日々たまりがちな郵便物や幼稚園のプリントなどを「スッキリ処分したい!」。でも気になるのが、個人情報の漏洩です。個人情報が漏れると思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことも。そこで今回は、個人情報の漏洩を防ぐごみの捨て方や、役立つ便利グッズをご紹介します。
家庭ごみから漏れる個人情報
例えば、ごみ捨てのマナー違反があった場合、ごみの中身を調べて誰が捨てたものなのかを特定する自治体があることをご存知でしょうか。実際、私の所属する町内会でも、「ごみ捨てのマナー違反があった場合、ごみの中身を調べます」というお知らせがあったことがありました。
家庭ごみの中でも特に注意したいのが紙ごみです。では紙ごみの中で、個人情報が特定されやすいものとはどういったものなのでしょうか?
捨て方に注意したい紙ごみ
・レシート
会員番号が記載されているものの場合、そこから個人情報が漏れることがあります。
・薬局でもらった薬の袋
見落としがちですが、袋に名前が記載されているため注意が必要です。
・領収書や請求書
さまざまな領収書や請求書にも名前が記載されています。また、通信販売の納品書にも注意しましょう。
・学校のプリント類
個人名は書かれていませんが、学校名や幼稚園名から特定されることがあります。
・お名前スタンプ
お子さま用にお名前スタンプを使っている方も多いのでは?そしてそのスタンプを、お子さまが遊びに使うこともあるでしょう。こういった紙は、無造作にゴミ箱に捨てがちです。しかしこれも名前が記載されているものになります。
このように、名前や住所が直接記載されていなくても、特定される恐れのある情報が書かれているものには、用心深く対処する必要があります。
個人情報の漏洩を防ぐ捨て方
代表的な3つの捨て方をご紹介します。
・細かく切り刻む
最も安心なのが、細かく切り刻む方法。シュレッダーがあると便利ですが、手作業で行う場合はなるべく細かく切ることがポイントです。
・隠したい情報を塗りつぶす
隠したい情報が住所や名前など一部分だけなら、見えないように塗りつぶすのもおすすめです。ただしこの場合、透けて見えることがないか確認するようにしましょう。
・書類廃棄業者に頼む
企業などでよく利用している書類廃棄業者ですが、個人プランを設けているところもあります。ある大手引っ越し業者で行っている書類廃棄サービスは、段ボールひと箱2,000円程度です。紙ごみが大量にあるのであれば、こうした業者を利用することで手間を省くことができます。
お役立ちグッズその1 シュレッダー
販売元:コクヨ
でもシュレッダーを使う場合、こんなことが気になることはありませんか?
・ためると処分に時間がかかる
・音がうるさい
・子どもへの安全面が心配
しかしこのシュレッダーの場合は、A4コピー用紙が同時に5枚まで細断可能。少々ため込んでしまってもそれほど時間をかけずに処理することができます。また動作音が静かで、用紙の投入口にはロック付きシャッターがついているため、小さなお子さまがいる家庭でも安心して使えるでしょう。
お役立ちグッズその2 スタンプ
販売元:シャチハタ
しかしスタンプタイプの場合、商品によっては裏から文字が透けたり、印字が濃すぎて隠しきれなかったりすることも。また消す範囲が広いときは時間がかかり大変です。
このスタンプの場合は、スタンプの文字によって印字を判別しにくくするタイプのため、印刷の濃度に関わらず効果的に使うことができます。またローラーになっているため、多少消す範囲が広くても手間がかかりづらいでしょう。
お役立ちグッズその3 ケスペタ
販売元:シャチハタ
隠したい部分にペタペタすると、黒いのりが出てきて情報をしっかりと隠します。さらに紙を折ってのりの部分をはり付けてしまうことで、裏側から透けて見えることを防いでくれるのです。
紙を開こうとしても、くっつけた部分が破れて読み取れなくなるため安心です。こちらも安全に使えるため、お子さまと一緒に楽しみながら作業をすることができます。
紙ごみを捨てるときは個人情報に気をつけて
各家庭により、個人情報が書かれた紙ごみの量などに違いがあり、効果的な処理方法は異なります。最適な方法を選んで試してみてくださいね。