2018年6月26日 公開

ネイティブも学ぶ、英語フォニックス教材「Jazzles」がアプリに!

アメリカやオーストラリアの公立小学校でも導入されている、子ども向け英語教材「Jazzles(ジャズルス)」が、アプリになって登場。歌を通して楽しく実用英語を身につけられる最新アプリのアプローチ法とは?開発チームの小向もゆるさんにお話をうかがいました。

子ども向け英語教材「Jazzles」とは?

Jazzles (ジャズルス) VAK英語フォニックスで英語が楽しい! (99916)

「Jazzles(以下ジャズルス)」は、オーストラリア生まれでアメリカ育ちの英語教材です。英語教師で、作詞・作曲家でもあるレスリー・ベスさんが、長年のキャリアの中で「どうしたら子どもたちが楽しく学べて記憶に残るか?」を考え抜いて、創作されました。

Aの歌~Zの歌まで各アルファベットのオリジナルソングが26曲あり、楽しく歌っているうちに、英語の文字と音の関係(フォニックス)を学べるのが特徴です。

もともとジャズルスは、ネイティブが英語を学ぶためのツール。実際にアメリカとオーストラリアの公立小学校でも国語教材として採用されており、「聞く・話す」から「読み・書き」まで、レベルに応じた使い方ができます。

今回、その英語教材がアプリになって登場!アプリには、知識の定着や、読み書きへ発展させるためのゲームやワークも多数搭載されています。

「Jazzles」アプリの開発チーム・小向もゆるさんにインタビュー

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「Jazzles」アプリの開発者・小向もゆるさん。
12~14歳を米国カンザス州現地小中学校に通う。現在はジャズミュージシャンとして活躍しながら、都内・横浜の民間学童保育でジャズルス講師を務める。ジャズルスの歌が大好き。
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今回、アプリの開発に携わった小向もゆるさんは、民間の学童保育でもジャズルスの講師を務めています。

「ジャズルスは、とにかく素晴らしいオンライン教材だけれど、私ですらPCを開けるのが面倒で……」。そんな折、ジャズルスを導入している学童保育施設からも、子どもたちが自宅でも手軽に予習復習を行えるようにしてほしいとの要望があったそう。多くの人にもっと気軽に楽しみながら、英語の世界に触れてほしいという思いで、この春スマホやタブレット向けのアプリサービスにこぎつけたのだそうです。

そんな小向さんに、ジャズルスの魅力や活用法を教えていただきました。
―― ジャズルスとは、どんなものなのでしょうか?

小向さん:まずは、こちらのサンプル動画をご覧ください。この「Bの歌」の動画を見ていただくと、雰囲気が伝わると思います。

【Jazzlesジャズルス】 Blue Bus Blues 英語オリジナル曲 (幼児英語フォニックス)

小向さん:ジャズルスのアルファベットソングは、1曲あたり2分ほど。耳に残るメロディーとストーリー仕立てのアニメーションで構成されています。歌には、各アルファベットではじまる単語がたくさん出てきて、基本フォニックスが習得できます。

このBの歌では、日本人の苦手とする、LとRの発音も練習できるようになっているんですよ。実は、ネイティブの子どもたちでも、LとRとWの音は混同することもあるので、あえてblue, black, brown, bringを歌詞に使っています。Fの曲でも「fr-」や「fl-」が、繰り返し出てくるんですよ。

「Jazzles」の英語学習アプローチとは?

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―― 子ども向けの英語の歌はたくさんありますが、ジャズルスのアプローチが特に優れていると思う点はありますか?

小向さん:まずフォニックスはもちろんのこと、英語を学ぶ上で避けて通れない単語(サイトワード)が豊富なことです。

フォニックスを学び、スペリングルールを覚えると、子どもでもスイスイ英語が読めるようになるのですが、実はそのルールに当てはまらない単語(サイトワード)が存在します。

例えば、the, about, couldなどですね。これらの読み方は、個別に覚えるしかありません。

ジャズルスには子どもが覚えるべき頻出サイトワードの75%も網羅しているため、ここで基礎を固めておけば、どんな児童書も読めるようになります。

サイトワードがこれだけ盛り込まれた英語教材の歌は他にはない!と断言できるほど、自信を持っています。
また、日本で歌われる子ども向けの英語の歌には、英単語を並べただけのものも多いですが、ジャズルスの歌詞は、きちんと文章になっている点も強みです。

例えば、有名な"Head Shoulders Knees & Toes"という曲。体を動かせるとても楽しい曲ですが、体の部位(名詞)と、接続詞のandのみで構成されています。

ジャズルスには、口語表現のほか、実用センテンスがたくさん入っているので、覚えたら動詞や名詞を入れ替えるなどの応用ができるんですよ。
―― 小向さんは、ジャズミュージシャンとしても活動をされていますね。ジャズルスのアルファベットソングをはじめて聴いたとき、鳥肌が立ったとうかがいました。

そうなんです!A~Zまでの26曲は、それぞれ世界中のいろいろなリズムを使っているのに感動したんです。ロックはもちろん、ブルース、ボサノバ、ラテン、ジャズ、ビッグバンドスウィング……など、幅広いジャンルの音楽に触れ合える点も魅力ですよ。

例えば、Vの曲「Volatile Volcanoes」は火山をテーマにした曲ですが、音楽はハワイアンのリズムです。歌を覚えたら英語だけでなく世界の文化や地理、自然科学など、教養も学べる曲がたくさんあるんです。自分のライブで歌ってしまうくらい、音楽として優れていると思いますね。

家庭でできる「Jazzles」の活用法とは?

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教室ではゲームが宿題になるそうです。喜んで取り組む生徒さんの顔が浮かびますね!
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―― わが家には、幼稚園児がいるのですが、ただ歌っていればいいものなのでしょうか?

小向さん:そうですね……幼児期は、それで充分です。いや、別に歌わせなくてもよいです。これまでの経験上、子どもたちは気に入った歌は、無意識のうちに鼻歌で歌っています。

また、アニメーションの真似をしながらジェスチャーをつけて、踊ってみるのもおすすめですよ。曲の雰囲気を体で感じてみてください。
―― 私も知らない単語が出てきたら!?英語教材を前にすると親も不安になります……。

小向さん:全く問題ないです!実際ジャズルスの歌には、帰国子女の私でさえはじめて耳にした単語や、英検準1級程度に分類されている難しいボキャブラリーもいくつか含まれます。でもそれが「生きた英語なんだなあ」と思って、気にしなくて大丈夫。だって言葉ですから。日本語でも日々、わからない表現が出てくることはありますよね?

さきほどのBの歌も、「バス(bus)に荷物を忘れたから今、ブルー(blue)な気持ちなのか」などと、なんとな~く感じてもらえばいいのです。

この「なんとな~く」がとても重要です。「なんとな〜く」気になるものは、意外に記憶に残ります。ある日、別のフレーズの中にこの「なんとな〜く」気になっていた単語が出てくることで、その状況から言葉の意味を学習するのです。
―― 26曲のどこから手をつけたらよいでしょうか?

小向さん:お子さんが気に入った曲からで大丈夫です!私の息子も、BとWとTが好きで、繰り返し聴いたり歌ったりしています。子どもの順応性は高いので、何度も聴いて歌ったり、ゲームで遊んだりしているうちに、不思議と力がついていくのです。

ちなみに、教室で教えるときは、A→B→Cというアルファベット順ではなく、「Carnine Order」と呼ばれる順序で教えています。A→M→T→S……の順ですね。これは26文字のうち、頻度の高いものから学んでいくことで、より効率的で効果的に学べる仕組みです。

さらに教室では、オリジナルのワークシートを使って、歌って覚えた英語を使える英語に導いていきます。
Jazzles (ジャズルス) VAK英語フォニックスで英語が楽しい! (99997)

――ジャズルスをさらにもっと知りたい、活用したい!と感じた方は、教材として使っている教室や学童保育でレッスンを体験されると良いですね。本日は、ありがとうございました。

小向さん:ありがとうございました。ご興味のある方は、教室でもお待ちしております!

アプリの体験方法は?

ジャズルスのアプリは、App StoreとGoogle Playでリリースされていますが、利用するには、申し込みフォームからユーザー登録が必要です(登録料無料)。

アプリをダウンロードの上、以下よりお申し込みください。追って、「info@jazzles.jp」よりログインIDとパスワードのメールが送られてきます。

トライアル期間は、最大2カ月。個人向け価格は未定です(2018年6月現在)。

早速、筆者もアプリを体験してみました!

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アプリでは、アルファベット26文字に対応したフォニックスソング、オーディオブック、カラオケがついており、単語ゲーム、センテンスゲーム、ぬりえなど、計7種類のゲームで遊びながら、頻出単語を習得できます。
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画面のアイコンがすべて英語表記で、一瞬「え……!」とたじろぎましたが、現代人の息子たちはそんなのお構いなし。

タブレット等のボタンをポチポチ押しては戻り、あっという間に使い方をマスターしていました。気になった曲を何度も視聴するので、メロディーがいつの間にか頭に残ります。

真面目な筆者は、こっそり歌詞のページを見て覚えようとしたのですが、息子たちは聴こえたままを元気に表現していました。英語の勉強などいう、雰囲気はゼロ。テレビを見るように、ただただ親子で楽しい時間を過ごしています。
Jazzles (ジャズルス) VAK英語フォニックスで英語が楽しい! (101318)

もちろん、ゲームもワークもすべてオールイングリッシュ!……ですが、子どもは抵抗なく楽しめるものですね。

終わりに

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小向さんにプチレッスンをしてもらった11カ月のわが家の末っ子。赤ちゃんでもノリノリでした ♪
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今回のインタビューでは、ジャズルスの解説にとどまらず、英語学習のノウハウをたくさん教えていただきました。幼児期に培った英語力のベースは、きっと将来、役に立つに違いありません。

興味を持たれた方は、ジャズルスの魅力がぎゅっと詰まったBの歌をまずは試聴してみてください。おすすめです!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

福岡すみれ 福岡すみれ  東京都在住、3人のやんちゃな男の子のママです。外遊びが大好きな息子たちと日々いろいろな公園を巡りつつ、3度の食事(とおやつとお酒)を何よりも楽しみに過ごしています。