道端でもしばしば目にする「つゆくさ」。道端に鮮やかなブルーの花が咲いているのを見たことがある方も少なくないのではないでしょうか?朝顔と同じで、早朝に咲いてお昼には閉じてしまいます。美しさもあり、儚さすらも感じられますね。この記事では、つゆくさを使った遊びをご紹介します。
そもそも「つゆくさ」ってどんな花?
あんなに色鮮やかな花を咲かすのに、実は雑草の仲間なんですね。
ご存知でしたか?
花びらは3枚あり、その内の2枚だけが大きく、残りの1枚はとても小さいのが特徴です。
竹のような形の葉っぱは、なんと20〜30センチにまで成長します。
身近な生活に活用されるつゆくさ
例えば、「絵の具」。
つゆくさの葉っぱの青い色素はとても水に溶けやすい性質です。
また、例えば服に着色してしまったとしても、洗えば簡単に落ちます。
この性質を利用して、友禅や絞り染めの下絵を描く際の絵の具として用いられています。
あとは、「薬」もそうですね。
全草を採って乾燥させたものを生薬名で「鴨跖草(おうせきそう)」といいます。下痢止めや解熱剤、そして口内炎や扁桃腺など様々な症状に使用されます。
その他にも食用にしたり切手の意匠に採用されたり、実はいろんなシーンで関わっていたんですね。
つゆくさを使って「お絵描き」をしよう
次に、摘んできたつゆくさを画用紙にこすりつけます。
そして、水を含んだ筆で画用紙に何か絵を描いてみてください。
すると、どうなりましたか?
つゆくさの青色が消えちゃいましたよね?
先ほどもご説明した通り、つゆくさの青色は水で簡単に消えてしまうんです。
とても簡単なのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
つゆくさを使って「小舟」を作ろう
小舟の場合は、花びらではなく苞(ほう)を使います。
苞というのは、花の根元部分についている小さい葉っぱのことを言います。
苞は閉じていますので、完全に開いてください。
開くと花や種が入っていますので、全て取り除いてください。
ひっくり返すように完全に開いたら、あとは水の上に浮かべるだけ。
簡単に小舟ができちゃいました。
つゆくさで「きれいな色の水」を作ろう
次に、ビニール袋に水を入れます。
その水に摘んできたつゆくさを入れて、ビニール袋が破けない程度に揉んでください。
みるみる内に水が水色に変色していきませんでしたか?
道端で手に入るつゆくさが遊び道具に!
普段何気なく見過ごしてしまいがちなつゆくさが遊び道具になるんです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。