離乳食中期(モグモグ期)になると、赤ちゃんが食べられるようになる「ささみ」。淡白な味でどんな料理にも合わせやすいけれど、「パサパサ感」に困っているパパママも多いのではないでしょうか。ささみを調理するコツや、時期別のおすすめメニューをご紹介します。
栄養たっぷり!はじめてのお肉が「ささみ」なのはなぜ?
ささみの栄養価
ささみが食べられるようになるタイミング、量の目安
モグモグ期に食べるときは、熱湯で茹でてからなめらかにすりつぶし、とろみをつけます。アレルギーや消化不良を起こしていないかを確認するため、最初の1回分は、少量の小さじ1からスタートするようにしてくださいね。
慣れてきたら、加熱したささみを細かく刻む→ほぐすというように、赤ちゃんの食べられるサイズに合わせて、大きさを変えていきましょう。
ささみの「パサパサ感」をなくす調理のコツ
ささみをしっとりおいしく仕上げるには、いくつかのコツがあります。今日からスグにできる簡単なコツを5つご紹介します。
【1】加熱しすぎはNG!予熱を活用して
1: ささみの筋を取ったら、片栗粉を薄くまぶす
2: 50mlくらいの水(ささみがかぶるくらいの量)を入れて火にかけて沸騰させる
3: ささみを入れ、沸騰したら蓋をして火を止め、そのまま最低10分放置する
4: ささみを取り出し、月齢に合わせた大きさにほぐしたり、すりつぶす
片栗粉をまぶすことで、水分の蒸発を防いでしっとり仕上げることができ、調理に使うときのとろみ付けにもなります。
【2】電子レンジ+片栗粉でしっとり
1: ささみの筋を取り、そぎ切りにする
2: 片栗粉を薄くまぶして耐熱容器に入れ、水少々を加える(ささみ1本につき大さじ1くらい)
3: ラップをかけて1分ほど加熱
そぎ切りにすると繊維が断たれるので、フォークなどで簡単にほぐすことができます。
【3】水煮缶を使うと便利!
【4】冷凍してすりおろすと、簡単にほぐせる
【5】おかゆやあんかけで食べやすい工夫
ささみのペーストを食べてくれないな…と悩んでいるのであれば、だし汁で伸ばしてとろみを付けるだけでも、食べてくれるようになるかもしれませんよ。
時期別ささみのおすすめメニュー
【中期】ささみと野菜の煮込みうどん
・ささみ 10g
・茹でうどん 40g
・野菜 合計20g(小松菜、キャベツ、にんじん、玉ねぎ、白菜、ほうれん草 など)
・だし汁 100ml
・片栗粉 少々
【作り方】
1: ささみを加熱し、すりつぶすか、みじん切りにする
2: 茹でうどん、野菜をみじん切りにする
3: だし汁を弱火にかけ、茹でうどんと野菜を入れ、5~6分煮る(茹でうどんに表示されている茹で時間より、プラス4~5分)
4: 器に盛り、ささみをトッピングする
季節の野菜を取り入れてアレンジすると、同じメニューでも飽きずに食べることができます。月齢が低く、食べにくそうな場合は、水溶き片栗粉を入れて加熱し、とろみを付けてあげましょう。
他にも中期は、ささみのお粥や、大根を使った煮物などもおすすめです。
【後期】ブロッコリーのささみあんかけ
・ささみ 15g
・ブロッコリー 30g
・だし汁 50ml
・片栗粉 少し
【作り方】
1: ささみを加熱し、細かくほぐすか、刻む
2: ブロッコリーをゆで、1cmくらいの大きさに刻む
3: だし汁を加熱し、ささみを入れる
4: 水溶き片栗粉でとろみを付ける
5: 器に持ったブロッコリーに、ささみあんをかける
ブロッコリーの穂先にあんが絡むので、しっとり食べやすい1品。ささみあんは万能なので、もちろん他の野菜にアレンジしてもおいしいです。
【完了期】しっとりゆで鶏
・ささみ 20g
・片栗粉 少し
【作り方】
1: ささみは5mmくらいのそぎ切りにし、片栗粉をまぶす
2: ささみを加熱する(熱湯で加熱する場合は、20秒ほど)
電子レンジの場合は、水を少しかけて30秒加熱。様子を見て10秒ずつ加熱を追加
3: 粗熱がとれたら、食べやすい大きさに切る
片栗粉パワーでしっとり!お肉の塊で、ごちそう感も味わえます。サイズによっては、後期から食べられるので、手づかみ食べの1品にするのもおすすめですよ。
完了期になると、ささみとトマトのチーズ焼きなども簡単にできるので、ぜひお試しください。