2018年11月7日 公開

電話のかけ方を知らない子が急増中!使い方とマナーを教えよう

携帯電話が普及した現在、子どもたちにとって電話は「1人1台ずつ持つもの」になり、取り次ぎをお願いする方法やマナーを知らない子どもが増えています。上手な電話応対の方法や、緊急時の公衆電話の使い方を意識的に教えてあげましょう。

電話のかけ方を教える機会が減っている

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alexkich / Shutterstock.com
携帯電話が普及する前は、自宅の固定電話を家族全員で共有するのが当たり前でした。

そのため子どもたちも、電話をかけるときは「友人の親が出る」ことを前提にしていたので、取り次ぎをお願いする方法などを自然と学んでいました。

でも今は、多くの子どもたちが自分専用の携帯電話を持っています。携帯電話を子どもたちの間だけで使うのに慣れてしまうと、目上の方に電話をかけるときや、携帯電話を使えないときに困ってしまうかもしれません。

電話の受け答えの方法やマナーを、今は意識的に子どもに教える必要があるのです。

電話のマナーは何歳ごろから教える?

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NARONGRIT LOKOOLPRAKIT / Shutterstock.com
子どもが小さいうちは、電話を持たせても遊んでしまうことも多く、電話の応対を教えるのは難しいものです。

小学生になると、親から離れて活動することも増え、子ども用の携帯電話を持ち歩く機会も多くなります。

そのため小学校に入る前、5~6歳ごろから、電話を使う練習をはじめておくのがおすすめです。

電話のかけ方を教える

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MIA Studio / Shutterstock.com
まずは電話のかけ方から教えましょう。

電話をかける相手は、親族や仲の良いお友だち家族などが良いでしょう。あらかじめ「子どもが電話をかける練習をするので付き合って欲しい」と伝えておくとスムーズです。

基本的な電話のかけ方は次のとおりです。

1. 自分の名前を名乗る
2. あいさつをする
3. 誰と話をしたいのかを伝える
4. 用件を話す
5. 終わりのあいさつをする

せっかくなので、「〇〇幼稚園〇〇組の〇〇です、こんにちは。〇〇ちゃんはいますか」のような、ていねい語を使ったフレーズで教えることをおすすめします。「電話口ではていねいに話すもの」という意識が身につきますよ。

電話の受け方を教える

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MIA Studio / Shutterstock.com
電話をかけるのに慣れてきたら、今度は電話を子どもに取らせてみましょう。

いきなり外からの電話を受けさせるのではなく、親族や仲の良い友人に電話をかけてもらい、何度か練習をしておきます。きちんと応対できないうちに電話口に出してしまうと、かけてきた相手を困惑させてしまう上、子どもも恥をかく可能性があるので、避けた方が良いでしょう。

電話の基本的な受け方は次のとおりです。

1. 「はい、もしもし」と言って電話に出る
2. 「〇〇さんですか?」と聞かれたら「はい、そうです」と応える(防犯のため、自分からは名乗らない)
3. 相手が誰かわからないときは「どちらさまですか?」とたずねる
4. 知っている相手の場合はあいさつをする
5. 「お母さん(お父さん)にかわりますので、お待ちください」と伝えて電話を親に渡す

電話をかけるよりも出る方が難しいので、固定電話がある場合は、その近くに電話の受け方や言い回しを書いて貼っておいても良いかもしれません。

親が不在のときの対処法も教えよう

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電話の使い方を教えるときは、親が不在時のときの対処法もあわせて伝えましょう。

未就学児~小学校低学年のうちは、「不在時は電話に出ない」とするか、もしくは「決められた相手(親や親族など)以外は出ない」と決めておくのが良いでしょう。

伝言などを受けられる年齢になっても、防犯のために「親は今いません」ではなく、「親は今手が離せない」と言うように決めておくと安心です。

公衆電話を使ってみよう

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携帯電話が普及し、公衆電話の数もずいぶん減ってしまいました。公衆電話を使ったことのない子どもたちも多いようです。

携帯電話は便利ですが、いつでも手元にあるとは限りません。1人で出歩く機会の増える小学生になったら、緊急時にも対応できるよう、公衆電話の使い方も教えておきましょう。

生活圏のどこに公衆電話があるのか子どもと一緒に確認し、実際に公衆電話を使って電話をかけてみます。

子どもが電話番号を覚えられるなら、一番親につながりやすい番号を教えておきましょう。もしくは、小さなカードなどに緊急連絡先を書いて、外出時は常に持たせておくのもおすすめです。

電話を通じて言葉遣いの大切さも教えよう!

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筆者は、小学1年生の終わりごろには「〇〇小学校1年1組の青海です。〇〇さんはご在宅でしょうか。学校からの連絡網の内容をお伝えしたいのですが」と、自分で電話をかけていた記憶があります。

当時は電話の連絡網しかなく、友人宅に電話をかける機会も多かったので、親の言い回しを紙に書き写して覚え、そのまま使っていました。

親の言葉をまねしているだけで、敬語を使っているという意識もあまりありませんでしたが、友人のご両親に「とてもていねいな電話で驚いた」と褒めていただいたことも多く、言葉遣いやマナーの大切さに気づく良いきっかけになったと思っています。

電話の受け答えを学ぶのは、言葉遣いやマナーの重要性を知る入口にもなります。ぜひ時間を作って、子どもに電話の応対方法を教えてみてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

青海 光 青海 光  都内在住、二児の母。大学卒業後、子育てをしながらIT企業でフ ルタイム勤務をしていましたが、夫の海外赴任に伴い退職。カオスなインドで3年ほど暮らしました。帰国後はライターとして 、育児やライフスタイルに関する記事を中心に執筆しています。楽しく・読みやすく・有益な情報をお届けします!