埼玉県の川越は、小江戸の雰囲気が色濃く残る城下町。首都圏からのアクセスもよく、家族連れで散策するのにぴったりのスポットです。そんな川越が1年で一番盛り上がるのが、毎年秋に行われる「川越まつり」。豪華絢爛として知られる川越まつりの見どころや歴史をご紹介します。
川越まつりとは
川越氷川神社の祭礼で、毎年10月の第三土曜・日曜日に開催されます。豪華絢爛な数多くの山車が川越の町並みを進むこのお祭りは、江戸時代から続く由緒ある祭事。2016年には、ユネスコの無形文化遺産にも登録されました。
川越まつりの歴史
その3年後の1651年、きらびやかな行列が町々を回ったのが川越まつりのはじまりです。川運で江戸とつながっていた川越には江戸の習俗がリアルタイムで伝わり、祭りも江戸の影響を受け発展し現在に至ります。
川越まつりの見どころ【1】 大迫力の山車
また仮設舞台でお囃子の音色とともに、ひょっとこのお面をつけた踊り手が踊り、お祭りムードを盛り上げているところもあります。笛・太鼓の楽しげな音色が聞こえたら、ぜひ近づいてみてください。
川越まつりの見どころ【2】曳っかわせ
午後6時半~午後9時頃、山車道同士がすれ違うときに行われる「曳っかわせ」は、川越まつりのハイライト。山車が出会うと、お互いの囃子台を向き合わせて踊りを競い合います。宙を舞う行燈の光とお囃子の音が乱れ合い、その雰囲気は圧巻のひと言です。
川越まつりの山車
この山車、じつは2重構造になっており、電線など障害物のあるところではぶつからないよう、エレベーターのように上下に動かしているのだとか。似たような山車でもよく見るとデザインが違っているので、お子さまといっしょに見比べてみるのも楽しいですね。
子どもと一緒に楽しめる川越まつり
楽しげで豪華な川越まつり。関東近郊で行われるイベントのなかでも、家族連れで行くのにイチオシのお祭りです。