2019年01月07日 公開

陣痛間隔2~3分まで待機指示!でも痛みで我慢できず……出産編(2)【英国すくすくレポ】

強い陣痛がはじまり、間隔も10分以下になったものの、自宅待機が決定してしまった前回の【英国すくすくレポ】出産編(1)。痛みに耐えながら、夫と帰宅することになってしまいました。無事、出産にこぎつけることができるのでしょうか!?

強い陣痛がはじまり、間隔も10分以下になったものの、自宅待機が決定してしまった前回の【英国すくすくレポ】出産編(1)。痛みに耐えながら、夫と帰宅することになってしまいました。無事、出産にこぎつけることができるのでしょうか!?

破水後、自宅待機中にできることが意外だった……。

子宮口はまだ1㎝という遠い道のりを宣告された私たちでしたが、良いニュースもありました。

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この言葉を聞けて、少なくともゆっくりではあるけれど、出産へ近づいていることがわかり、勇気をもらうことができました。

破水しているので、感染症を防ぐために翌朝になっても状況の変化があまりない場合は、陣痛促進剤を使用することも決まり、翌朝7時半の予約をとりました。

それ以外で、今できることは「陣痛間隔が短くなり、子宮口が開くこと」を祈るだけ……(これが地味に辛い)。

なかなか強い痛みに泣きそうになりながらも、ミッドワイフにお礼を言って病院を後にしました。

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自宅待機中は、体温測定や羊水の色のチェックをすること、具合が悪くなったら、すぐに病院に連絡をするようにと指示をされました。そして、可能な限り食事をして水分を摂り、陣痛が進むように運動をしながらも、体力を残しておくために寝ておくこと、リラックスを心がけてくださいと言われました。

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驚いたのは、「破水をしていても入浴・シャワーはOK」と言われたことでした。

日本の情報サイトでは、「破水→入浴・シャワーNG!」と書いてあるものを多々見かけたので、違いに驚いてしまいました(ただし、入浴剤の使用は使用不可です)。

怖かったことと、痛くてそれどころではなかったので、私はパスしましたが……(医療機関それぞれの見解がありますので、かかりつけ医の指示に従ってくださいね)。

痛みが来たときは「いーたーい!」と大声で叫んでみるとか(かなり迷惑)、「ウォォォー!」とライオンのように吠えてみたり(野生化)、「この張ったお腹の中で赤ちゃんが一生懸命頑張っているんだ!」と思うと、辛いながらも痛みに耐えることができていたのですが……(この時点ですでに数時間経過)。

陣痛間隔4分になったころ……

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とうとう、体力気力も底をつきはじめ、非常に心細くなってしまいました。「この痛みに終わりは来るの……?」

痛みも、行動やバランスボールなどでは逃せないほど強くなり、間隔が2~3分になるまで待つなんて無理!と、夫に頼んで病院へ連絡をとってもらったところ、「受け入れOK!」に。

車まで歩く一歩一歩の間にも、陣痛の波が来てうまく歩けない……。痛い、でも頑張らなきゃ……そんな気持ちがぐるぐる頭の中をまわりながら、必死に車に乗り込みました。

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ガス&エアーという和痛分娩のガスを使わせていただいていて、最初はそれでなんとかしのげていたのですが、だんだん吸うことにも疲れ……(数時間ガスが出る吸引口を使っていたので口が疲れてしまったのと、お酒に酔っぱらったときみたいな思考回路になってきた)、そしてガスが効かずに痛みが耐え難いものに。

最初の痛み開始から約20時間。もう、永遠にずっとこのままだったらどうしよう……?なんて悲観的になっていました(そんなわけないんですけどね!このときは冷静さは皆無でした。苦笑)。

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見かねたミッドワイフさんが「お風呂に入ってみない?」と温かい湯船につかることを提案。破水をしていたので迷ったのですが、大丈夫とのことで、藁にもすがる思いで試してみることに。

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あれれ?すごい!陣痛が格段に楽になってきたではありませんか!(すぐに効いたわけではありませんが、入っているうちに、ふーふーと呼吸をすると、なんとか陣痛を乗り越えられる程度になってきました)。

そして、そのうちに……なんと、だんだん陣痛が楽になってきて、そしてついには、陣痛が遠のいてしまいました(困った……)。

陣痛が遠のくって、それじゃあ出産はどうなってしまうの?と焦る私。陣痛は戻ってくるのでしょうか!?

次回の出産編(3)へ続きます。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

いしこがわ理恵
いしこがわ理恵

在英12年目ハンドメイド好きの2児の母。武蔵野美術大学卒業。現在は教育に携わる仕事の他に、日本にルーツのある子どもたちを対象とした日本語子ども会活動・児童文庫活動も行っています。興味の範囲が幅広いので、常にいろいろな方向にアンテナをはりつつ情報収集が日課です。ハッピー子育てに役立つ情報をみなさまにお届けできれば嬉しいです。Instagram @rie.ishikogawa