2016年10月14日 公開

【しつけの中の叱り方】子どもに伝わる方法とは?

しつけとは、社会でしっかりと生きていくためにパパやママがお子さまへ伝えたい大切なことです。しつけの中では叱ることが必要な場面がたくさんあります。そんなとき、お子さまにしっかりと伝わる叱り方をしたいですよね。今回は場面別にお子さまに伝わる叱り方を紹介します。

しつけとは、社会でしっかりと生きていくためにパパやママがお子さまへ伝えたい大切なことです。しつけの中では叱ることが必要な場面がたくさんあります。そんなとき、お子さまにしっかりと伝わる叱り方をしたいですよね。今回は場面別にお子さまに伝わる叱り方を紹介します。

まずは確認しよう「叱る」と「怒る」の違い

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「叱る」と「怒る」、実は全然違うことなんです。
「怒る」とは、「ダメだって言っているでしょ!」と自分の感情を相手にそのままぶつけることです。
こうした怒り方ばかりしていると、お子さまは「パパやママが怖い顔をしている」と感じてしまい、言われている内容よりもパパやママの顔色をうかがうようになってしまいます。
逆に「叱る」とは、冷静に「なぜいけないのか、どうすればいいのか」を注意することです。

たくさんの人がいる場面での叱り方とは

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例えば電車内でお子さまが外の景色を見ようと靴のまま座席に上がってしまった場合、どのように声をかけますか?

パパやママが「やめなさい!!」と大きな声で怒るのはよくありません。
大きな声は周りの人に迷惑ですし、人前で怒られるとお子さまの自尊心も傷つけてしまいます。
こういった場合はまずお子さまに座るようにお話しし、そして迷惑にならない程度の声の大きさで「みんなが座るところだから、土足のまま上がってはいけない」と理由をきちんと説明しましょう。
こうすることで周りの人に迷惑をかけることなく、お子さまにもしっかりとしつけをすることができます。

お友だちに乱暴なことをしてしまったときの叱り方とは

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お子さまがお友だちを叩いてしまったり、噛んでしまったときにはどう叱るのが適切なのでしょうか。

まずは、お子さまに乱暴なことをしてしまった理由を聞きましょう。
「お友だちのおもちゃが欲しかった」などきっと理由があるはずです。
理由を聞いたら「お友だちのおもちゃが欲しかったのね」とまずお子さまの気持ちに共感してあげましょう。
そして、「どういう理由であってもお友だちを叩いたり、噛んだりしてはいけない」と注意をします。
最後に「いけないことをしたら、きちんとごめんなさいしようね」と仲直りの方法を教えてあげましょう。

お友だちとのトラブルはたくさんあります。しかしこういったしつけをすることでお子さま自身が少しずつ自分の力で解決していけるようになるのです。

食事の時間はしつけの絶好のチャンス!

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食事の時間はお子さまにしつけを教えるうえで絶好のチャンスです。

遊び食べをしたりしていませんか?
「ちゃんと食べなさい!」と怒ってしまうと、お子さまには「ちゃんとってどういうこと?」とパパやママが伝えたいことが伝わりません。
「食べ物はたくさんの人の力で食卓まで運ばれてきていること」をきちんとお子さまへ説明し、そして「食べ物は大切なものなので遊んではいけない」「一緒に食事をする人と楽しく食べるためにマナーを守らなくてはいけない」ことを伝えましょう。

お子さまに根気強くしつけをすることで、レストランやよそのお家での食事の際にも自然とマナー良く食事をすることができます。

命に関わるような危ない場面での叱り方

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お子さまが道路に飛び出そうとしたり、命に関わるような危ないことをしてヒヤリとしたパパやママもいらっしゃるのではないでしょうか。

こういった命に関わる場合には「ダメ!」と強く叱ることが必要です。
そして「道路に飛び出すと車にひかれて死んじゃうんだよ!死んじゃったらパパもママも悲しくて泣いちゃうよ!」と理由とそれによってパパやママがどう感じるのかを伝えます。
いつもとは違う、緊迫したパパやママの雰囲気や強い口調からお子さまは「ただごとではない」ことを感じることができます。

場面に応じた叱り方でお子さまを上手にしつけよう

お子さまを上手に叱ることはなかなか難しいことです。お子さまに本気で向き合うとどうしても感情が先になってしまったり、何度も何度も同じことをされるとイライラしてしまいますよね。しかし、しつけは社会で生きていくうえで欠かせないものです。上手に叱ることでお子さまにしつけを身につけてもらえるようにパパやママもがんばりましょう!

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この記事のライター