2018年03月23日 公開

お金にズボラな人でも簡単にできる「月1家計簿」からはじめよう【今すぐできる家計管理術】第2回

お金の管理ができない、自信がないという方は「月1家計簿」からはじめてみませんか。家計簿を買わなくてもOK。スケジュール帳の空いているところに、メモをするだけでも大丈夫!「2年で350万貯めた あきのズボラ家計管理」著者による連載第2回をお届けします。

お金の管理ができない、自信がないという方は「月1家計簿」からはじめてみませんか。家計簿を買わなくてもOK。スケジュール帳の空いているところに、メモをするだけでも大丈夫!「2年で350万貯めた あきのズボラ家計管理」著者による連載第2回をお届けします。

お金の把握、先延ばしにしていませんか?

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KPG Ivary / Shutterstock.com
マイホームを持ちたい、子どもにしっかりとした教育を受けさせたい、ついでに老後も心配……。家庭を持つと、そろそろ本気でお金を貯めないとマズイ!と思うことって、多々ありますよね。

そのうちやろう……なんていう「家計管理」の先延ばしは、そろそろ終わりにしませんか。本気でお金を貯めよう!と思った今が、チャンスですよ!

今までよりほんの少しだけ、お金に向き合う時間を作ってみましょう。

そうはいっても家計簿は苦手。家事も育児も仕事もあるから、忙しくて時間もない。家計簿をつけなくてはいけないと思うだけで、じんましんが出そう!という方のために、本格的な家計簿をつけなくてもできる、家計管理の方法を紹介します。

知っていますか?わが家の貯金額

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KPG_Payless / Shutterstock.com
家計管理を全くしていない、お金のことはどんぶり勘定で……という方の中で、意外と多いのは「わが家にいくらの貯金があるのかさえ知らない」というケースです。

「大体いくらくらいはあると思うんだけど」「夫が管理してるから……」。このような方が非常に多いです。

お金を貯めたいと思ったら、大切なのは、わが家の貯金額を知ることです!

面倒くさい、やりたくないという気持ちを抑えて、さあ、紙と鉛筆と家中の通帳を用意してみましょう!

大切なことは、一度全部書き出すこと!

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ShutterStockStudio / Shutterstock.com
紙と鉛筆、家中の通帳が用意できたら、まずは基準日を決めましょう。毎月、月末でも、1日でもいいでしょう。給料日の前日でもかまいません。

ご自身でこの日を基準日にしよう!と決めて、その日にすべての通帳の残高を書き出します。最近、通帳記入さえしていない……という場合は、これをチャンス!と思って、月に1度くらいは通帳記入をするようにすると、いいですね。ネットバンキングを利用しているなら、ログインするだけでOKです。

通帳に基準日と同じ日の記載がなければ、基準日に一番近い日の残高を書き出します。次に、書き出したすべての通帳の残高を加算してみましょう。

例えば、

A銀行 残高20万円
B銀行 残高10万円

なら、現在の総貯金額は30万円とわかります。

「今月の貯金額はいくら?」が、わかる月1家計簿

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edel / Shutterstock.com
次に、先ほど決めた基準日の1カ月前の残高も書き出してみましょう。

例えば1カ月前の残高が、

A銀行 残高18万円
B銀行 残高10万円

だったら、1カ月前の総貯金額は28万円です。

今月の残高30万円から1カ月前の残高28万円を引くと、今月の貯金額は2万円とわかります。マイナスの場合は、残念ながら赤字です。この作業を、月に1回繰り返していきましょう。

ズボラでもできる「月1家計簿」とは、このようにして、毎月銀行の残高を書き出して、月に1回、赤字か黒字かをチェックするだけ。この作業を毎月繰り返すことで、わが家の家計状況や課題が次第にわかってきますよ!

銀行の残高を月1回書き出し、前月と比較するだけなので、毎日の記帳や計算は必要ありません。スケジュール帳の空いているところに、メモを残す程度で充分です。

まずは月1家計簿をつけることからはじめよう

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お金と向き合うことをいつまでも先延ばしにしていると、いつも心のどこかでそろそろお金を貯めないと……と、不安がよぎり続けます。

でも、まずはたった月1回でも、わが家の家計状況を把握するだけで、安心できるようになってきます。「どうしよう!来月固定資産税の支払いがあるんだけどお金足りるかな!?」……なんて大きな高額支出に、ビクビクすることもなくなります。

もしも本当に家計をなんとかしたい!と思ったときは、まずはこの「月1家計簿」からはじめてみてくださいね。まったく貯金ができていないことを自覚できると、このままじゃヤバイから、本格的な家計簿に挑戦してみようかな!?なんて、意欲がわいてくることも。

月に1回、家計状況を把握することができたら、頑張った自分をたくさん褒めてあげましょう!

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この記事のライター