小学校を受験する予定の家庭では、事前の準備が大切です。小学校受験のお題で多いのが、季節の行事に関することです。家庭でも子どもと一緒に季節の行事の理解を深めてみましょう。小学校がなぜ重視しているのかも紹介します。
学校側が季節の行事を重視する理由
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季節の行事は子どもにも理解して欲しいことだからです。日本には四季があり、それぞれの季節で行事があります。これらの行事を通して子どもに豊かな心を持って欲しいというのが、学校側の考え方となっています。
とくに都会に多い私立幼稚園では、季節の行事を重視する傾向があります。その理由は、私立幼稚園は都会にあることが多く、自然に触れる機会が少ないからです。そういった学校は季節の行事にも力を入れており、四季を通して豊かな感性を身に付けて欲しいという願いがあります。
季節で体験できる行事のこと
日本には四季を通していろいろな行事があります。春は節分、ひな祭り、こどもの日、夏になれば七夕、花火大会、秋にはお月見などです。これら1つずつの行事を実際に家庭で体験してみましょう。受験対策として覚えさせるよりも楽しく体験するのが一番です。
パパやママが小さい頃にやってきた行事を取り入れるだけで大丈夫です。お正月に福笑い、コマ遊びを体験したり、節分に豆まきをしましょう。受験対策として取り組まなくても、昔からある行事を大切にしていれば、子どもも自然と季節感が身に付いていきます。
家庭でのお受験対策のコツ
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できれば毎年季節の行事に参加したり、家庭でも取り組んだりするのが一番です。しかし、共働きで忙しくすべてを体験させてあげられない家庭もあるでしょう。そのような場合は、子どもとお話をして想像力を豊かにするだけでも、受験対策になります。
物を使わなくても、会話だけでも想像させることができます。夏は暑かったから一緒にスイカを食べた、秋になって道にはたくさんの赤い葉っぱがあったなどの経験から、想像できることをお話していきます。秋はリスがやってきてどんぐりを集めて何をするのかな?虫がたくさん鳴いているけどなぜ?などそれぞれの季節をテーマにして会話してみましょう。
季節の行事を勉強する教材について
季節を題材にした教材を利用するのも1つの方法です。季節の行事とその季節を線で結んだり、同じグループに分けたりします。季節に咲く花や植物、季節に登場する食べ物や虫などもお題として登場します。
これらはすべて家庭で体験できるものばかりですが、最後にちゃんと覚えているか、教材を使って確認することもできます。注意したいのが子どもは暗記させようと思っても身につかず、遊びを通して覚えることです。ドリルはあくまでも最終確認のために活用してください。
家庭で工夫して季節の知識を深めよう
受験対策と聞くと難しく考えてしまいますが、季節の行事は家庭でも体験させてあげられます。忙しいご家庭でも、保育園や幼稚園で体験に力を入れているところも多いため、時間があるときにそのときの様子を話してみましょう。パパママが興味を持って聞くと、たくさんお話してくれるはずです。寝る前のちょっとした時間でも、子どもは話した内容をよく覚えて身につくものですよ。