イヤイヤ期に夜泣きがひどくなって困っているパパやママはいませんか?日中は「イヤイヤ」につき合わされ、夜中になると反り返って泣き叫ぶ……。もうパパやママが泣きたくなりますよね。今回はそんな「イヤイヤ期の夜泣き」を少しでも軽減できる方法を紹介します。
どうして起きるの?「夜泣きの仕組み」とは
意外にも2〜3歳のお子さまにも多く見られます。
有力な原因としては
・睡眠サイクルや感情をつかさどる前頭葉などの脳の機能が未発達であるため
・日中に経験したさまざまな刺激
などが考えられているそうです。
お子さまはまだ睡眠サイクルが安定していないため、睡眠が浅くちょっとしたことで目が覚めることもあります。そのときに暗かったりパパやママの姿がないと、不安と恐怖に襲われ夜泣きにつながると言われています。
しかも、脳のコントロールがまだうまくできないため、一度泣いてしまうと手がつけられなくなってしまいます。
また、お子さまは日中に受けた刺激を夢に見ることが多く、夢なのか現実なのかうまく区別がつかないため夜泣きを起こすとも言われています。
起きてる?寝てる?電気をつけて起こしてあげよう
そういう場合には、電気をつけて部屋を明るくしたり、窓を開けるなどして起こしてあげましょう。
お子さまが起きて落ち着いたら、「大丈夫だよ」と抱っこして安心させてあげましょう。
中には、反り返って泣いて手がつけられないというお子さまもいらっしゃいます。
そういった場合には、声を掛けたり抱っこしようとすると逆効果なので少しそっとしておきましょう。
少し落ち着いた頃を見計らって声をかけて起こしてあげてください。
お子さまに対する向き合い方を見直してみよう
一日中お子さまの「イヤイヤ」に振り回されて叱りすぎていませんか?
「自分の気持ちを分かってもらえなかった」という抑圧された気持ちはストレスとなり、お子さまの夜泣きを引き起こすこともあるのです。
お子さまの「イヤイヤ」全部につき合ってあげることは不可能です。しかしたまにでも良いのでお子さまの「イヤイヤ」に徹底的につき合ってみてあげてください。
「イヤなのね」とお子さまの気持ちに寄り添うことは、お子さまにとって何よりも安心できることなのです。
早寝・早起きしてますか?生活リズムを見直してみよう
前の日どんなに遅く眠っても次の日は朝7時までにはカーテンを開けて起こしてあげましょう。
そして、日中は公園や子育てサークルなどへ出かけてお友だち同士でたくさん遊ばせてあげると良い刺激になります。
また、ママも同じくらいのお子さまをお持ちの方とおしゃべりすることで、ストレス発散にもなります。
この頃になると、お昼寝をたっぷりしないと夜まで持たないお子さまや少しでも大丈夫なお子さまなどひとりひとり違ってきます。
お子さまに合わせた適切な時間を選択するようにしましょう。
これって本当に夜泣き?夜驚症との違い
夜泣きは眠りが浅いときに起こるため、電気をつけたりして起こすと目を覚まします。夜驚症の場合は深い眠りのときに起こるため、いくら起こしてもいっこうに起きません。
夜驚症は急におびえたり興奮したりとパニック状態が30秒から10分程度続き、また何事もなかったかのように眠りに入るため、パパやママの方がびっくりしてしまいます。
成長するにしたがって自然となくなる症状ですが、心配な場合は小児科で相談してみてもいいでしょう。