2018年12月31日 公開

キャベツを使ったおすすめの離乳食10選【初期・中期・後期】

甘みがあってくせのないキャベツは、お子さまの離乳食に使いやすい食材の一つです。しかし、いざ使うとなると「いつから使えるの?」などの疑問がわいてきます。ここでは、キャベツを離乳食に使える時期や調理のポイント、おすすめメニューをまとめました。

甘みがあってくせのないキャベツは、お子さまの離乳食に使いやすい食材の一つです。しかし、いざ使うとなると「いつから使えるの?」などの疑問がわいてきます。ここでは、キャベツを離乳食に使える時期や調理のポイント、おすすめメニューをまとめました。

キャベツを使った離乳食はいつから食べさせていい?

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アクや繊維の少ないキャベツは、離乳食初期から食べさせることができます。ビタミンCなど栄養も豊富なので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

離乳食初期の頃は、硬い芯や葉脈の部分は取り除き、葉の柔らかいところをよくゆでて使うようにします。9カ月を過ぎると、芯の部分も調理可能。しっかりゆでて刻んだりすりおろしたり、食べやすくなるよう処理をしてあげてください。

おいしいキャベツの選び方

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せっかくの離乳食、少しでもおいしく食べてもらいたいもの。このとき重要なポイントになるのが食材選びです。特に味付けがほとんどできない離乳食は、食材そのものの味が決め手となります。

では、おいしいキャベツ選びのポイントとはどういったものでしょうか?購入する時期によって選ぶポイントは異なります。

・春キャベツの場合
芯の切り口が小さなものを選びましょう。巻きがあまりつまっておらず、ずしっと重さを感じないもの、葉につやがあり色味が鮮やかなものがおすすめです。

・冬キャベツの場合
冬キャベツの場合、春キャベツとは反対。ずっしりと重みがあり、巻きがしっかりしているものを選びましょう。

キャベツの保存方法

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キャベツの新鮮さやおいしさを保つには、保存方法にコツがあります。キャベツは切り口から変色するため、カットする際に切り口をなるべく小さくすることがポイント。使う分だけ外側の葉をはがして使うのもおすすめです。

カットしていない丸いままのキャベツは、芯をくりぬき水を含ませたキッチンペーパーを詰めます。そのままビニール袋に入れて、冷蔵庫に保存しましょう。こうすると1カ月ほどはもちます。ビニール袋の口は、ゆるく縛るのがコツです。

フリージング保存する

下ごしらえを済ませフリージング保存をしておくと、離乳食づくりがぐっと楽になります。以下で、離乳食初期のキャベツのフリージング方法をご紹介しましょう。

1.葉の柔らかい部分を千切りにし、手でつぶせるくらいの柔らかさになるまでゆでる
2.フードプロセッサーで滑らかになるまでかくはんし、ペースト状にする
3.フリーザーバッグなど保存袋に1食分ずつ分けて入れ、冷凍保存

離乳食が進むにつれて、硬さや大きさに変化をつけてあげてください。お子さまの様子を見ながら進めることがポイントです。フリーザーで保存するものは、袋に日付を入れておき、早めに使い切るように気をつけます。

キャベツを使ったおすすめの離乳食【初期】

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まずは離乳食初期(生後5~6カ月)の頃におすすめの、キャベツを使った離乳食メニューをご紹介します。キャベツはくせがないので、さまざまな食材に混ぜて使えるところが魅力的。以下のメニューを参考に、いろいろアレンジしてみてください。

野菜スープ

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【材料】
・キャベツ、にんじん、大根、玉ねぎなどの野菜 合わせて100g
・水 1カップ

【作り方】
1.深めの耐熱容器に、ざく切りにした野菜と水を入れ、600Wの電子レンジで5分加熱します。
2.ざるでこして製氷皿に入れ、冷凍しておきましょう。

氷ひとつ分で1食です。まとめて作っておくと、さまざまな料理に使うことができますし、アレンジも簡単で重宝します。野菜はペーストにして利用しましょう。

キャベツ&しらすがゆ

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【材料】
・キャベツの葉 1/6枚
・しらす 大さじ1

【作り方】
1.キャベツはラップに包み、レンジで3分加熱。その後細かく刻んですりつぶし、裏ごしします。
2.しらす干しはゆでて塩抜きし、すりつぶしましょう。
3.10倍がゆ大さじ2に1を加えて混ぜ、2を上にのせます。

キャベツのスープ煮

【材料】
・キャベツの裏ごし 大さじ1/2
・野菜スープ 大さじ2
・水溶き片栗粉 少々

【作り方】
1.小鍋にキャベツと野菜スープを入れてひと煮たちさせます。
2.水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成です。

キャベツを使ったおすすめの離乳食【中期】

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離乳食中期(生後7~8カ月)も初期同様、葉の柔らかい部分を使いましょう。この時期は、食べることにも慣れてくる頃。使える食材が少し増え、メニューのバリエーションも徐々に豊富になってきます。さまざまな味を経験させてあげてください。

鮭とキャベツのお粥

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【材料】
・鮭の刺身 約10g
・キャベツの葉 1/3枚
・5倍がゆ 大さじ3強

【作り方】
1.鮭は小さく刻み、柔らかくゆでたキャベツはみじん切りにします。
2.これと五倍がゆを一緒に煮て、鮭が柔らかくなったらできあがりです。電子レンジで1~2分ほど加熱してもいいでしょう。その場合、火がきちんと通っているかのチェックを忘れないようにしてください。

鮭には骨が混じってないかよく確認します。刺身を利用すると、骨の心配が少なく手間もかかりません。

キャベツと白身魚のふわふわ蒸し

【材料】
・ゆでたキャベツのみじん切り 大さじ1
・鯛の刺身 1切れ
・卵白 少々
・だし汁 大さじ1

【作り方】
1.鯛はゆでて細かくほぐし、ボウルに入れてだし汁と混ぜます。
2.卵白をしっかりと泡立てましょう。
3.耐熱容器に1、キャベツの順にのせます。2をかけて600Wの電子レンジで20秒加熱。しっかり火が通っていることを確認し、足りないようならさらに加熱します。

卵はアレルギーに注意をして与えるようにしてください。赤ちゃんへの卵の与え方にはいくつかのステップがあるため、そちらを優先します。アレルゲン物質は卵白に多く含まれており、初めて卵を食べるときは少量の黄身から与えること。問題がないようなら卵白を使うようにしましょう。

ツナとキャベツのトロトロスープ

【材料】
・ツナ水煮 大さじ1
・キャベツの葉先 1/2枚
・野菜スープ 1/2カップ
・水溶き片栗粉 少々

【作り方】
1.ツナを細かく刻みます。オイルの入ったツナの場合は、ザルに入れて熱湯をかけ、油を落としてください。
2.キャベツをゆでて、すり鉢ですりつぶします。
3.小鍋に1と2、野菜スープを入れてひと煮たちさせ、片栗粉でとろみをつけたら完成です。

キャベツを使ったおすすめの離乳食【後期】

後期(生後9~11カ月)になると、いろいろなものが食べられるようになり、少しずつ噛むことにも慣れてきます。たくさんの食材を経験させ、食べる楽しさを味わわせてあげましょう。手に持って、自分で口に運べるものもおすすめです。

納豆つくね

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【材料】
・ひきわり納豆 小さじ1と1/2
・キャベツ 1/3枚
・にんじん 2×4㎝の薄切り3枚
・ごぼうをすりおろしたもの 小さじ1

a
・鶏ひき肉 小さじ2
・溶き卵 小さじ1
・小麦粉 大さじ1
・サラダ油 適量

【作り方】
1.ひきわり納豆に熱湯を回しかけ、粘りをとります。
2.キャベツを柔らかくゆで、4㎜四方に刻みましょう。にんじんは柔らかくゆでておきます。
3.ボウルにaをすべて入れて混ぜ合わせ、さらにキャベツ、ごぼう、納豆を加えて混ぜてください。
4.フライパンにサラダ油を熱し、3をスプーンですくって落として火が通るまで焼きます。器に盛って、にんじんを添えたらできあがりです。

キャベツとワンタンのスープ

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【材料】
・キャベツ(3~4㎝四方に刻んでゆでたもの) 大さじ2
・豚赤身ひき肉 大さじ1
・ワンタンの皮 2枚
・野菜スープ 1/2カップ

【作り方】
1.キャベツを耐熱容器に入れて、600Wの電素レンジで20秒加熱します。
2.ボウルに1と豚ひき肉を入れて混ぜ、ワンタンの皮で包みましょう。
3.鍋にお湯を沸かし、2を2分ほどゆでます。
4.小鍋に3と野菜スープを入れて、ひと煮たちさせたらできあがりです。

野菜と豚肉のにゅうめん

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【材料】
・そうめん 20g
・にんじん 20g
・豚もも薄切り肉 1/2枚
・キャベツ 10g弱
・だし 1/2カップ
・片栗粉 少々

【作り方】
1.にんじんは短い千切りにし、麺はあらかじめ3㎝程の長さに折っておきます。豚肉はみじん切りにして片栗粉をまぶしておきましょう。キャベツは柔らかくゆでて、粗みじん切りにしておきます。
2.にんじんがかぶるくらいの水を入れて火にかけ、柔らかくなったらそうめんを入れてゆでます。そうめんに火が通ったらざるにあげましょう。
3.だしを煮立て、豚肉をゆでてください。そこに2を加えてひと煮たちしたらキャベツをのせて盛り付けます。

ベビーお好み焼き

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【材料】
・キャベツ 30g
・小麦粉 大さじ3
・溶き卵 大さじ1
・だし 大さじ1.5

【作り方】
1.キャベツの芯を取りのぞき、粗みじん切りにして3分ゆでます。
2.ゆでたキャベツとその他の材料をすべて混ぜ、フライパンで両面を焼きましょう。

スティック状にすると、手に持ち自分で食べることができておすすめです。

おいしい離乳食で食べる楽しさを伝えよう

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離乳食は、赤ちゃんが食べる練習をする大切な機会です。だからといって無理強いは禁物。離乳食を進めるときに一番大事なのは、「食べることは楽しい」と感じさせることです。

キャベツはくせのない食材なので、いろいろな料理に混ぜて使うことができます。また野菜が苦手なお子さまでも、比較的食べやすいところもうれしいポイント。上手に離乳食へ取り入れてみてくださいね。

(監修:管理栄養士  佐藤まゆこ )

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