2016年08月23日 公開

意外と簡単! パターンボードを手作りしよう

図形分野の知育に役立つ輪ゴムパターンボード。「輪ゴムを使って模様を描く」という一見難しそうな作業に、「うちの子にはまだ早いかな……」と思っている方もいるのでは?実は、2歳前後から楽しめるんですよ。作り方のポイントや遊び方をまとめました!

図形分野の知育に役立つ輪ゴムパターンボード。「輪ゴムを使って模様を描く」という一見難しそうな作業に、「うちの子にはまだ早いかな……」と思っている方もいるのでは?実は、2歳前後から楽しめるんですよ。作り方のポイントや遊び方をまとめました!

そもそもパターンボードってなんだろう?

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frantic00 / shutterstock.com
パターンボードというのは、輪ゴムをピンにかけて模様を描くおもちゃです。とてもシンプルな遊びですが、図形感覚が磨かれたり、集中力がつく、指先が鍛えられるなどの知育効果があります。さらに、描く模様に決まりはありませんので、発想力を養うのにも効果を発揮します。

【手作りアイデア1】トンカチと釘で作るパターンボード

photo by Ko Wasabina (82673)

via photo by Ko Wasabina
用意するものは、厚めの板と釘、そしてトンカチ。ケガをしないよう十分に注意しながら、トンカチで釘を板に打ち付けましょう。

それだけでも十分パターンボードとして使えますが、子どもの安全を考えてもう一工夫。樹脂粘土で釘の頭を保護する、打ち付けた釘の高さ以上の深さのある木箱に入れる、打ち付けた釘の根元を瞬間接着剤で固めるなどすれば、より安心して遊べるおもちゃに。

木材はホームセンターでも気軽に手に入りますし、サービスでお好みのサイズにカットしてくれるところもあります。DIY好きな方にオススメの作り方です。

【手作りアイデア2】プッシュピンのパターンボード

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Ph.wittaya / Shutterstock.com
釘を使ったものよりも強度や耐久性は落ちますが、こちらは100円均一の材料だけでより手軽にトライできるところが魅力です。

用意するものは、プッシュピン30個程度と土台になる厚めの板。コルクボードも使えます。

土台になる板に、縦横等間隔にプッシュピンを挿しこみます。裏からプッシュピンの針が飛び出ていないか、危険な箇所は必ずチェックしておきましょうね。

手作りパターンボードの遊び方

photo by Ko Wasabina (82681)

via photo by Ko Wasabina
輪ゴムをボードのピンに引っ掛けて模様を作るのですが、はじめて子どもが遊ぶ場合はまずは親が例を見せるといいと思います。例えば、隣合う2つのピンに輪ゴムを引っ掛け、そのままゴムを下に垂直に伸ばして2点のピンに留めて、「ほら、丸い輪ゴムが四角になった!」と声をかけましょう。

「伸ばして」「引っ掛ける」を繰り返しているうちに、三角形、正方形、台形、平行四辺形などの基本的な図形はもちろん、気付くと規則性のない多角形などができていることも。「これは何の形かな?」「こっちの形とこっちの形は似ているね」など、子どもが作った形にコメントをしていくうちに、自然と作れる図形が増えて、組み合わせて遊べるようになってくると思います。

年齢が上がって難易度を上げるとするならば、簡単な絵を描いて、それに合わせてパターンボードでも表現してみるという手もあります。

使用する輪ゴムはカラーゴムを使うとカラフルな図形ができて、飽きずに取り組めます。あまり細いと引っ張っていくうちに切れることもあるので、少し太めのものを使う方がいいでしょう。

くもんプロデュースの「わごむパターンボード」

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商品名:わごむパターンボード
発売元:くもん出版
手作りには興味があるものの、なかなか時間がない、作るのはちょっと苦手という場合には、くもんの「わごむパターンボード」がオススメですよ。

くもんのこの商品は、日本おもちゃ大賞のエディケーショナルトイ部門で大賞を取っています。

難易度の異なる2パターンのボード(19本・81本)やお手本の作例カードが付属しているので、年齢に合わせて遊べるのも魅力です。

親子で図形遊びを楽しんで!

いかがでしたか?
一見するとシンプルな遊びですが、パターンボードは知育効果も抜群です。ピンとピンの間は縦横等間隔なので、「辺」の長さを感覚的に理解し図形間隔を養うのにぴったりです。

パターンボードを手作りする際は、釘やピンなど先端が尖ったものを使用しますので、ケガには十分に気をつけてくださいね。ぜひ親子で図形遊びを楽しんでください!

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

山葵菜コウ
山葵菜コウ

関西在住の1男1女年子の母。教育や学び、子育てにアンテナがぴーん!大学は初等教育・教育学を専攻。身につけた知識や思想を子育てに活かせるように日々奮闘しています。