子どもの写真の撮り方からアルバム作りなどを伝える連載【イクロク】。3回目のテーマは「手作りアルバム」。子どもと一緒に楽しめるアルバム作りのアイデアから、最近流行りの素材やアルバムを使う作り方、100均で手に入る手軽なアイテムを使っておしゃれに作るコツまで紹介します。
手作りアルバムの作り方
時系列順・期間でまとめる場合、「出産から生後 100 日まで」「1歳」「2017年」などと区切りを決めたほうがゴールが見えて作りやすいです。
テーマで決めるなら「初節句」「七五三」「誕生日」など。何かの記念日や卒園式などの節目に、お世話になった先生や友達に、その人と一緒に写っている写真をまとめる、実家に帰省したときの思い出をまとめておじいちゃんおばあちゃんにプレゼントするのも素敵ですね。
「写真集め」をする
スマホやデジカメで撮ったもの、パパママが撮ったものなどを集めてベストカットをセレクトしましょう。
子どもの笑顔写真ばかりになりがちですが、家族やその場にいた人全員、または部屋や風景などその場の雰囲気がわかるもの、料理や記念品などさまざまなものが写っている写真をバランスよく選びましょう。時間が経ってから見た時に、当時の思い出が鮮やかによみがえり安くなりますよ。
台紙を選ぶ
・短時間で完成させる、プレゼント目的なら……色紙などのブックタイプのアルバム
・立体的なデコレーションも楽しみたいなら……スクラップブックタイプのアルバム
・手軽に収納し、そのまま保存したいときは……ポケットタイプのアルバム
・デコレーションを楽しみつつ長く綺麗に保存したい場合……シート台紙タイプのアルバム
「手作りアルバム」の醍醐味を存分に味わいたい人には、粘着シートに写真やステッカーをどんどん載せていくだけで糊いらず、上からフィルムを被せるだけで保護できるシートタイプが簡単なのでおすすめしています。その際、台紙は直接書き込みできるタイプが使いやすいです。さらに、小さくて軽く、かさばらないものの方が保存しやすいでしょう。
【Z&K】「ピタットアルバム」シリーズは、一度貼った後でも張り直しができる弱粘着タイプの製本アルバムで、比較的安価。台紙に直接書き込みをすることもでき、薄くてかさばらず、色の種類もあり、低価格で使いやすいので、よくおすすめしています。
装飾用の素材を集める
100均、特にセリアやダイソー、キャンドゥでカラフルな模様付き折り紙、レースペーパーやマスキングテープ、フレークステッカーやシール、付箋やカードが手に入ります。
色やテイストなど、全体のトーンを統一しておくとまとまりがでます。
もらったカードや入場チケット、プレゼントのタグや包装紙などを取っておき、一緒にスクラップして装飾に使うのも思い出になっておすすめです。
写真や必要な素材の切り抜きをする
ちょっと凝ったカットをしたい人はデザインカッターがあると便利です。
素材を貼り付ける位置を決めて仮止めする
背景を華やかにデコレーションしたい場合は、パターンペーパーや折り紙、レースペーパーやマスキングテープで背景を整えてから写真を両面テープや糊などで固定します。
写真を固定したら、デコ素材の出番。マスキングテープやフレークステッカーなどのアイテムを貼って飾ります。子どもと一緒に楽しめるといいですね。
日付や出来事の詳細、メッセージなどの文字も一緒に書いておきましょう。
最後に表紙をデコレーションし、タイトルを書き入れて完成です。
手作りアルバムのアイデア
フォトスタジオの撮影データをプリントして手作りアルバムに
写真が良い場合は、あまり凝った装飾をせずに、必要最小限のシンプルな見せ方で十分。色々貼ってみたい場合は粘着力が強いシールやテープを直接写真の上に貼らず、保護シートの上に貼れば写真を傷めずに保存できますよ。
マスキングテープでオシャレな装飾を
最後に
卒園式などの記念やプレゼントに子どもと一緒に手作りアルバムを作る際は、写真や台紙・素材選びを相談し、一緒にデコレーションも楽しみましょう。最初の1ページだけを任せるなども良いかもしれません。年齢とできることに合わせて役割を分担して楽しんでくださいね。