最近では、きもの(着物)を着る機会はどんどん少なくなってきました。一方で、グローバル化が進んだことで、逆に日本文化を見直す動きも出てきています。きものは素晴らしい日本の伝統衣装であり文化です。小さいうちから和装に親しみ、心に残る記念日や思い出づくりをしてみませんか?
きものを知ることは日本人の教養のひとつ
日本の伝統衣装として、人生の節目や季節の行事を彩ってきた、きもの。
でも、「高価」「着付けができない」「手入れが大変」という理由から、どんどんきものを着る人が少なくなってしまいました。最近では、七五三のあとは成人式まできものを着たことがないという子どもも多いかもしれませんね。
しかし、国際化社会では、自国文化を理解していることも大事な教養のひとつです。小さい頃からきものになれ親しんでおくことは、日本の文化体験でもあり、豊かな心を養うことにも役立ちます。
予算がなくても、きものは楽しめる!
とはいえ、どうしても「きもの=高額」というイメージを持っている人が多く、なかなか手が出ないという声も聞かれます。
でも、きものだって実はピンキリ。どんどん成長する幼児時代のきものなら、何も高額な絹のきものを購入する必要はありません。お金をかけなくてもきものを楽しむ方法はあるのです。
たとえば、
●自分や自分の親が子どもの頃に着ていた、きものを利用する
●レンタルを利用する
●リサイクルショップやリサイクルサイトで購入する
●化繊や綿のお手軽価格のきものを購入する
●上の子のお下がりを利用する
こんな風に、予算が少なくてもきものを楽しむ方法は結構あります。お財布と相談しながら、上手にきものを楽しんでみましょう。
幼児用だったら、二部式きものやきものドレスが楽
商品名:浴衣ドレス
販売元:リトルプリンセス
子どもにきものを着せてあげたいけど、着付けできないからついつい洋服になってしまう、というパパやママの声も聞こえてきます。そんな場合におすすめしたいのは、化繊などの洗えるきもの。絹のきものに比べて、値段もお手頃なので、汚れることにさほど神経質にならずにすみますし、汚したとしても家で洗えるので安心ですね。
きものを着せてあげたいけど着付けができない、出先で着崩れたら直せない、そんな風に思っている方もいるかもしれません。そんな場合にもってこいなのが、洋服のように上下別々に着ることができる二部式のきものです。普通のきものとは違って着脱しやすく、着付けができなくても安心です。
また、最近は、きもの風のデザインのドレスもいろいろあるようです。幼いうちのはじめてのきものなら、着やすく、動きやすい『きものドレス』からでもいいのではないかと思います。
ベビー向けにはきものロンパースを
商品名:袴風 カバーオール
販売元:Puff 2 Kids
赤ちゃんのはじめてのひな祭りや端午の節句のお祝いに、あるいは、はじめてのお正月のお祝いに、そして、初誕生日に、こんな衣装はいかがですか?
きものに見えるロンパースなら、着せるのも簡単だし、洗うのも簡単。着心地も楽ですし、気軽に挑戦できますね。お値段もお手頃だし、ご自分のお子さまにはもちろん、お祝いのギフトとしても喜ばれるのではないでしょうか。
きもので最高にフォトジェニックな思い出づくり
小さい頃からきものに親しむことは、日本文化に自然に親しむことになります。それだけでなく、きものを着ることで、普段の日とは違う特別な日として、記念日や行事がより思い出深いものになるはずです。夏は浴衣や甚平でも良いでしょう。
お正月、ひな祭り、端午の節句、盆踊り大会や、花火大会など、季節の行事はもちろん、結婚披露宴の席や、ちょっとしたパーティーなど、もっといろんなシーンで子どもにきものを着せてみてください。きものを着ての記念撮影は、洋服よりも豪華で華やかに映るもの。日本の文化に触れつつ、フォトジェニックな思い出づくりができますよ。