
子どもの気持ちを第一に考え、気持ちに寄り添ってあげられるように家庭でサポートしてあげてください。
転園の背景、メリットを段階的に伝える
転園は、仲の良いお友達とさようならをするというデメリットばかりではありません。これまでのお友達に加えて新しいお友達が増えることや、引っ越し先の地域の良いところなどを伝えて、子どもの興味を広げてあげましょう。
パパママが心配していると、その緊張感が子どもに伝わってしまうことがあります。転園のときには、親子で前向きに取り組んでいけるよう心がけることが大切です。
転園時に子どものお友達へ贈るプレゼントとメッセージ
プレゼントは子ども自身に可愛くラッピングをしてもらうと、子どもの気持ちの整理にもつながります。
【おすすめのプレゼント】
・キャラクターの歯ブラシ
・メモ帳と鉛筆のセット
・キャラクターの絆創膏
・キャラクターのティッシュとミニハンカチのセット
・おはしや可愛いスプーン
・折り紙とシールのセット
プレゼントと一緒にメッセージカードを添えて、気持ちを伝えるのもおすすめです。子どもの顔写真を印刷する家庭や、連絡先を印刷しておくというパパママもいます。
【メッセージ文例】
・ありがとう
・仲良くしてくれてありがとう
・これからもずっとお友達でいてね
・また会おうね
幼稚園転園は事前準備がポイント
子どもの気持ちに寄り添い、親子で変化を乗り越えてこその転園です。子どもがきちんと気持ちの整理ができるようにサポートしてあげてください。