2016年06月14日 公開

四方観察を親子で楽しみながら始めてみよう

小学校受験でも出題されることが多い四方観察を訓練すると、空間認識能力を高めたり、論理的な思考ができるようになります。初めは理解できずにつまづくことがあるかもしれません。親子一緒に楽しんで取り組む方法を紹介します。

小学校受験でも出題されることが多い四方観察を訓練すると、空間認識能力を高めたり、論理的な思考ができるようになります。初めは理解できずにつまづくことがあるかもしれません。親子一緒に楽しんで取り組む方法を紹介します。

“やかん”をいろんな方向から観察して描いてみよう

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大人と子どもが一緒に描きましょう。
大人が描いたやかんとお子さまが描いたやかんを比べてみるのも新たな発見がみつかりそうです。

四方からだけではなくて、お子さまによっては、上から見たところや下から見たところも描きたいと思うかもしれません。どんどん描かせてあげたいですね。

一緒に描くことで、お子さまが間違っていたときにすぐに「よく見てみて。そそぎ口はそっちについてるかな。」と、理解を深めてあげることができます。

描いた絵を使って、どこから見たものか当ててみよう

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描いた絵を使ってどこからみたものだったか、クイズ大会を開催します。
わからなかったら、やかんを見に行ってもOKです。
絵とやかんを見比べて上手く答えることができたら、「やったね!」と一緒に喜びます。

絵を描くことに飽きてしまったり、嫌がった場合には、スマートフォンでとった写真を使ってもいいですよ。

1度や2度やっただけでは正解できないかもしれません。
遊びとして繰り返し行っていくうちに身につくようにしてあげたいですね。

慣れてきたら問題集などやってみよう

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簡単な問題集から少しずつレベルアップするのがおすすめです。
徐々に難易度をあげることでトライさせ続けることができるからです。

わからなくても大丈夫。ゆっくり考えていきましょう。

タイトル:繰り返し学習ワーク「四方観察」
著者  :小学校入試研究会

生活に密接に関係している!?空間認識能力とは

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空間認識能力とは、物体が三次元空間に占めているいる状態・関係を正確にすばやく把握し、認識する能力のことです。
つまり、バスケットボールでは、狙ったゴールにボールを入れることができることや、地図をみて自分が立っている方向に回さなくても地形の構造などを把握できるということです。

生活にも密着した能力ですので、特にスポーツ選手を目指すわけではなくても鍛えておくとよいでしょう。

右脳が空間認識を司っていますので、空間認識能力を鍛えることは、直観力や判断力の向上にもつながります。

四方観察で空間認識能力を鍛えましょう。

いいことがたくさんな四方観察の勉強ですが、1度や2度では決して身につきません。繰り返し行うことが必要なので、子どもが楽しんで行うことが大事です。そこは、大人の工夫と知恵で乗り切りましょう。

お子さまに苦手意識を植え付けないように、楽しく学びましょう。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

ゆうこ
ゆうこ

興味があるのは、絵本や電化製品です。電気屋さんでウロウロする事が癒しです。