2018年02月02日 公開

段ボールを使って、世界に一つの手作りパズルを親子で工作!

不要な段ボールにお絵かきして、オリジナルのパズルを作ってみませんか。2ピースの絵合わせからジグソーパズルまで、年齢や発達、好みに合わせて、レベルやピース数を変えて遊べるのが手作りのいいところ。簡単にできるのに何度も楽しめますよ。

不要な段ボールにお絵かきして、オリジナルのパズルを作ってみませんか。2ピースの絵合わせからジグソーパズルまで、年齢や発達、好みに合わせて、レベルやピース数を変えて遊べるのが手作りのいいところ。簡単にできるのに何度も楽しめますよ。

段ボールパズル作りに必要なもの

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用意するもの

<材料>
段ボール…2枚(1枚を切り分けても。大きさは好みでA4〜A3くらい)
テープ(布テープ、マスキングテープ、透明テープなど。なくても可)

<用具>
画材…アクリル絵の具、クレヨン、ポスカ、マジックなど
ハサミ、カッター(デザインカッターがあればベター)
定規(無くても可)
カッターマット(無くても可)
接着剤(ボンドか両面テープ)

段ボールの切り屑が多少出るのと、画材によっては周囲が汚れるので、新聞かビニールシートなどを敷いておきましょう。

段ボールパズルの作り方

最初に大まかな作り方を紹介します。

1.同じ大きさの段ボールを2枚用意する
2.1枚にパズルの絵を描く
3.2の絵の周囲を枠としてカッターでくり抜く
4.3の枠と1の残りの1枚を台紙として接着剤などで貼り合わせる
5.3の絵をハサミかカッターでピースに切り分ける
6.4の枠に5のパズルをはめ込んだら完成!

では詳しく説明していきます。

1.同じ大きさの段ボールを2枚用意する

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カッターマットか不要の段ボールを下に敷き、定規(金属製がベスト)をあててカッターで同じ大きさの段ボールを2枚作ります。

※2枚分もなければ、1枚は、ボール紙や2枚をテープで貼り合わせても大丈夫です。

2.パズルの絵を描く

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パズルに向いている絵のポイントは以下の3つ

・なるべく全面に隙間なく色を塗り、絵を描く
・全体で一つの絵になっている方がわかりやすい
・抽象的なものより具体的なもの

また、発色が良く、描きやすい画材を選びましょう。水を少なめにしたアクリル絵具、ポスカ、油性マジック、クレヨンなどが良いです。いろんな画材を試して描きごこちや色の出方も楽しんでくださいね。

年齢によって、親が描いた方がわかりやすい場合と、子ども一人に任せた方がいい場合があります。

今回は合作。娘に何を描いて欲しいか聞いてみると…
娘:「うさぎさん」
筆者:「うさぎさんは何をしているの?」
娘:「うさぎさんはお散歩しているの」
筆者:「うさぎさんは何色がいいかな?」
娘:「オレンジ色がいい!」
筆者:「じゃあクレヨンで塗ってみて?クレヨンを寝かせて描くとしましま模様が浮きできてしましまうさぎさんになるよ!」

こんな風に会話しながらお互いに絵を描いたり、塗りあったりしていきました。

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アクリル絵の具を混ぜて筆で段ボールに塗る作業が楽しかったようで、もう1枚も描きたい!というので台紙も全面に色を塗ってもらいました。

3.2の絵の周囲を枠としてくり抜く

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絵の周囲1.5〜2cmくらいをカッターで切り抜きます。キレイに切り抜くのが面倒なら切り落としてしまって、上をマスキングテープや布テープで巻いても良いと思います。

4.パズルの枠と台紙を貼り合わせる

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パズルの枠と台紙を接着剤(木工用ボンド)か両面テープで貼って固定します。木工用ボンドはダンボールの切れっ端などで薄く伸ばしてから貼ると綺麗に貼れます。

5.絵をピースに切り分ける

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お子さまができそうなレベルに合わせて、真ん中で二つに切って2ピースの絵合わせパズルにしたり、そこから4ピース、6ピースと、どんどん切って難しくてして遊ぶのも○。

ジグソーパズルの形を下書きして切り取るのも良いですね。

ハサミで好きなように切るのも楽しいです。なるべく絵柄が別れるように切った方がパズルとしてわかりやすいです。

6.枠にパズルのピースをはめたら完成!

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補強も兼ねて裏と横に布テープを貼りました。また、ピース同士が滑らかに繋がるように角をほんの少しハサミで整えています。表面をデコパージュ液や梱包用透明テープで貼って保護してからピースに切り分けるとさらに長持ちしそうですね。

枠にシールを貼ったりして装飾するのも良さそうです。

絵は好きなキャラクターの絵を描いたり、プリントしたものを使っても良いですね。

段ボールパズルの遊び方

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大人(筆者)は、角や縁のピースが見つけやすいので外から埋めていくのですが、娘は顔がついているものが一番わかりやすいようです。

絵柄が複雑な場合は、最初に完成した絵をスマホなどで撮影して見本をつくっておくといいですよ。

タイマーで時間をはかって競ってみたり、親子で順番に1ピースずつ交代で埋めて行ったり、すべて裏返して1枚ずつめくってはめて行ったり、結構いろんな遊び方もできます。

親子で楽しみながら作ろう

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親子一緒に話しながら描いた絵は愛着があり、「うさぎさんはどこかな?」「ここはネコさんじゃない?」など、会話しながらパズルを完成させて行く過程がとても楽しいようです。

とても簡単に作れるので、天気の悪い日の休日や、体調が悪くて家から出られない日にもオススメです(我が家も娘がインフルエンザで外に出られない時に作りました)。

ぜひ、世界に一つの手作りパズル作りに挑戦してみてくださいね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

志田実恵
志田実恵

エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。