秋田県の大曲、新潟県の長岡とともに「日本三大花火大会」のひとつとして知られている、日本有数のすばらしい花火が堪能できる大会です。名前の通り競技大会の形式をとるこの花火大会では、全国から腕利きの花火師が集い、日本一を目指してその技術を競います。

【会場】土浦市佐野子地内桜川畔（学園大橋付近）

【アクセス】
電車：JR常磐線土浦駅より徒歩約30分　またはシャトルバスで約30分
車：東京方面から　常磐自動車道　桜土浦IC降車　国道6号経由　約5km
※大変混雑するため、なるべく公共交通機関をご利用ください

【駐車場】
約5,000台（有料・無料）

また当時から秋の実りを祝い、農民の労を慰労するという目的もあったと言います。これが全国でも珍しい秋開催の花火大会のゆえんです。

そして昭和21年からは、花火師がその腕を競い合う現在の競技大会形式となりました。

大会中頃に競技とは別で披露される「土浦花火づくし」は、会場の桜川を無数の花火が乱舞する迫力のワイドスターマインが楽しめます。

競技部門でもスターマインは花形で、土浦の花火大会はスターマイン日本一を決める大会とすら言われるほど。さまざまな花火が音楽とともにリズムよく打ち上がる、鮮やかな色の競演は圧巻です。

土浦の競技大会では通称・尺玉と呼ばれる10号玉の部があります。直径30センチ、重さは7キロの10号玉が、東京タワーと同じくらいの高さ330メートルまで打ちあがり、頭上で輝く花火の大きさはなんと直径約300メートル。

最高到達点で完全な円形になるように爆発させるには、高い技術が必要とされています。

動物やキャラクターなど、子どもたちの歓声があがりそうなデザインのものも多く、従来の花火とはひと味違ったユニークな作品が目白押しです。新しい技術や斬新なアイデアを競う部門なので、「日本で初めて」という花火を目にすることができるかもしれません。

土浦の花火大会では仮設トイレが約600ほど用意されますが、混雑するので直前になって慌てないように、早め早めにすませておきましょう。またトイレットペーパーはないので、持参することも忘れずに。