日本でもすっかりおなじみのイベントになったハロウィン。「子どもたちと仮装パーティー!」もいいけれど、英語の絵本でハロウィンを楽しく学んでみませんか?海外の子どもたちにも大人気の素敵な絵本を5冊ご紹介します!
ハロウィンイベントについて楽しく学ぶならこの本!
著者 :Norman Bridwell
出版社 :Cartwheel Books
『Clifford's First Halloween』は、子犬クリフォード君が生まれてはじめて体験するハロウィンというストーリー。
家族と一緒にハロウィンの仮装をしたり、かぼちゃ人形を作ろうと奮闘したり……。
「トリック・オア・トリート?」や仮装、かぼちゃ人形などハロウィンパーティーを楽しむイベントが登場するので、「ハロウィンってどんな行事?」ということを学ぶには最適です。
クリフォードはテレビアニメの主人公で、アメリカの子どもたちにとっては有名な存在。とても愛らしいキャラクターなので日本の子どもたちにも好かれること間違いなしです!
ハロウィンの知識を学べるちょっと硬派な絵本
著者 :Gail Gibbons
出版社 :Holiday House
最初にご紹介した『Clifford's First Halloween』がハロウィンイベントの内容についての絵本だったのに対し、この『Halloween Is…』はハロウィンの由来、歴史などハロウィンにまつわる基礎知識を学べる一冊です。
「かぼちゃ人形(ジャック・オー・ランタン)はもともとどんな存在だったのか」「なぜ魔女が登場するのか」というように、一問一答形式でハロウィンの詳細をしっかり学ぶことができます。丁寧でやさしい英文を学ぶ教材としても優れていますよ!
魔女の家には何があるの?楽しい仕掛け絵本!
著者 :Nick Sharratt
出版社 :Candlewick
見開きページごとにフリップフラップ(めくる仕掛け)がある絵本です。
たとえば最初の見開きでは「What's in the fridge in the Witch's kitchen?(魔女の家の冷蔵庫に入っているものはなに?」と子どもに問いかけます。
冷蔵庫の絵には左右どちらにも開ける仕掛けが隠されていて、右に開くと吸血コウモリが、左に開くとおいしそうなチーズが!
同様にボウルや缶やトースターなど、魔女の台所にあるいろいろな物のなかに何が入っているの?といった感じでどんどん仕掛けが登場します。
小さな子ども向け!仕掛けをめくると何が出てくる?
著者 :Joan Holub
出版社 :Cartwheel Books
この絵本も仕掛けをめくって楽しむ一冊です。英文はすべて質問形式になっており、仕掛けをめくって答えを確認するという流れで読み進めていきます。
「Who catches the flies in the webs that they spin ?(巣網でハエを捕まえたのは誰?)」という短い質問文があり、その仕掛けをめくると「Spiders(クモ)」が出てくるという感じです。
「A Spooky」とサブタイトルにあるように、仕掛けに登場するキャラは、狼男、魔女、黒猫、ミイラ、などちょっとだけ怖い感じのキャラばかり。でもそこは子ども向けの絵本、ユニークで親しみやすい作画なので怖がりの子どもでも大丈夫ですよ!
「トリック・オア・トリーツ」をめぐる楽しい冒険劇!
著者 :文 Janet Schulman,絵 Linda Davick
出版社 :Knopf Books forYoung Readers
ハロウィンおなじみのイベント「Trick or Treat」。仮装した子どもたちが「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」と声をかけながら家々をまわっていきます。
タイトルにあるように、スタートは10人の子どもたち。バスに乗って「Trick or Treat」に出かけようとしたとき、クモが出てきてびっくりした一人の子どもが乗り遅れてしまいます。9人になった子どもたちでしたが、今度はカエルが飛びついてきてびっくり!……というように、だんだん人数が減っていくというお話し。この絵本は作画が秀逸!ポップな色使いと個性的なキャラクターたちのおかげで「Trick or Treat」がとても楽しく描かれています。