子どもたちから大人気の「科学漫画サバイバル」。わくわくする冒険ストーリーにさまざまな科学の知識が盛り込まれており、楽しみながら自然や技術などの科学分野の知識を身につけられます。今回は科学漫画サバイバルシリーズの中から、「技術シリーズ」の魅力をご紹介します。
科学漫画サバイバルシリーズの魅力って?
その人気の秘密は、
・ドキドキわくわくのストーリー展開
・オールカラーの漫画
・楽しみながら科学の知識が身につく
・身の回りで起きていることに、問題意識を持つきっかけになる
などといったことがあげられます。
親しみやすいストーリーなので、本が苦手なお子さまでもさらっと読むことができそうです。
新しい時代に対応できる知識を身につける
「ロボット世界のサバイバル」シリーズでは、主人公の子どもたちはロボットたちに攻撃を受けます。子どもたちはこのストーリーを通し、ロボットには便利な面だけではなく危険な面もあることを知るでしょう。
今の子どもたちが大人になる頃には、ロボットは欠かせないものになるかもしれません。しかしロボットは、人間の使い方次第で、有益にも人類を脅かす危険にもなりえる道具。ロボットと上手に共存するためには、まずはよく知ることが重要です。
この漫画をきっかけにロボットに興味を持つことで、将来役立つことがでてくるかもしれません。
ロボット世界のサバイバル1
著者 :金 政郁(文)、韓 賢東(絵)
出版社 :朝日新聞出版
ロボット世界のサバイバル2
著者 :金 政郁(文)、韓 賢東(絵)
出版社 :朝日新聞出版
ロボット世界のサバイバル3
著者 :金 政郁(文)、韓 賢東(絵)
出版社 :朝日新聞出版
正しい知識を知り、原子力について考えるきっかけに
著者 :ゴムドリco.(文)、韓 賢東 (絵)
出版社 :朝日新聞出版
安全な利用には、危険性を十分に理解することが不可欠。このサバイバルストーリーを通して原子力の危険性がわかりやすく理解できます。
また現在、原子力発電所の是非がしばしば問題となっています。この本をお子さまと一緒に読み、親子でこの問題について話し合ってみてもいいかもしれません。
2巻ありますが、1巻でストーリーはいったん完結しているので、1巻のみでも楽しめるでしょう。1巻では放射能などの基礎知識を学ぶことができます。
エネルギー資源の大切さに気が付くきっかけに
著者 :金 政郁(文)、韓 賢東(絵)
出版社 :朝日新聞出版
この漫画では、「もしエネルギーがなくなったらどうする?」というテーマでサバイバルの様子が描かれています。この漫画がエネルギーの大切さに気が付くきっかけになるかもしれません。
エネルギーの問題には、さまざまな国の立場や人々の考え方が絡んでいます。この漫画に描かれていることもまたひとつの側面にすぎませんが、お子さまが考えるきっかけにはなるはず。パパやママもこの漫画を一緒に読み、お子さまと一緒に話し合ってみましょう。
1巻では、都会の街が停電に見舞われ大パニックに。ここからエネルギーが使えない世界でのサバイバル生活がはじまります。2巻ではブラックアウトの影響がますます深刻化。その影響で、街では犯罪も起こりはじめます。主人公たちがどんなふうにこれを乗り越えるのか、ドキドキのストーリーも見どころです。
親子で話し合うきっかけに
この漫画の中で述べられている意見は、あくまでひとつの側面から見たもの。パパやママが、「こういう考え方もあるよ」「こういう意見もあるよ」と補足すると、さらに深く考えることができるかもしれません。科学の知識が身につくとともに、親子のコミュニケーションにも役立つのではないでしょうか。