2018年02月08日 公開
幼稚園がはじまる前は、わが子がきちんとお弁当を食べられるか心配なもの。お子さまだって不安でいっぱいかもしれません。そこで、お休みの日などを利用して、まずはお弁当を一緒に作ってお出かけしてみませんか?毎日のお弁当づくりがきっと楽しみに変わる、お弁当作りの魅力をお伝えします。
幼稚園がはじまる前は、わが子がきちんとお弁当を食べられるか心配なもの。お子さまだって不安でいっぱいかもしれません。そこで、お休みの日などを利用して、まずはお弁当を一緒に作ってお出かけしてみませんか?毎日のお弁当づくりがきっと楽しみに変わる、お弁当作りの魅力をお伝えします。
お弁当も最初はパパママと一緒がうれしい!
わが家では、よく行く児童館にお弁当を持って行くことからはじめました。お弁当を詰める様子をニコニコ見たり、ちょっと手伝ってみたり。子どもはパパママと一緒に何かをするのが大好きですね。一緒に準備して一緒に食べる。それだけで、気が付けばお弁当が楽しみな時間に変わったようです。
息子の場合、入園後も気が向いたときだけですが(あまり期待しないのもポイント)、一緒にお弁当作りを続けていきました。すると、苦手なものまで食べられるようになったり、親子の会話が弾んだりとうれしいおまけもついてきたのです!
お子さまがほどよくお手伝いできるメニューから、親子のお弁当作りの効果、続けるコツまでご紹介します。
お弁当を親子で作ろう<初級編>
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最初は側にいるだけでも、おかずの味見だけでも立派なお弁当作りの一歩!お子さまがわくわくするようなことから少しずつお手伝いをはじめてみましょう。
・おかずの味見をする
・ゆでたまごの殻をむく
(慣れるまでは、事前にひびを入れたり少しむいておくと、スムーズ)
・ふりかけをかける(意外とコツがいるので最初はスプーンなどを使うのがおすすめ)
・野菜の型抜きをする(人参、サツマイモ、ブロッコリーの芯など)
・お子さまが仕上げを担当して、お弁当完成!
(最後にミニトマトをのせる、キャンディチーズをのせる、ケチャップをつける…など)
お弁当を親子で作ろう<中級編>
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お弁当作りに目覚めたら、少し手の込んだことにも挑戦してみましょう。具材を準備さえしておけばそれほど難しくない、「自分でやった感」のあるメニューを集めました。
・ハムきゅうり巻き
・サンドイッチやホットドッグ作り(最初はボロボロこぼれない具材がおすすめ)
・ラップを使っておにぎり作り
・海苔でたこさんウィンナーにお顔をつける
(海苔はハサミで切っても、手でちぎっても、専用の型抜きを使っても)
お弁当を親子で作ろう<上級編>
もっともっと!とお子さまが乗り気なら、星やハート型でかわいくアレンジしたり、今夢中なこと、好きなキャラクターなどを描いてみるなど、親子で創作してみてください。ネットのレシピを参考にする場合は“簡単”という一言を添えて検索するとよいですよ。
キャラ弁に挑戦してみる!
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キャラ弁作りには、動画レシピがおすすめです。字が読めなくても映像が材料から段取りまで分かりやすく教えてくれるのが動画の魅力。このミニオン弁当は、こちらのYou Tube動画を親子で見て作りました。
お弁当作りにはこんな効果が…!
親子時間の充実、細かい手作業の訓練、やりたい!を表現する場、食育のチャンス…など、よいこと尽くしのお弁当作り。中でも筆者が想定していなかった効果が3つありました。
幼稚園がShow&Tellの場に
お弁当を自分で作る子は珍しいのか、ちょっと変わったものが入っているからか、お友達や先生方が話しかけて下さるようです。作り方を聞かれたり、ほめてもらえたり、嬉し恥ずかしのランチタイム…。
ビジネス界の常識!?PDCAサイクルを回している!
PDCAとは、Plan(計画)-Do(実行)-Check(評価)-Action(改善)の頭文字でCの部分が一番大事だとされています。お弁当作りでは、最も大事なCの部分(食べる!)を自分自身で行うため、作ったお弁当の振り返りができるのです。「ご飯の上に乗せたものが全部フタにくっついていた」「大好きな高野豆腐を入れたら汁がこぼれた」「朝は星型だったノリがふにゃふにゃだった」など、次に活かそうと親子で頭をひねっています。
喜ばれることの喜びを知った5歳児
慣れてくると弟の分やパパのおにぎりを作りはじめた長男。相手に喜んでもらえるのが嬉しくて、反応を見たり感想を聞くのが待ち遠しくて仕方ない様子です。喜ばれることの喜び-こんな尊い学びを得たわが子を見て、一緒にお弁当作りをして良かったと心底思いました。
お弁当作り、長続きの秘訣は…
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お弁当づくりは毎日のことなので、なるべく楽しく、無理なく、が長続きの秘訣です。
・パパもママもお子さまも、楽しい!と思える範囲&内容を
・ぐちゃぐちゃでも未完成でも手を入れない
(食べるのは本人!と思えば、親もほのぼの温かく見守れるものですよ)
・子どもならではのアイデアもぜひ盛り込んで
・写真を撮って記録に残そう
・お子さまのヘルプなしでも成り立つお弁当にする
(まだ小さい子どもはやる気のむらがあるもの。幼稚園のお弁当など、子どものお手伝いをあてにするとイライラのもと。わが家では、息子が張り切って作ればキャラ弁風、寝坊したら日の丸弁当という風に、なくても大丈夫なように組み立てていました)
ぜひ負担のない範囲で、親子弁当を楽しんでみてください!