2019年02月14日 公開

子ども同士、ファストフード店での張り合い!こんな表情、知ってる?

保育士の私にとって、園以外で見る子どもたちの表情は、また別の面白味があります。園の外で見て、ちょっとにやっとしてしまった、子どもの表情を徒然なるままにルルラルラ~♪ まゆ先生のつれづれ子ども絵日記第2弾! 子どもたちのファストフード店での闘いをお届けします!

保育士の私にとって、園以外で見る子どもたちの表情は、また別の面白味があります。園の外で見て、ちょっとにやっとしてしまった、子どもの表情を徒然なるままにルルラルラ~♪ まゆ先生のつれづれ子ども絵日記第2弾! 子どもたちのファストフード店での闘いをお届けします!

園外の子どもたちの顔も楽しいのです。

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保育士という職業柄なのか、プライベートで外出していても、何となくお子さんの姿に目がいってしまうんですが、ときどき「これは!!!」というお子さんの表情に出会います。

「今の顔見た!?」なんて、そばにいる保護者の方に教えてあげたくなる……ができない!……ので、そんな思いをここにつづりたい!

普段の生活で見る、園外での子どもさんの表情をお送りする(セレクト基準は完全に個人的趣味です笑)まゆ先生のつれづれ子ども絵日記シリーズ第2弾は「張り合う顔」です。

ファストフード店での闘い

負けず嫌いの顔は園でもよく見られますが、なるほど!こういうところでも戦いはあるのだね~とにやにやしてしまいました。にやーり(^_^)
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子どものせりふは勝手な想像でお送りしております。

端から見ていても、如実にわかる表情がたまらない!

「私のが、僕のが1番なの!」
負けることはできない!そこには、子どもとはいえ、譲れない意地がありました。

そして、このとき彼らは確実に、瞳とゼスチャーで語り合えていたのです。私にはハッキリとまんがのように吹き出しにセリフが見えました。

すごい、コミュニケーション能力!感心せざるをえません。そして、端から見ていてもありありと分かる感情。何て素直!何てかわいい!(笑)

しかし、子どもたちと接していていつも思うのですが、あのライバル心どこからくるのでしょう?

「これ、私の!」となるあの気持ちや、なんだか負けたくないという感情は、確かに子どもたちを成長させるきっかけになったりしますが、どこから湧いてくるのか、なんとも興味深いことです。

感情も子どもとともに成長するのです

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感情は枝分かれし、より豊かになっていきます。
感情がどこからくるのかというのは置いといて、当たり前ですが、人間、身体だけでなく、感情も成長していきます。

子どもたちの感情はまだ未分化で、いろいろな経験を通して枝分かれし豊かに育っていきます。

ですから、大人からみて、嫉妬だったり、縄張り意識みたいなちょっとキレイでない感情の発露も、子どもの成長の兆しなんですよね~。

張り合う、負けず嫌いの顔も成長のひとつ。でも子どもにとっては、感情を御するのは難しいものです。大人も振り回されちゃうこともしばしば。

まずは、「なるほど、君は今そんな気持ちなんだね」と受けいれて一呼吸置いてみてください。

そうすると、私はなんだか子どもの意地っ張りの顔が楽しくなって、愛しくなってしまいます。笑っちゃう。子どもたちは真剣だから、隠すのに苦労するけど(笑)。

いつもよりちょっと第3者の目で子どもの顔を見つめてみると、新しい子どもの表情や、小さな成長が見れるかもしれませんよ。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

いわいざこまゆ
いわいざこまゆ

イラストレーター・造形作家です。7年間の保育士勤めを経て、主に保育の専門誌や書籍でイラストやまんがを描いたり、保育のための造形やアイデアを発表しています。現在も、近所の保育園に助っ人保育士として時折出没します。著書に「まゆ先生の保育な毎日」(世界文化社)「縫わずにできる手作り衣装BOOK」(メイト)「おりがみよくばり百科」(ひかりのくに/津留見裕子・池田かえる共著)他。鹿児島県出身。神奈川在住。