今回は「ぬりえ」「工作」「科学実験」の3つができる、簡単な紙工作の作り方をご紹介します。
年齢に合わせてお子さまと大人の方が担当するパートを工夫すると、安全に楽しく遊べます。
2025年は巳年なので、干支の蛇をテーマに、お正月や1月の室内遊びにトライしても良さそうですね。
この工作は飾るだけでも可愛いのですが、今回はロウソクを使って、科学実験も一緒にすることができますよ。
なんと、上の動画のように作った紙工作の下にロウソクを置くと、勝手にくるくると回り始めるんです!
手で勢いをつける必要もなく、自然と動き始めるのは、お子さんにとってもきっと不思議な感じがするはず。ぜひ、親子で作って遊んでみてくださいね。
それでは、材料少なめ&簡単に作れて遊べる「ヘビの紙工作」の材料と作り方をご説明します。
ヘビの紙工作【材料】
材料
・A4サイズ用の画用紙
※ダウンロードしたヘビの塗り絵を印刷or色画用紙などで自分で下書きしてもOK。
※塗り絵&型紙は、こちらから無料ダウンロードできます。
・はさみ
・のり
・竹ひご(または焼き鳥などの棒。端が尖っているものがよい)
・粘土(棒を立てる土台として使用)
・塗り絵用のペンや色鉛筆
・ロウソク(科学実験をする場合。小さいものを4つほど。)
ヘビの紙工作【作り方】
①まず、ダウンロードした型紙を使用するか、上の写真のように画用紙にヘビの体となる渦巻とヘビの顔(頭)を描きます。そのヘビに色を塗ったり、シールを貼ったりして、個性的なヘビを描きましょう!
②ここまでできたら、ハサミでヘビの体と顔(頭)を切ります。(ここでは、まだ顔と体は貼りつけません。)
今回は小学生の娘が色を塗って、線にそってヘビを切り取ってくれました。
小学生くらいならば、塗り絵からハサミを使う工程まで一人でできそうです。お子さまの年齢に合わせて、塗り絵部分だけ、ハサミ部分も挑戦など、いろいろと試して楽しんでみてくださいね。
③続いて、画用紙の残りの部分で、小さい円を切り取ります。(型紙プリント上にあります。)
その半径の長さに切り込みを入れて、切ったところを少しずつ重ねて、丸い山型をつくります。(昔話のかさじぞうの話に出てくる傘のような形です。それをのりで固定してください。
④ひとつ前の工程で作ったヘビの尻尾の部分を、端から先ほどの円形の上にのりで貼ります。
(写真参照)
⑤粘土を丸めて土台を作り、棒を立てます。(尖った方を上にします。)
⑥尖った方の棒に、ヘビの尻尾部分の山型部分を乗せます。(この後に火を使う場合は、滑り落ちないようにバランスを調整してくださいね。)
⑦(実験でロウソクを使う場合は、)ヘビの胴体部分を垂らして、ロウソクの火にヘビの顔が当たらない位置を確認して(必要があれば、胴体の長さを少し切って調整して)、最後にヘビの顔をのりで貼ったら完成です!
【科学実験】ヘビはどうして、くるくる回る??
ロウソクに火をつけたら、しばらくしてから、ゆっくりとヘビが回り始めます。手で押してあげる必要はありません。自然と回り始めて、少しだけスピードが速くなります。
ところで、どうしてヘビが勝手に回り始めるのでしょうか?
その理由は、ヘビの周りの空気の分子にあります。
ロウソクに火をつける前、ヘビの周りの空気は冷たいとイメージしてください。
点火することで、ロウソク周りの空気の分子(下の方の空気の分子)が暖められます。そうすると、密度に変化が生じ、熱くなった分子が上昇します。これは、熱い分子が冷たい分子よりも密度が小さくなって軽くなるためです。
上の方にある冷たい空気の分子とぶつかることで、対流が生み出され、その空気の動きで、ヘビが動き始めるのです。
動画で、回る様子を見てみましょう!
お部屋の飾りとして使っても可愛いですよ!
ヘビの紙工作はいかがでしたか?お家に小さいお子さまがいる場合は、作ったヘビの紙工作を棒に乗せて飾るだけでも可愛いですよ。棒の先端が危ないように感じるならば、しっぽの部分に糸や紐をつけて、天井や手すりなどから吊るすのも良さそうです。
2025年は巳年ですから、お正月の室内遊びや、子ども会の活動などに取り入れるのもおすすめ!
ぜひ、お子さまと一緒に作ってみてくださいね。