クルクル回る風車(かざぐるま)は子どもを夢中にさせます。簡単工作で、親子一緒に風車を作ってみませんか。身近な材料と少ない工程で、幼児にもよく回る風車が作れます。こちらでは3種類の風車の作り方とともに、回る仕組みをまとめてみました。
風車(かざぐるま)の羽根が回るしくみは?
風の吹いてくる方向に向かって風車を向けることで、たくさんの風をはらみよく回るでしょう。自然の風がない場合は、口で吹く、走って風を受けさせることでも回転します。よく回る風向き・吹き方を子どもに探させたあとに、「風を受けて回る仕組み」を説明するとより理解しやすいはずです。
1.折り紙を使った風車の作り方
普通の折り紙でも問題ありませんが、回りやすさと見栄えをワンランクアップさせるならクラフト折り紙がぴったり。ハリのあるクラフト折り紙を使うことで、風をしっかり受けてよく回ります。
材料
・曲がるタイプのストロー 1本
・爪楊枝 1本
・ハサミ
・のり
作り方
2.広げると、対角線2本の折り目がついているはずです。
3.対角線に沿って、図の点線くらいまでハサミで切り込みを入れます。
4.切り込みの片方を中心に向かって折り曲げ、のりづけしましょう。折り目はつけません。
6.のりが乾いたら真ん中に爪楊枝を刺してください。
7.爪楊枝を持ち手となるストローに通します。このとき爪楊枝の先端を切る・テープで覆うなどするとより安全でしょう。
8.風がよく当たるようにストローを曲げたら完成です。
2.紙コップを使った風車の作り方
羽根の枚数を変えたり、ねじる角度を変えたりして、回り方の違いを比べてみましょう。
材料
・ストロー 1本
・竹ひご 1本
・きり
・ハサミ
・マスキングテープ(紙テープ)
作り方
2.紙コップ底面中心に、きりで穴を開けます。
3.竹ひごの先端をハサミでカット。この作業はパパママがやってあげてください。
4.竹ひごを穴に差し込みます。
6.切り込みを外側に向かって折り曲げ、お花のような形に広げます。画像のように、すべての羽根を一方向にねじるのがポイントです。
7.柄となるストローに竹ひごを通します。
8.羽根の広がり、傾きを整えて完成です。
3.紙皿を使った風車の作り方
材料
・割りばし 1膳
・ストロー 1本
・きり
・ハサミ
・マスキングテープ(紙テープ)
※絵柄を描く場合、さらにペン・クレヨンを準備します。
作り方
2.すべての羽根を同じ方向で30度くらいの角度に折り曲げて、折り目をつけてください。
3.紙皿の中心にきりで穴を開けます。
4.竹ひごの先端部分をハサミで切りましょう。
6.紙皿の後ろの竹ひごの長さを10cmくらいに切ってください。
7.ストローを15cmの長さに切り、画像のように割りばしをマスキングテープで留めます。
8.ストローと割りばしをもう一度マスキングテープで巻きましょう。
10.羽根の傾きを調整して完成です。
回る様子を観察してみよう
紙皿タイプは折り紙タイプと同様、自然の風・息で回ります。動きが悪い場合、羽根の角度をしっかりつけてみてください。どのタイプの風車も風の吹いてくる方向に向けて、より多くの風量を羽根に与えることでよく回転します。
外でもお家でも!風車で楽しく遊ぼう
今回ご紹介した折り紙・紙コップ・紙皿の風車は、どれも画鋲・ピンなどの材料は使っておらず、小さな子どもも安心して遊べます。お家にあるものを使い短時間で作れるため、工作ビギナーのパパママでも大丈夫。羽根の枚数・傾き・絵柄を変えて、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。