2023年01月17日 公開
子供を抱く親

【教育】沈みゆく日本。タイムリミット前に親がしてあげられる事

3人の子を持つ父親として日本のタイムリミットの前に子どもにしてあげられること。世界で勝負できる子どもにするために、これからの教育のあり方について、教育移住、親子留学の体験談をふまえて率直にお話しします。

2022年12月28日。今、自分はハワイからの帰途にいる。滞在していたホテルから空港までのタクシーの中で聞いた話しが衝撃的で、忘れないうちに、ホノルル国際空港でこのブログを書いている。

タクシー運転手さんとの会話はたわいもない話から始まる。

「滞在はどうだった?」
「ハワイには人が戻ってきたかい?」
「運転手さんはハワイ生まれのか?」

などと言った良くある会話だ。

彼はドイツから移住してきたんだそうだ。リタイヤ後にハワイに移住してきたとか。ハワイで買ったコンドミニアムの管理費が高くて(約日本円で30万円もする)、これを払うためにタクシー運転手として働いているのだとか。

驚くことに、買ったコンドミニアムの価格は約3億円。日本人の自分からすると、そんなにお金をもっているのに、引退してもこんなにセカセカと働かなければいけない生活を選んだのか!?自分にはその方が驚きだが。。。彼はストレスのない生活をしたかったからだと言う。

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ハワイのタクシー運転手から聞いた衝撃的な話

タクシーから空港に向かっている
タクシーから空港に向かっている車中

本題に入ると、この運転手との会話の中で、聞いた内容があまりにも衝撃的だったって話だ。

「この20年間でハワイの顧客層は全く変わった。かつて、ここハワイでお金を落とすのは日本人だった。空港からホテルまで、150ドルも払ってリムジンに乗り、滞在中もアクティビティーや豪華な食事に大枚をはたいてくれた。

でも、日本人は今や、アクティビティーはしない。なんでも安いものを探すようになり、大金を落とすのはドイツ人とアメリカ人に変わった。

とても、悲しい事実である。

世界の物価の高さに、何もできない日本人

ハワイの空港で教育に関するブログを書く
空港で教育コラムを書く自分

でも、確かに、そうかもしれない。

今回のハワイ旅行でも、我が家はROSS、NORDSTROM rackと言ったブランド品のアウトレットに行き、日本よりも安く買えるラルフローレンや、ノースフェイスなどのアメリカブランドを買い漁る。

仕事目的の滞在だったので、車は借りたが、駐車場代をケチり、ホテルの駐車場でなく、近くの路上駐車場に停めた。

外食は料金がはるため、地元の人が行くようなスーパーで買い込み、できるだけ自炊で済ませる。

思い返してみても、確かに贅沢はしていない。意識はしていなかったが、理由は単純。何もかもが高く感じるからだ。

しかし思えば、自分が幼少期の頃、家族でいったハワイ旅行ではそうではなかった。沖にヨットで出掛け、セイリングを楽しんだものだ。

あの頃、父は大手商社に勤めるサラリーマンだったから、貧しくはないにせよ、そんなに贅沢が出来るほどの収入はなかったはず。が、それでもその頃は十分に贅沢ができたように思う。ドライバーの言うお金を落とす日本人の一員だったのかもしれない。

世界はインフレ、日本はデフレ

タクシー運転さんの感覚は、自分の実感そのもの。世界の物価が上がりすぎて、日本人は本当に貧乏人になってしまったのだ。

日本のニュースでは、ずっと言われて来たことだが、これは日本がデフレを続けてきたからに他ならない。世界の主要国はどこの国も毎年、物価も収入も上がるのは当たり前。日本だけが20年以上、ほぼ変わらない。それどころか収入は下がってさえいる。

経済動向うんぬんついてはここでは深く触れないが、とにかく世界との差については、日本を出ると痛感する。日本にだけ住んでいると、この変化は感じづらいが、間違いなく、時世は変化をしている。ものすごい速さで。

将来の日本は、東京ですらただの地方都市でしかなくなる

世界では今、過疎化が進んでいる。

日本でも今、東京に人口が集中しており、もはや年老いた人しかいない田舎町も、少なくない。

しかし、日本単位で考えると東京に人口が集中しているのは間違いないのだが、これからの未来は、東京から世界に人が出ていく。

情報が集まるところ、お金が集まるところに、常に人は集まっていく。

東京にいけば良い仕事があると思って多くの人が上京し始めたのは、わずか数十年前の話。テクノロジーの進化が速くなり、このスピードはますます速くなっている。

これから、優秀な人材は東京を超えて世界に出ていく。世界に出たら収入は倍になるのだから。

落ちていく日本にしがみつくのか、世界で勝負を出来る子にするのか

子供を抱く親

自分にも今3人の子供がいる。0歳、3歳、7歳だ。だからこそ、子供たちの将来を憂えている。将来、日本に未来はあるのだろうか。

貧富の差が開く中で、日本のお金持ちは、みんな世界に出ている。日本を脱出する準備を始めているのだ。

動いていない、動けていないのは中間層以下の人。こんな状況である事には薄々感じていても、みんなと一緒であれば安心。日本政府がなんとかしてくれると思っているのだとしたら、それはおめでた過ぎはしないだろうか。

日本はもはや世界から見れば小さな孤島でしかない。日本人は、この小さな島から抜け出そうとしない、内気な性格をもった島民だ。

世界に活躍するために何をさせれば良いのか?

この小さな島から、世界に飛び出すためには、リテラシーが最低限の必須能力となる。
いつの世も、読み書きそろばん、つまり読めて、書けて、数字の計算が出来る力は商売の、生き抜いていくための地盤だ。

今や、世界の共通言語は英語。中国語という人もいるかもしれないが、中国人も英語が話せる様になってきているので、コミュニケーションを取る上で世界共通の言語は、間違いなく英語だ。

日本の英語教育はオワコン。だからこそ自分でやるしかない

世界英語力比較で日本の順位がだだ下がり
世界英語力比較で日本の順位がだだ下がり

しかし、残念なことに、日本の英語教育は質は相当低い。上の図の通り、世界的な英語力の比較でも、日本人はここ11年で14位から80位まで落ち込んでしまっている。

これは未だに学校では昔と同じ様な英語の教え方を繰り返しており、全く進化していないからだ。
私たち親も同様。相変わらず、英検だけ取らせていれば大丈夫だと思っている。

みんな、早く気が付かないと本当にやばい。このやり方は通じてないんだ、と。

世界的にみても日本人は優秀な国民

自分は北京に1年、アメリカに5年、フィリピンに2年間住んでいたが、日本人は相当、優秀な国民だと感じる。サービスの質、細かさ、真面目さ、勤勉さなどなど、どこを取ってもトップレベル。

ただ、それでも日本が世界で活躍できないのは、圧倒的にリテラシー、つまり英語力が低いこと。島国で海外の人と触れていないが故に、ダイバーシティーで戦える文化、マインドセットがないこと。

逆にそれを手に入れさえすれば日本人は相当、世界で活躍できると心から思う。

今後の教育のあり方

子供の将来を見据えたら、いつまでも小さな島にこもっていてはいけないと思う。
過疎化が進んでおり、今や東京は世界の中心地ではないのだから。

でも、イメージは昔にもっていた感覚と変わらない。過去、田舎に住んでいる人が、その町の将来に危機感を感じて、東京に子供を出すのと似ている。ただ、時代が進み、それが日本という国から外に広がっただけ。テクノロジーの進化、移動技術が進み、世界はより小さくなったのだから。

最低限、子供にしておくべき教育

セブ移住してたときの写真

悲しいが、日本はこれからもどんどん世界と差がついていってしまうのだろう。だからせめて子供には世界でサバイブできる力を身につけさせたい。そう思うのは、私だけではないだろう。

そのために必要なのは、繰り返すが、リテラシー(読み書きそろばん)である。ではベースとなる英語はどうやって身につけるか、その答えは自分は日本にはないと思う。

インターネットを通じて世界の教育を受けるか、臨界期を迎えるまでのどこかで、世界の教育を受けるか。まだまだ、日本には根付いていないかもしれないが、海外教育移住は中国では普通のことだし、日本の富裕者層でも子供を海外に出し始めている動きがある。

世界に教育移住するという選択肢も

シンガポールスクール訪問

世界に出て教育をしようと思えば、もちろん、日本にいるよりもお金はかかる。でも、アジアならまだ日本での教育費より安いか、大きく変わらない金額で教育を受けられる国がある。

自分も日経新聞で取材をされた記事の通り、フィリピンで2年間、子育てをした。息子は今、日本語、英語両方のYOUTUBEを見て情報をとっている。本当に良かったと思う。

上の写真は4年ほど前に訪問したシンガポールスクール。フィリピンにあるインターナショナルスクールで、中国語も学べるトップスクールだ。学費も日本のインターナショナルスクールの半額程度だったと思う。

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いずれにせよ、親としては、学校だけに頼ってられない。自分たちでなんとか最低限のリテラシー教育をしておくべきだと思うのだ。このままでは日本は世界から孤立化し、いずれ沈没する。そしてそれを阻止できるとしたら、僕らの子供たちの世代なのだから。

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この記事のライター

大塚 庸平
大塚 庸平

Chiikを運営する留学情報館の代表。埼玉県生まれ東京育ち。3児のパパをやりながら、頑張って会社経営してます!北京・ロサンゼルス・ハワイ・セブに滞在歴あり。留学・移住・英語のサポート歴は20年以上。 Follow @yoheiotsuka