和紙染め・折り染め、または染め紙や紙染めとも呼ばれる制作遊びご存知ですか?小さい頃幼稚園や保育園、小学校でやった方も多い筈。やり方は簡単!おうちでも簡単に楽しめ、材料は100円ショップや家にあるものでできます。そのまま飾ってもいいし、ブックカバーにしたり、工作の一部にしたり知っておくと色々使えますよ!にじみ絵やぬらし絵もちょっとご紹介します。
折り染め(紙染め)ってどんなもの?
半紙などを折りたたみ、端っこに絵の具を染み込ませると、カラフルな模様ができる技法です。
折り方や絵の具、その濃さや混じり方、範囲によって、模様や色の広がり方が違うので、世界に一枚の作品ができあがります。簡単に全体に模様がつくので、子ども大喜び。
簡単に何枚でもできるので、プレゼントをあげるときの包装紙にしたり、ブックカバーや絵や工作をまとめておくためのファイルカバーなどにも重宝します。透けた色合いが涼しげなので、うちわに貼ったり、夏の工作によく使われますが、もちろんアイディア次第で季節を問わず、大活躍しますよ!
折り染め遊びに必要な材料と用具
<必要なもの>
・絵の具(水彩絵の具、ポスターカラーなど。朝顔などの花や果物の絞り汁でも)
・半紙(書道用の半紙、障子紙、キッチンペーパーなど吸水しやすく丈夫なもの)
<あると便利なもの>
・空のペットボトル(筆を洗ったり、水を継ぎ足したりする)
・ペットボトルのふた(絵の具を溶いて入れるのにちょうど良い)
・筆(割りばしなどでも代用可能)
・ウエットティッシュ(雑巾、タオル、ティッシュでも)
・シート(新聞紙など、周囲が汚れないように)
また、親子共に汚れても良い格好にしておきましょう。
折り染遊びの染料を作ろう
ペットボトルの蓋に好きな色を出して、ペットボトルの中の水道水を直接注ぐか、ペットボトルにストローをさして、水ストローに入れてから親指などで塞ぎ、少しずつ垂らしましょう。筆や割り箸を使って混ぜ、絵の具が完全に溶け、紙が染まりやすい濃度に調整してください。水が少なすぎると紙に染み込まず、多すぎると色が薄くなります。
もちろん、2、3種類の色を混ぜて好きな色を作っても良いでしょう。
ペットボトルの蓋の代わりに紙皿なども使えます。
【材料は100均】ドリッピングアート(吹き流し絵)をおうちで親子で楽しもう! – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
折り染め遊びをはじめよう!
白いキッチンペーパーを利用するのもオススメです。
折りたたんだ紙を染めよう
一度にいろんな色をつけて混ざり具合を楽しんだり、一色ずつ乾くのを待ってから違う色で染めるのも楽しいです。
完全に乾く前に、破れないように気をつけてゆっくり紙を開き、乾かします。
コーヒーフィルターでにじみ絵(ぬらし絵)にチャレンジ!
こちらも半紙やキッチンペーパーで楽しめます。あるいはこのコーヒーフィルターもオススメです。
キッチンペーパーやコーヒーフィルターに水性ペンで模様を描き、上からスプレーで水を吹きかけても同様の効果を楽しめます。こちらは描いたものが広がっていく様子が面白いです。水に溶けるクレヨン(水で落ちるクレヨン)でも同様の効果になりますよ。
紅葉を表現したり、クリスマスツリーやおひなさまの衣装などを作るのにも向いています。
吸水性が高く、破れにくい紙と、水、水に溶ける絵の具やペンがにじむ様子を楽しむ技法は様々なバリエーションがあるので、色々やってみたり、組み合わせてみたりするとさらに表現の幅が広がりますよ。