今日のご飯は何にしようと迷ったら、シンプルな材料で子どもと一緒に簡単に作れる「手打ちうどん」はいかがでしょうか。海外在住ならではのアイデアも織り交ぜながら、我が家流の楽しいうどんの作り方・食べ方を紹介します。
そうだ、今日はうどんにしよう!
うどんの材料は基本的に小麦粉と水だけなので、オランダでも手に入ります。作り方も簡単で、筆者はよく子どもにも手伝ってもらっています。それでは、我が家の手打ちうどんの作り方を紹介します。
材料はこれだけ
・小麦粉 500g
・水 230-250ml程度(または塩水)
たったこれだけです。
本来うどんには中力粉を使いますが、薄力粉だけでも、強力粉だけでも、2つを混ぜ合わせて中力粉のようにしても大丈夫です。上記の材料以外に、片栗粉やコーンスターチなどの打ち粉も用意します。
写真は、我が家で使っているもの。左がオーガニックの小麦粉(強力粉)。右は、中華食材店で購入したタピオカ粉で、打ち粉に使います。小麦粉を打ち粉に使ってもいいのですが、片栗粉やコーンスターチ、タピオカ粉を使うと、ゆで上げたときにつるっとした食感になります。
子どもと一緒に生地づくり
まとまってきたら子どもの出番です!大きなビニール袋(チャック付きのもの)に入れて、十数分間足で踏んでコシを出します。全身を動かしながら一緒に踏み踏みすると、子どもたちも大喜び。その後、生地をまるめ、ビニール袋の中で乾燥しないようにして、30分くらい生地を寝かせます。
寝かせた生地を取り出し、打ち粉を振りながら、3mmくらいの厚さに延ばします。麺棒がない場合の裏ワザは、空き瓶を使うこと!きれいに洗った瓶は、うどんや餃子の皮などを伸ばすのに最適です。
くっつかないように打ち粉を振って、折り、お好みの太さにカットしてゆでればできあがりです。多めに作って、ゆでる前の段階のものを、小分けにして冷凍しておくこともできますよ。
出汁はなんと、ドライトマトで!
オランダでは、日本でよく出汁を取るときに使う乾物はやはりなかなか手に入らないのですが、ドライトマトならスーパーのイタリアン食材のコーナーに必ずあります。ドライトマトだけでもおいしい出汁が取れるので、お味噌汁や鍋料理を作るときは、筆者はドライトマト出汁を使っています。
ここに、アジア食材店で買えるインドネシアの小イワシの煮干しも合わせれば、より日本風の味に!こんな意外なものでもうどんに合う出汁が取れるんですよ。
オランダでも作れる!麺つゆ&冷やしたぬきうどん : オランダ生活白書
野菜とお肉も一緒に、彩りよく仕上げて
野菜は、ぜったいこれじゃなきゃいけないというものはなく、冷蔵庫にあるもので十分。我が家はシイタケがなければマッシュルームを入れることもありますし、じゃがいもやキャベツを入れることも!
材料をカットしたら、鍋にゆであげた麺と出汁と一緒に鍋に入れ、煮込んでいきます。味付けは醤油で。塩味が足りない時は塩を足したり、コクが足りない時は、しょうがやにんにくのすりおろしやごま油を入れてみたり。これで、我が家の煮込みうどんが完成です!
醤油ベースではなく、味噌を使ってもいいですね。
薄切り肉が手に入りにくい海外在住者の知恵
海外のスーパーで販売している肉は、固まり肉ばかり。日本のように薄切りのお肉はなかなか手に入りません。そんな場合は、一旦お肉を冷凍し、半解凍の状態で、薄く切っていきます。
海外在住者にとって生卵と薄切り肉というのは、日本に一時帰国時に、とても感動する食材なんですよ。
まとめ
スープを作るのが面倒でも、お醤油だけで、ごま油と塩だけで、あるいはごまだれと合わせてサラダうどんなどいろいろアレンジできる手うちうどん。ぜひ試してみてくださいね。