2018年5月27日 公開

おもちゃの数を減らすと、子どもの集中力と創造力がアップする!?

子どもに与えるおもちゃの数を減らすと、創造力と集中力が高まるとという効果が、アメリカ・トレド大学の研究で判明しました。今回はその驚きの研究内容をお伝えするとともに、実際に筆者が与えるおもちゃの数を減らして得たメリットも紹介します。

おもちゃが散らかった部屋をどうにかしたい!

Music Kids Children · Free photo on Pixabay (97337)

「子どもが集中して一人遊びしてくれない」や「おもちゃを散らかすだけ散らかして、なかなか遊んでくれない」。

これは、多くの親御さんが持つ共通の悩みだと思います。私もそうでした。2歳の息子は、おもちゃ箱をひっくり返すだけで、集中して一人遊びができませんでした。

でもアメリカの大学の研究結果を参考に、あることをしただけで、集中して遊ぶようになったのです。

その「あること」とは、おもちゃの数を減らすこと。

おもちゃは少ない方がいい!?驚きの研究内容とは

People Kid Child · Free photo on Pixabay (97338)

アメリカ合衆国オハイオ州に位置するトレド大学が、乳幼児とおもちゃの数に関するユニークな実験を行いました。

実験に参加したのは、18~30カ月までの36名の乳幼児たち。

実験内容は、子どもたちに90分間遊んでもらうだけ。しかし、条件があります。1回目には16個のおもちゃを子どもたちに与え、2回目は4個のオモチャしか与えませんでした。

結果、少ないおもちゃを与えたときの方が、1つのおもちゃで遊ぶ時間が2倍ほど長くなったのです。

1つのおもちゃで遊ぶ時間が長くなったということは、子どもが集中する時間が長くなったということ。

また、1つのおもちゃでさまざまな遊びを行ったので、創造力が発揮された可能性も高くあります。

この結果を受けて研究員たちは、一度にたくさんのおもちゃを子どもに与えるのではなく、与えるおもちゃの数を制限させるべきだと結論付けました。

さっそく、筆者もおもちゃの数を減らすことに挑戦

トレド大学の研究を読んだとき、直感的に「これは試してみるべきだ!」と感じました。

私たち夫婦は、いつも息子に大量のおもちゃを与えていましたし、子どもの手の届くところにすべてのおもちゃ箱を置いていたのです。
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たくさんおもちゃ箱を作るのがカギ。あくまでもポイントは、一度に与えるおもちゃの数を少なくすること。
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一度に与えるおもちゃの数を少なくするために、まずはおもちゃ箱をたくさん作らなければいけません。

段ボール箱やスーパーで無料でもらえるボックスの中に、おもちゃを少しずつ入れていきました。そして完成したのが、車のおもちゃ箱・電車のおもちゃ箱・ブロックのおもちゃ箱・その他のおもちゃ箱の計4種類のおもちゃ箱。

最初はもっとおもちゃ箱を用意しましたが、よく遊ぶものが決まってきたので、使わないものは分けて、他の場所で保管しています。

おもちゃ箱を作ったら、子どもの手が届かない場所に置くだけ。うっかりと床にでも置いていたら、瞬時にすべてのおもちゃ箱がひっくり返されるので要注意です!

私たちはクローゼットの上に置いています。置き場所のポイントは、子どもの手は届かないけど、子どもから見えるところに置くこと。

そうすることで、子どもは指をさして欲しいおもちゃを伝えられるのです。

創造力も発揮されるし、部屋も驚くほどスッキリする!

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ミニカーを積み木代わりに。新しい遊び方を発見して、創造力アップ!?
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おもちゃを少しずつ与えることで、息子は驚くほど集中して遊ぶようになりました。

また、与えるおもちゃの数が減ったので、お片付けが楽になりました。いつもおもちゃで散らかっていた部屋も、今では驚くほどスッキリ!
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分解したタイヤの上に、木材とブロックを置いて車の完成!
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唯一のデメリットとしては、創造力が発揮され過ぎたことでしょうか。

ミニカーの分解と組み立てにハマってしまい、多くのミニカーが修理不能状態になってしまいました。

ただ、分解したパーツを組み合わせて、新たな車を楽しそうに作り出しているので大きな問題ではありません。

最後に

研究結果によると、おもちゃは数多く与えればいいというわけではないようです。「子どもは退屈するのが仕事」とは、よくいわれますよね。

子どもが退屈すると、親に構ってほしがるため、仕事や料理に集中できないからと、その度にスマホや新たなおもちゃを与えるのは良い考えではないのかもしれません。

与えるおもちゃの数を少なくすると、子どもは頭をいっぱい使って、限られた道具の中で退屈を紛らわせようとします。だから、集中力と創造力が伸びるのかもしれません。

子どもは遊びの天才。限られたおもちゃの中で、お子さまがどのような創造力を発揮するのか見てみてください。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

奥川駿平 奥川駿平  2015年大学卒業後にアルゼンチン人嫁と結婚するために移住。同年8月には息子が生まれ、現在はフリーライターとして活動中。アルゼンチン人のユニークな子育て情報について発信します。