「DIY」は、雑誌やテレビ番組でも見聞きする身近なもの。大がかりな家具だけではなく、おもちゃや育児用品を作ることも立派なDIYです!筆者が実際に作ってみた、初心者から上級者向けまでの手作りグッズをご紹介するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
DIY=日曜大工だけじゃない!
実際に、雑誌やテレビでの特集はそうした本格的な作例の紹介が多いですよね。育児関連だと、立派なおままごとキッチンや収納棚など、「これ、普通の人が作れるの!?」と驚くような、手の込んだものがたくさん紹介されています。
でも、DIYとは「Do It Yourself」の略。「自分自身でやる」という意味なので、レベルやクオリティは関係ありません。
育児中のパパママはとても多忙。もの作りに多くの時間を割ける人ばかりではありませんよね。すきま時間に作れるものを選んで、手軽にDIYにチャレンジしてみませんか?初級編から上級編に分けて、筆者が作ったDIY作品とその作り方のポイントをお伝えします!
【初級編】ゆらゆらきらきら!ペットボトルおもちゃ
<材料>
空のペットボトル(500mlまたは350ml)
ビニールテープ
中に入れ込む飾り類(リボン、色セロハン、ビーズ、スパンコール、ペットボトルの包装ビニールなど)
水
作り方はいたって簡単。ペットボトルの中にビーズやスパンコールを入れたあと、水を入れてふたが開かないようにビニールテープで封をするだけ。
ビーズなどが用意できなくても大丈夫。ペットボトルを包んでいるパッケージビニールを再利用すればOKです。いびつな四角や三角でもステキなので、形を気にせず自由に切り取って中に入れてみてくださいね。
赤ちゃんには目の前で動かして見せたり、力がついてきた子には転がして見せたりして遊びに誘っても。筆者の子どもたちも大好きだったお手軽おもちゃです。
【中級編】無地Tシャツをステンシルでカスタム!
<材料>
無地Tシャツ(通販でも販売しています)
ステンシル用インク(1、2色からはじめてみましょう)
ステンシル用のシート
ファンデーション用三角スポンジ(100均のものでOK)
食品用トレー
ステンシルシートは専用のものがハンドメイドショップなどで売られていますが、薄手のクリアファイルなどでも代用できます。カッターで切ることができ、ステンシルするときによれない素材であればOK。
ステンシル用の原画素材はネットで検索すると無料のものがたくさん出てきますよ。ダウンロードしてから印刷して使ってください。イラストが得意な方なら、自作してみても!
多色使いは初心者には難しいので、単色~2色程度からはじめてみましょう。食品トレーにインクを出して、スポンジに軽くつけて、ポンポンと薄くつけていきます。この「薄く」がポイント。
できあがったものは、乾かしたあとにあて布をしてアイロンがけで仕上げます。
【中級編】家にあるもので作れる!魔法のステッキ
<材料>
新聞紙(数枚)
ビニールテープ
空のペットボトル(350ml)
中に入れ込む飾り類(ビーズなど)
ペットボトルから底部分と口部分を切り取ってドッキングします。ここが魔法のステッキの先端部分になります。ペットボトルそのままだと長すぎて野暮ったいので、丸っこい形になるようにするわけですね。
ペットボトルの中には飾り類としてビーズなどを入れ込みます。ステッキを振ったときにシャカシャカ音がして楽しいですよ。
ステッキ部分は、新聞紙を細く丸めたものを使います。長さは子どもの身長に合わせて調整してください。細く丸めて棒状にした新聞紙をペットボトルの飲み口部分に差し込み、ビニールテープでしっかり留めます。あとは新聞紙部分にも自由にビニールテープを貼ってカラフルに仕上げてくださいね。
3歳前後以降の、「これで人を叩いちゃダメ!」というルールがわかる子どもにおすすめです。
【上級編】やっぱり作ってみたい絵本棚
<材料>
背面板(SPF材2×4材を使用 長さ910mmタイプ×7本 内2本は側面用)
棚板(2本:長さ447mm×幅50mm)
細板(2本:長さ447mm×幅30~40mm)
丸棒(2本:447㎜:棚板と同じ長さのもの)
背面板を固定する横板(3~4本:長さ447mm×幅は50~80mm)
塗装剤(ニスなど)
ネジ
電動ドライバー(あれば便利、なければ普通のもの)
筆者が作った棚はとてもシンプルなもの。垂直に立てるタイプで、おもちゃ棚として使っていた棚と背面でドッキングさせることで自立させていました。棚だけで自立させたい方は、側面用の板の底辺が長くなるよう台形にカットしたものを使ってください。安定感が出ます。
(写真は丸棒を取り付ける前のときのもの。あまりにも絵本が落下するので取り付けました!)
ネジ留めはキリで軽く下穴を開けてからすると曲がらずきれいにできますよ。そして、ネジ留めは電動ドライバーを使うと作業がすごく楽になります。下穴を開けられるパーツがついている電動ドライバーもありますし、持っていると木工DIYがはかどります。
棚の完成後、もし余裕があれば、赤ちゃんでも大丈夫な自然由来の塗料を使って、ペイントを施してみるのもいいですね。
手作業はストレス発散にも!気負わず挑戦してみよう
一緒に作業できるような年齢の子なら、「ここに飾りを入れてね」「シールを貼ってね」と親子でDIYを楽しむのもおすすめです。