2018年09月08日 公開

ロボットをもっと知りたくなる!おすすめ絵本5選

人工知能やAIなどの開発が進み、ロボットは私たちにとって身近な存在となりました。今の子どもたちが大人になるころには、きっと欠かせない存在となっているでしょう。そこで今回は、お子さまをロボット好きにしてくれそうな楽しい絵本をご紹介します。

人工知能やAIなどの開発が進み、ロボットは私たちにとって身近な存在となりました。今の子どもたちが大人になるころには、きっと欠かせない存在となっているでしょう。そこで今回は、お子さまをロボット好きにしてくれそうな楽しい絵本をご紹介します。

読み聞かせを卒業するきっかけに

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タイトル:ロボットのくにSOS
著者  :たむら しげる(作)
出版社 : 福音館書店
文明が栄えた美しいロボットの国。しかし大地震による発電所の故障で、最新式のロボットは動けなくなってしまいます。そんななか、電気を必要としないゼンマイロボットだけは動くことができました。

そこでゼンマイロボットは、助けを求めフープ博士のもとを訪れます。フープ博士は発電所の修理に取りかかりますが、どうしても足りない部品が……。

「そろそろひとりで絵本を読めるようになってほしい」と考えている方にはぴったり。この絵本の最大の特徴は、文章が漫画のようにコマ送りになっていることです。文字の量自体も少ないので、ひとりで読むことに慣れないお子さまでも、抵抗なく読むことができるのではないでしょうか。

ハラハラドキドキのストーリーに、引き込まれること間違いなし。子どもだけではなく大人も一緒に楽しむことができます。大人にとっては、いろいろと考えさせられることの多いストーリーかもしれません。読み終えたあとに、親子で感想を話し合ってみるのもおすすめです。

友達との関係に悩んだときに

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タイトル:ロボット・カミイ
著者  :古田 足日(作) 堀内 誠一(絵)
出版社 :福音館書店
この物語の主人公のカミイは、たけしとようこが作った段ボールのロボット。カミイはとってもわがままで、幼稚園でいつも騒ぎばかり起こします。たけしとようこはそんなカミイにハラハラしつつ、根気よく接し続けました。しかし、カミイとの別れはある日突然やってきて……。

カミイのわがままに腹を立てつつ、お子さまも「気持ちはわかるなあ」と感じてしまうかも。カミイはわがままで泣き虫ですが、一方で力持ちという長所があり、その長所で周囲を助けることもあります。

人にはみな長所・短所があり、それを補い合うことが大切なのだと教えてくれる作品です。幼稚園で友人関係に悩むことがあるかもしれません。けんかをしてしまうこともあるでしょう。そんなときにこの絵本を読んであげると、解決の糸口が見つかりそうです。

物語は長めですが、幼稚園が舞台なので親近感を抱きやすく、思わず感情移入してしまうお子さまは多いでしょう。物語に入り込み、最後まで飽きずに楽しめます。

世界に興味を持つきっかけに

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タイトル:ぼくのロボット大旅行
著者  :松岡 達英(作)
出版社 : 福音館書店
最近よく「グローバル化」という言葉を耳にします。これからの子どもたちは、日本だけではなく海外にも目を向けられる広い視野を持つことが求められているのです。そのため小さなうちから世界を意識させることはとっても大切。この絵本は、そのきっかけを与えてくれるかもしれません。

ロボットに乗って、世界中のさまざまな場所を旅するという夢いっぱいのワクワクするストーリー。字が読めないお子さまも、繊細でカラフルなイラストをながめているだけで十分楽しめます。自分自身がロボットに乗って旅をしている気分になれるでしょう。世界の国々について、もっと知りたくなります。

創作意欲がわく絵本

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タイトル:わんぱくだんのロボットランド
著者  :ゆきの ゆみこ・上野 与志(作)、末崎 茂樹(絵)
出版社 :ひさかたチャイルド
わんぱくだんの3人は、物置小屋でロボットを作りました。できたロボットにハートの飾りを入れると、まぶしい光が差し、気が付くと3人はロボットの国にいたのです。

自分が作ったロボットが動き出し、ロボットの国に連れ出してくれるなんて、子どもなら誰でも憧れてしまうお話です。「自分だったらどうするだろう」と、思わず想像の世界に浸りたくなるでしょう。

絵本を読み終えたら、すぐにでもロボットを作りたくなりそうです。簡単な材料で、親子一緒にロボット作りを楽しんでみるのもいいかもしれません。

ほっこりした気持ちになる絵本

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タイトル:ランスロットとパブロくん
著者  :たむら しげる(作)
出版社 : 偕成社
ロボットのランスロットとくまのパブロくんは、ふたりで釣りに行く約束をしていました。ところがランスロットくんは、釣り竿を探していたときにたくさんのおもちゃを見つけてしまいます。ついついおもちゃで遊んでしまい、すっかり釣りの約束を忘れてしまうランスロットくん。ふたりは釣りに行くことができるのでしょうか?

ランスロットくんとパブロくんのやりとりが、のんびりほっこりとしていて気持ちが癒されます。お子さまはもちろん、大人にもおすすめです。毎日忙しくてとげとげしていた気持ちが、少し丸くなるでしょう。

将来のロボットとの生活に思いをはせて

男の子 牧草地 子供 · Pixabayの無料写真 (107979)

今やロボットとの生活は、夢物語ではありません。お子さまが大人になるころには、一家に一台ロボットがあるのがあたりまえになっているかも。ロボットの絵本を見ながら、将来ロボットが家にいる生活を想像してみるのも楽しいのではないでしょうか。

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この記事のライター