秋の楽しい遊びのひとつ「どんぐり拾い」。拾ってきたものを、そのままお店屋さんこっこやおままごとの小道具にしてもいいのですが、せっかくなら手作りオモチャにチャレンジしてみませんか? どんぐりの下処理の方法も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
どんぐりを拾ったら遊ぶ前にまず「下処理」を!
大きな虫食い穴があれば一目瞭然ですが、たくさんあるどんぐりの実を、全部を選別することはなかなか難しいことです。
そこで、ご家庭で簡単にできるどんぐりの下処理の方法を2種類ご紹介します。
【鍋で煮る方法】
(1)鍋に水を張り、どんぐりを入れます。
(2)浮かんできたどんぐりは、虫が食べて中身が軽くなっている可能性があるので、捨ててしまいましょう。
(3)残ったどんぐりを鍋で5~10分程度煮てから、新聞紙などに広げで、天日で干します。
【冷凍する方法】
(1)冷凍用の保存パックに入れて1週間ほど冷凍します。
(2)新聞紙などに広げて、天日で干します。
どちらの方法も注意ポイントは、充分に乾燥させること。
湿気が残っていると、カビの原因になります。
下処理をしないままでどんぐりを置いておくと、「気づいたらガサゴソと虫が出てきた!」
などということもありますので、必ず下処理をしてからどんぐりで遊んでくださいね。
楽しいどんぐり工作!簡単に作れる「コマ」
パパママも、子どものころに遊んだ記憶があるのではないでしょうか?
作り方はとても簡単ですので、まずはコマからチャレンジしてみましょう!
【材料】
・どんぐり
・つまようじ(または木の枝)
【道具】
・キリ
・木工用ボンド
・カッター
【作り方】
(1)どんぐりの頭にキリで穴をあけます。
(2)つまようじを半分ほどに折ります。とがった方は使いません。
(3)つまようじの折口にボンドをつけて、どんぐりに差し込みます。
(4)乾燥させたらできあがりです。
キリで穴をあける作業はケガの危険性があるので、必ず大人がやりましょう。
木の枝を使う場合、差込口をカッターで削っておいた方が差しやすいですが、この作業も大人がやりましょう。
子どもがキリを使うのは難しいですが、ペイントするのは簡単なので、子どもに任せて工作を楽しんでもらいましょう!
楽しいどんぐり工作!バランスが大切「やじろべえ」
やじろべえを作るときに大切なのはバランス! 腕の部分に使う竹串や木の枝はできるだけ同じ長さに、重しに使うどんぐりは同じ大きさにしましょう。
【材料】
・どんぐり3つ
・つまようじ(または短めの木の枝)1本
・竹串(または長めの木の枝)2本
【道具】
・キリ
・木工用ボンド
・カッター
【作り方】
(1)1つのどんぐりのお尻にキリで穴をあけます。
(2)短くしたつまようじまたは木の枝に、ボンドを付けて差し込みます。少し太めの木の枝の方が安定感は出ます。
(3)残りの2つのどんぐりのお尻にもキリで穴をあけ、手の部分の竹串または木の枝にボンドを付けて差し込みます。
(4)中心のどんぐりの左右にキリで穴をあけます。(3)のどんぐりが付いてない方を、ボンドを付けてから差し込みます。
(5)手で持ってみて、バランスが取れる位置を探しながら手の角度や向きを調整します。ボンドが乾く前にバランスが取れる位置を見つけましょう。
※木の枝を使う場合は、適当な長さに切って、差し込む方をカッターで細く削ると作りやすいです。
こちらも、どんぐりにペイントしたりお顔を描いてもいいですね。写真のやじろべえは、100円ショップでも売っている目玉シールを貼りました。
楽しいどんぐり工作!色を塗ってかわいい「トトロ」
丸いどんぐりを見つけたら、ぜひトトロを作ってみましょう!
【材料】
・どんぐり
・つまようじ
・アクリル絵の具(白、黒)
・工作用カラーペーパー(緑、茶色)
【道具】
・キリ
・木工用ボンド
【作り方】
(1)どんぐりのお尻にキリで穴をあけます。
(2)つまようじの先端にボンドを付けて、差し込みます。
(3)つまようじを持って、白い絵の具でお腹と目を描きます。
(4)白い絵の具が乾いたら、黒で目を入れ、鼻とヒゲ、お腹の模様を描きます。
(5)緑のカラーペーパーで葉っぱを、茶色のカラーペーパーでトトロの耳を作ります。葉っぱは真ん中で山折り、谷折りをして折り目を付けます。ボンドで耳をどんぐりに付けてから、かぶせるように葉っぱを付けます。
アクリル絵の具がない!という場合は、修正ペンと油性マジックでもOKですよ。カラーペーパーも、折り紙でも大丈夫です。
紙粘土で写真のように土台を作ると、好きな場所に飾っておくこともできます。