2019年1月1日 公開

ワニを英語で言うと?アリゲーターとクロコダイルの違い

日本語でいう「ワニ」は、英語の言い方にするといくつかの種類に分けられます。アリゲーター・クロコダイルなど、耳にしたことはあっても、何を基準に使い分けているのかご存じでしょうか?ここでは英語で表現する「ワニ」の呼び方と、それぞれのワニの特徴をご紹介します。

ワニは英語でなんという?

日本では動物園で見かける爬虫類の「ワニ」は、英語で何というかご存じでしょうか?英語の授業で「クロコダイル」と習ったパパママもいれば、「アリゲーター」と覚えている方もいるかもしれません。じつはどちらも間違いではなく、英語には「ワニ」を意味する単語が複数存在するのです。

ワニ目の種類の違いによって、クロコダイル・アリゲーター・ガビアルの3つの英語を使い分けるのが一般的。日本語のように種類を区別することなく「ワニ」と言いたいときは、多くの場合「クロコダイル」が採用されます。

クロコダイルの特徴

クロコダイル科のワニは、大型のいわゆる「人食いワニ」のことです。クロコダイル科には、アメリカワニ、ナイルワニ、イリエワニ、オーストラリアワニなどが属し、大きなものは体長7m程度になる個体もいます。

生息地は?

アフリカ大陸をはじめ、オーストラリア大陸北部・アメリカ大陸・ユーラシア大陸南部・インドネシアなど世界中に生息する種です。河川や湖などの淡水域に生息するだけでなく、種類によっては汽水域や海で暮らすものもいます。

性格と見た目の特徴

性格は獰猛で、体を少し持ち上げるようにして歩くのが特徴です。一般的に「ワニ」と聞いてイメージされるのは、クロコダイルという方が多いのではないでしょうか?

ほかの種類のワニとの外見上の見分け方は、上から見たときに口先がV字にとがっているのがクロコダイルです。口を閉じたときには、下顎から生えた歯が大きく牙のように上を向いています。

アリゲーターの特徴

アリゲーター科のワニのなかには、全長最大6m程度にもなるアメリカアリゲーターのような種もいますが、基本的にはクロコダイルよりも小さめです。アメリカアリゲーターやヨウスコウアリゲーター、ミシシッピーワニが属します。ほかにメガネカイマンやコビトカイマンのような、「カイマン」と呼ばれる種類もアリゲーター科の仲間です。

生息地は?

河川や池、湿地などの淡水に住みます。アメリカ大陸や中国大陸、中南米など、種類によって生息している国や地域はさまざまです。

性格と見た目の特徴

外見上はクロコダイルと比較すると小ぶりとされますが、それでも2~3m程度はあります。魚類や爬虫類、鳥類などの生物を捕食する肉食。しかし性格は比較的温和で、あまり凶暴性のない種類のワニが多いのがアリゲーター科の特徴です。

上から見たときの口先が、クロコダイルに比べて丸みがあります。

ガビアルの特徴

ガビアル科に属するのはインドガビアルのみ。ひと目見てわかる細長い口が、ほかのワニとは大きく異なる特徴です。

生息地は?

かつてはパキスタンやバングラデシュ、ブータンなどにも生息が確認されていましたが絶滅しています。現在ではインド、ネパールといったごく限られた場所にしか生息していません。それと同時に、頭数もどんどん激減しています。

性格と見た目の特徴

流れの早い河川に生息しています。細長い口は水中でも抵抗が少なく、素早い動きで魚を捕食が可能です。非常に大人しい性格で、人を襲うことは滅多にないとされています。

クロコダイルとアリゲーターの見分け方

大きな特徴として、鼻先の形と口を閉じたときの歯の出方、歩き方などが挙げられます。

鼻先がV字にとがっているのがクロコダイルで、丸みを帯びているのがアリゲーター。口を閉じたときに、下顎からの大きな牙が確認できるものならクロコダイルと判別できます。一方でアリゲーターは、口を閉じたときにも下顎からの歯が大きくはみ出ることはありません。

さらに陸上を歩くときに、体を持ち上げて歩くのがクロコダイル、体を引きずって歩くのがアリゲーターです。子どもとワニの動画を見るときには参考にしてみてください。

革製品で使われるのは?

ワニの体は非常に硬い鱗(ウロコ)で覆われています。その丈夫な革は高い利用価値があるとして、アパレル関係を中心に重宝されています。特にベルトやバッグなど、高級品の素材として使用されることも少なくありません。

ワニ革の製品として使用されるのは、主にクロコダイルとアリゲーターです。種類やカットの仕方によって鱗の形や模様の出方、大きさが異なります。クロコダイルのなかでもイリエワニやミシシッピワニの皮革は非常に希少性が高く、高値で取引きされるでしょう。

日本にも居る?野生のワニ

野生のワニに遭遇し、人がケガをするなどのニュースを時折見聞きすることがありますが、どれも海外のニュースということにお気づきでしょうか。日本では本来、野生のワニは生息していません。日本の河川でワニを見かけることも滅多にないでしょう。

とはいえ全くないというわけではなく、ペットとして飼われていたものが逃げ出したり、海外からワニが泳いで日本にやってきたりする可能性もあります。ワニはもともと淡水にすむ生物ですが、汽水域に住む種類のものは、海水への耐性が高いと推測されるためです。過去に日本でも海流に乗ってワニがたどり着いたという記録が残されています。

とはいえ野生で暮らすには適合しにくく、あまり長生きはできません。遭遇する確率は極めて低いでしょう。

英語ではワニの種類によって単語を区別

日本語では「ワニ」と総称するのが一般的ですが、英語ではワニの種類によって3つの英単語を使い分けています。ワニの写真を見ながら、クロコダイルなのかアリゲーターなのか、はたまたガビアルなのか、子どもと一緒に当てっこしてみてはいかがでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

コバヤシ トモコ コバヤシ トモコ  奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー