2017年5月27日 公開

出産ギフトにも最適!木で作る【赤ちゃんのはじめてのスプーン】

「なんでも買える時代だからこそ、ぬくもりのある手作りのものを大切にしてほしい」。そんな思いを届ける福岡県福津市の「みんなの木工房。テノ森」。木で手作りする「赤ちゃんのはじめてのスプーン」講習会の様子と、出産祝いにもおすすめの木のスプーンの魅力をご紹介します。

はじめてだから、安心でぬくもりが感じられる木製を

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赤ちゃんがはじめてスプーンを使うのは、5~6カ月の離乳食開始のころからです。

最近では、さまざまな離乳食用のスプーンが売られています。かわいいデザインやカラフルな色のものもたくさん。でも、赤ちゃんがはじめて口にするスプーンは、安心・安全である素材で作られているものを選ぶのは、大事なことではないでしょうか。

みんなの木工房「テノ森」では、ラッカー塗料やウレタン塗料を使わず、クルミオイル仕上げの木のスプーン作りを教えています。できあがったスプーンは安心・安全。さらに木製のスプーンは、冷たからず熱からず、いつでも自然なあたたかみを感じられます。

また、手作りすれば、世界でたったひとつしかない、心を込めた贈り物にもなりますね。

赤ちゃんの口の大きさに合わせた浅くて細い木のさじ

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今回、筆者が参加したのは、「テノ森」の主宰者である細井護さんが講師を務める「赤ちゃんのはじめてのスプーン」講習会。

こちらで作るスプーンは、パパママが赤ちゃんに食べさせやすいよう、取っ手を長くし、赤ちゃんの口に合わせて“すくい”を細めで浅い形にしているのが特徴です。

まず、四角い板に細長いスプーンの形を鉛筆で下書きし、糸ノコを使って、スプーンの形に切りだすところからはじめます。

糸ノコで全体の形を切り出したら、ノミとナイフで慎重にすくいの部分(スプーンの口に入れる部分)を掘り出していきます。

なめらかな口当たりに仕上げるために……

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その後は、サンドペーパーで磨いて、ていねいに角をとり、丸みを出していきます。サンドペーパーをかけてはお湯で数十秒茹で、またサンドペーパーをかけるという作業を数回繰り返します。

この作業を繰り返すことで、徐々にスプーンの表面がなめらかになっていきます。特に、赤ちゃんの口があたる“すくい”の部分は念入りに。赤ちゃんの小さなお口をイメージしながら、丹念にサンドペーパーをかけていきます。

仕上げには、クルミオイルを塗り込み、乾いたら完成です。

ちょっとくらいゆがんでいるのもご愛嬌。自分で作ったスプーンには、なんともいえない愛着がわきます。

わが子に作るもよし!友人の出産祝いにもおすすめ

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細井さんは「誰にでも作れますよ」と言いますが、慣れない道具を使った作業は、簡単とはいえないところも。でも、だからこそ、できあがったときは感動もの。「難しいなんて言いながらも、みなさん、なかなか素敵な作品を作られますよ」と細井さんは話します。

これから生まれてくる自分の子どもに思いをはせながら作るもよし、親しい友人の出産祝いに作るもよし。手仕事のひとつひとつの動作に、「赤ちゃんへの想い」が込められた素敵な贈り物になりそうですね。

世界にひとつだけの手作りに価値がある時代

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「あれもこれもと、どんどんモノが増えることが豊かになるということなのでしょうか?」 と問いかける細井さん。こちらの工房で「時間をかけ、心を込めて作られたものを長く大切に使うことが、豊かな暮らしを作ることを伝えていきたい」そうです。

「赤ちゃんのはじめてのスプーン」以外にも「赤ちゃんのはじめての器」「赤ちゃんの箱いす」「絵本棚」「ベンチな子ども机」など、年間を通じてさまざまな講習会を開催しています。

暮らしの中で必要なものや大切な人への贈り物を手作りで作ることの良さを伝え、そしてもっと多くの人に木のぬくもりがあるものを使ってもらえることが細井さんの願いだとか。

「テノ森」 細井護(ほそいまもる)さん プロフィール

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1973年北海道南茅部町(現函館市)生まれ。大学で美術専攻。白老のTOBIUアートコミュニティで制作活動をはじめる。星野道夫に影響され、アラスカ州フェアバンクスに1年間滞在し、取材と彫刻制作。財団法人札幌芸術の森にて木工専門員として勤務した後、世界一周航空券で各地を巡り、制作・展覧会を開催。その後、ネパールへ戻り3年間制作活動。2013年秋、家族と共に福岡県福津市に移住し「テノ森」を開設。木工講習会を年間50コース開催。
こちらの工房に伺って、講習を受けてみたくなりますね!

実際に伺うのが難しい方も、これをきっかけに、手作りの木のカトラリーを購入したり、家庭で手作りに挑戦してみるのもおすすめです。木のカトラリー作りのための本もありますよ。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

宮本ちか子 宮本ちか子  フリーランスエディター、ライター&コーディネイター。ネパールのポカラ在住。広島県の瀬戸内海の島育ち。東京での会社員時代は、マーケティング会社の編集部でマーケティング情報誌や、社内報、会社案内などの編集、ライティングを担当。その後ネパールのポカラにて宿を15年間経営。ネパール人夫と娘の3人家族。現在は、フリーランスライター、仕入れサポート、プライベートガイドとして活動中です。