親のパスポートに子どもを併記することができた時代もありましたが、現在は海外旅行時、赤ちゃんや子どもにもパスポートは必要です。子どものパスポートの申請方法に、大人と異なる点はあるのでしょうか。今回は赤ちゃんや子どものパスポートの作り方や、申請するときの注意点をご紹介します。
パスポート申請のための必要書類
赤ちゃんのパスポートを作る場合でも、大人のパスポート申請と同じ書類や手続きが必要になります。必要な書類は以下の5点です。
(1)戸籍謄本または戸籍抄本 1通
(2)住民票の写し 1通
(3)身元確認書類(マイナンバーカード、健康保険証、母子手帳など)
(4)一般旅券発給申請書 1通
(5)写真(縦4.5cm×横3.5cm) 1枚
申請書の記入や署名欄はどうする?
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赤ちゃんや未就学児など、本人の署名が難しい場合、パスポートの署名欄や申請書の記入は親権者であるパパママが代筆できます。
小学生以上であれば、漢字が書けなくてもひらがなを使って本人に署名させるのがよいでしょう。
また、未成年の子どもがパスポートを申請する場合は、申請書裏面の「法定代理人署名」欄に親権者の署名が必要になります。不備があると申請がスムーズに進まないため、パパママのサインを忘れずに。
最難関の写真撮影
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赤ちゃんや小さな子どもの写真撮影はプロにお願いするのがおすすめ。特に赤ちゃんの写真を得意とする写真館などにお願いすると、きちんと撮ってもらえるので安心です。
赤ちゃんが真正面を向いている写真を撮影するのは非常に難しいです。赤ちゃんの手など体の一部が写り込んでいたり、顔が横向きになっていたりすると、パスポートの交付はできません。
スムーズな交付のためにも、撮影はプロに頼んでおきましょう。
覚えておきたい注意事項
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申請窓口には子ども同伴で
パスポートを受け取りに窓口へ行く場合は、申請者である子どもを必ず連れて行きましょう。親権者が代理申請をすることは認められていますが、パスポートの受け取りには本人確認が必要です。名義人であるお子さまと一緒に窓口を訪れてください。
有効期限に注意
20歳未満の子どもは5年有効のパスポートしか申請できません。10年有効のものとは申請書が異なるので、記入の際には間違いのないよう気をつけましょう。
手数料を確認
パスポート受領時には、手数料として収入印紙や収入証紙が必要になります。申請する子どもの年齢によって金額が違うため、あらかじめ確認しておきましょう。
スムーズな申請で楽しい旅行に
赤ちゃんや子どものパスポートの作り方をご紹介しました。パスポートが交付されるまでには時間がかかることもあります。書類の不備などでさらに遅れることも考えられるので、渡航が決まっている場合は、なるべく早めに申請しておきましょう。
パスポート申請をスムーズに進めて、家族で楽しい海外旅行ができるといいですね。