子どもにとって姿や景色がうつる鏡はとても不思議なものです。まだ鏡がどんなものかわからなくても、子どもはパパママと一緒に楽しい鏡遊びをすると大喜びしてくれるはず。そんな子どもと一緒に楽しめる不思議な鏡遊びをご紹介します。
子どもにとって鏡は楽しい!
小さな子ほど鏡に自分の姿が映っていることに興味津々で、とても楽しくなってしまうもの。赤ちゃんのときは自分がそこに映っていることはわからず、別の赤ちゃんがいると思って喜ぶともいわれていますが、1歳頃から自分だと認識しはじめます。
自分の動きを真似する鏡はそれだけで面白い存在ですが、鏡の特性を生かした遊びをすれば一層興味を持ち、なぜそうなるかに目を向けるかもしれませんね。
鏡で大きな虹をかけよう
鏡の反射を利用してきれいな半円の虹を作って遊んでみましょう。この鏡あそび・遊び方は、作りたい虹の大きさに合わせた紙に虹の半分だけの絵を描きます。虹をまだ知らない子どもであっても、鏡の性質によって大きくなる様子には興奮するはずです。
そして、半分だけの虹の絵を子どもに見せてから、鏡を虹の切れ目の部分へ垂直にあてます。すると一瞬で大きな虹がかかるので、子どもは大喜び。線対称の絵であれば同じように遊べるので、ちょうちょや半分だけ描いた動物の顔などを用意して、「何が出てくるかな?」となぞなぞあそびに発展させても楽しいです。
猫さんになりきってみよう
大好きな動物になりきったり、ママのメイクを真似したりは子どもにとっても楽しいもの。顔やメイク道具を汚すことなく楽しむために鏡を使ってみましょう。
その鏡あそび・遊び方は、手鏡と必要なカラーのマスキングテープを用意し、鏡面に例えば猫の鼻とひげをマスキングテープで作って貼るという簡単なものです。赤い唇や頬紅などをテープではりつけてそこへ顔を映せば、メイク遊びになります。メガネやパパのひげなどさまざまなアイテムを鏡にマスキングテープで貼りかえて遊べる点も魅力です。
メリーゴーランドを作ろう
子どもが遊んでも安全なキッチン汚れを防止するアルミシートを使うと安心です。
用意する物はシートを貼り付ける厚紙、メリーゴーランドの木馬を作るための画用紙やそれを支える串などです。好きな形の木馬ができあがったらそれを立てて、90度に折った状態のアルミシートをはった厚紙を後ろに置きます。
折れ目の前に木馬が来るようにすると、反射して5頭の木馬がいるように見えるはずです。
鏡を利用したこんな絵本も!
タイトル:きょうの おやつは (かがみのえほん)
著者 :わたなべちなつ(作)
出版社 :福音館書店
鏡の反射を利用して絵が立体的に見える不思議な絵本です。
卵を割って、ホットケーキを焼いて…まるで本当におかしづくりをしているかのよう。
ページに自分が映り込むと、絵本の中に入り込んだみたい!自分が絵本の一部になったような感覚に浸れる、夢のある絵本です。