外出先でのちょっとした待ち時間、もてあますことありませんか? そんな「すき間時間」は子どもとのコミュニケーションのチャンスです。保育士の筆者が、ぜひ一度試してほしい、簡単で楽しい即席遊びを紹介します!
用意するのはハンカチだけ!
さっと取り出すだけで、驚きの楽しさを提供してくれるのが「ハンカチ」です。
難しいハンカチ折りをする必要はありません。
ハンカチって、広げるだけで遊べちゃう優秀アイテムなんです!
【ハンカチ遊び】基本編 まずは広げてみよう!
子どもと一緒にハンカチの隅を持って、ばっさばっさと風をはらませて上下に振って遊ぶと風量がおおきくなって楽しいです。
次は顔をかくして「いないないばー!」。顔を出す方向や、顔の表情を変えると子どもたちは大変喜びます。
片手を隠し、中でどれか指を立てて、「だーれだ?」「パパ指!」「残念!ママ指でした」なんてやりとりも。お手持ちのキャラクター人形などを隠すのも良いですね。
どの遊びも親がやってみせて楽しんだら、途中で子どもにバトンタッチして更に楽しみましょう♪
【ハンカチ遊び】応用編① 絞ったり、畳んだり
四つにたたむと秘密のポケットになります。
秘密のポケットにはそのあたりの小さな紙切れをはさんで「見つかるかな?」と手渡すと、意外と見つからず、四苦八苦することもあって面白いです。
【ハンカチ遊び】応用編② 結んで、ひらいて
結び目を耳にみたてて、うさぎさん。
その結び目を片方中に押し込んだらりんごに変身!
結んだものを解くときは子どもに「できるかな?」と挑戦してもらうと指先と頭の体躁になります。
お子さんが苦戦していても、パパ、ママはぐっとこらえて見守る時間です!
上手に解けるようになったら、タイムトライアルしたり、兄弟で競争するのも盛り上がります。
実は子どもたちにとって、結ぶことより解くことの方がハードルは低いようで、
「解く」の後に「結ぶ」に取り組んだ方がうまくいくことが多いです。
お弁当包みに挑戦する前に、ちょっと意識してこんな遊びを楽しむのもよいですね。
【ハンカチ遊び】応用編③ ハンカチパン屋さん
同じ三角でも、サンドイッチになったり、ピザになったり。
作ったパンのあてっこも楽しいです。
意外なパンの種類が出てきたりしますよ。
ポイントは、できたものを否定しないこと。
みたて遊びは考える遊びです。
考える先をちょん切ってしまわないように
おいしいね~と食べてあげて、
「どうも違うのよね……」と納得いかないときはパン屋さんにいったときにでも本物をさりげなくみせてあげてくさい(^v^*)
頼もしいハンカチ様
また、衣服をたたむ、お弁当箱を包むなど生活する力にもつながっていきます。
赤ちゃんの頃から遊びとして慣れ、自然な流れで身につけていけたらいいですよね。
そして、ハンカチは実用性ももちろんですが、玩具としても、軽くて、握ったり、結んだり、ひっぱったりしても壊れないし、怪我もしない、なめても大丈夫。そして、洗濯すれば清潔も保てる優秀アイテムです。
最近では、お出かけ時、タオルハンカチをお持ちの方が主流かなと思うのですが、ここでは是非「普通のハンカチ」をご準備ください。
タオルハンカチでも楽しむことはできるのですが、それとは別に普通のハンカチがあると、ぐん!と遊びの幅が広がります。
是非、頼もしいハンカチを1枚、お出かけのお供のレギュラーにしてみてください。